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検診で紙をもらわなければ大丈夫?ホント?

コロナ禍で大雨のうちに2020年が半分以上過ぎてしまいました。

ちまたでは集団検診が行われたようですね。
検診の紙を当院でも見かけます。

今年は特にコロナ禍は続きますね...
とは言え生命を大切に生きていかねばなりません。

しかもお子さん達はまだまだ先の長い人生に打ち勝つ体力気力を守るために、命の源として食事をして行かねばなりません。

そのための歯はとても大切にしないといけない道具です。
ですので検診事業はコロナ禍でも行われているわけです。


当院も安全に行える検診時期と新しい方法を保育園さんと話し合いながら決め進め、ようやく保育園検診が終わりました。

この時期によく当院で聞く言葉があります。

「〇〇で紙をもらって来なかったので」
〇〇には保育園・幼稚園・学校を入れて下さい。


この紙とは、この時期行われているそれぞれの集団検診で「要チェック」、
つまり「一回歯科で診察してもらって下さい」という紙のことです。

例えばお子さんの一人はもらったけれど、もうは一人はもらってない、とか、
紙をもらってなかったのに歯に穴が開いた、
もしくは生え変わりの歯が痛いと言っている
...などの時にこの言葉はよく出てきます。

集団検診は遠慮なく歯科に行く時期だと思って下さい。
紙をもらっていなくても大丈夫です。


当院の保育園検診は一回多くても70人未満です。

集団検診の人数がさらに多ければ多いほど、歯みがきができていない、生え変わりがちゃんと上手くいっていない、などというところまでは検診でスルーされがちのようです。
時間には限りがありますからね。

特に生え変わりは大抵レントゲン診査が必要な場合が多いから診断ができない、とも言えます。


何百人もいる学校検診で何クラスも一度に検診を行ったこともありますが、集団検診では一人一人に時間をかけることは大変難しいものです。

お子さんが何百人のうちの一人で検診を受けた結果と、
歯科で丁寧にライトや唾液を飛ばすエアー、必要なレントゲン診査を受けた結果はやはり後者が正確にたくさんの情報を手に入れることが可能です。

特に歯の汚れが無いか、生え変わりがうまくいっているかどうかは、
3歳から15歳は定期的に診査を受けることをお勧めします。

今年は修学旅行などなくなったかもしれませんが...
行事が控えている場合など。
中学3年生、特に次の進路の前にぜひ。

高校受験される場合、受験間近で歯のトラブルが出たらどうしますか?
歯は急ぎでは治せない場合も多いです。

「紙をもらって来なかった」
ということで特に心配しないまま、
お子さんの歯のトラブルから目線がそれ、
学校や塾での成績、お稽古、スポーツに意識が飛んでしまい、
歯への関心が意外にも抜け落ちてしまうことがありますから、

「紙を持って来なかった」
けど、歯医者に行っておこう!

と紙にとらわれず意識変換して下さいね。



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