ワールドカップ予選バーレーン戦を勝手に実況and感想を書いてみた
こんにちはnorisuke06です。
今回も僕のひとり遊びですが『ワールドカップ予選バーレン戦を勝手に実況and感想を書いてみた』ということで本当に勝手に書いていきます。
個人的の感想なので読んでくださる方。お手柔らかにお願いします。
始める前に…
始める前に今回の予選での日本の順位や注目ポイントを見ていきましょう!
日本の予選での順位は現在3位。
上位には世界ランク3位のオーストラリアが首位、次いで中国とバスケ強豪国が上位に連なり、先日の日本対イラン戦で日本が勝ち、それまで3位だったイランを抜き浮上しました。
ワールドカップ本戦は予選4位まで出場できますがトムホーバスHCが求めるバスケが公式戦の中でどれだけできるかというのも注目すべきポイントです。
ホーバスHCが求めるバスケとは!?
バスケ経験者も未経験者もトムホーバスHCの名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか!?
ホーバスHCは東京オリンピックで女子日本代表を銀メダルに導いたコーチです。
日本語も流暢に喋れて、選手とのコミュニケーションもしっかりととれます。
ホーバスHCが男子日本代表のHCに就任してから色々と試してきましたが求めてきたものは変わっていません。
①スリーポイントシュート
②ハイスピード
③しつこいディフェンス
日本人は世界の選手と比べ身長が低いです。
しかし、日本人は背は低くてもスリーポイントが入るという印象を世界に与え外角のシュートを警戒させたいという狙い。
そして、外角のシュートを警戒する相手が引き摺り出されて空いたゴール下のスペースにドリブルで仕掛けたりできればブロックする相手選手の手数も減ってくる効果も期待できます。
ドリブルで仕掛けるにしてもオフェンスからディフェンスに切り替わる時やその逆の時でもスピード感のあるプレーができればチャンスが多く生まれます。
そしてしつこいディフェンスは相手の体力をボディーブローのように削っていき後半になるにつれミスやシュートの確率を落として一気ます。
また、序盤からしつこいディフェンスができれば相手にやりにくさを感じさせメンタル面でも追い込ませます。
今回の予選で選ばれた代表選手はこの3つを体現できなければ本戦に選ばれるのが厳しくなるでしょう。
また、新たな戦力、東海大学の金近選手、2月上旬に日本国籍を取得したばかりのジョシュホーキンソン選手と選ばれており、競争率は高くなってきています。
ホーバスHCとしては誰を選ぶかというのを考えるのも一苦労でしょうがコートに立てる5人をどのような組み合わせでプレーさせるかというのも考えているのだから大変なお仕事だと思います。
今回のバーレーン戦ではホーバスHCの求めるバスケがどこまでできるのか楽しみです。
スターティングファイブ
【日本】
PG 富樫勇樹
SG 比江島慎
SF 吉井裕鷹
PF 井上宗一郎
PF /C ジョシュホーキンソン
【バーレーン】
チズム
イサ
アザム
M.ラシッド
ハサン
注目選手
日本
渡邉飛勇選手に注目したいと思います。
スターティングファイブには入れませんが、今年プロになったばかりの若い選手ですが、Bリーグのシーズン前のプレシーズンで右肘の骨折。
3度の手術を経て2月にデビューを果たした選手。
前回のイラン戦でも粘り強いリバウンドに絡み機動力もある選手です。
怪我から復帰して間もないので体力面では本調子ではないと思いますが前回の試合ではジョシュホーキンソン選手のゴール下の得点が多く、日本人ビッグマンの得点も伸ばせないとなりません。
そこで渡邉選手のリバウンドからの得点やファウルをもらいフリースローというプレーを期待したいと思います。
バーレーン
バーレーンの選手ではチズム選手に注目です。
バーレーンの攻撃の起点となってくる選手でインサイドでのリバウンドも強いです。
身長で言えばホーキンソン選手とのマッチアップが予想されますが、パワーの部分ではホーキンソン選手の方が劣るか五分五分というところ。
逆にしっかりと日本はチームディフェンスで抑えていけば有利になっていく場面も多くなるでしょう。
実況
1Q
Tip-offは日本がボールを保持。
開始早々井上選手がリングにアタックし得点。
富樫選手のマークマンにホーキンソン選手がスクリーンをし、ピックアンドロールの連携プレーからホーキンソン選手がファウルを引き出しフリースロー2本を決める。
バーレーンもペイントアタックからチームプレーでゴールに迫るも日本のディフェンスで気持ちよくは打てない状況。
しかし、日本のファウルでフリースローを獲得。
しっかり決めて10−5とする。
日本もイラン戦で好調だったスリーポイントを打つが相手も経過しており、スリーポイントを打てる機会が少ない。
スリーポイントを警戒している分インサイドの空いているスペースを富樫選手がドライブで仕掛け得点を決める。
その後ホーキンソン選手がこの日2本目のスリーポイントをきめバーレーンのタイムアウト。
タイムアウト明け河村選手、注目の渡邉選手、須田選手がコートイン。
さっそく須田選手のナイスディフェンスでミスを誘う。
さらにはペイントアタックをしたバーレーンの選手のボールを河村選手が奪うが、得点にはつながらず。
バーレーンのHCにテクニカルファウルの宣告がありホーキンソン選手がフリースロー1本を決める。
河村選手のドライブに惹きつけられたディフェンスの合間を縫ってフリーになったホーキンソン選手がさらに得点。
残り3分29秒で川真田選手がコートイン。
渡邉選手と同様若いビッグマンで期待のかかる選手です。
その川真田選手も積極的にリングにアタックしますがなかなか得点につながらず。
その後、須田選手がスリーポイントを決め24−16と日本が突き放す。
バーレーンはディフェンスをゾーンディフェンに切り替え圧をかけるも日本がうまくかわし、川真田選手のリバウンドからの得点、さらには須田選手のスリーポイントと得点を重ねる。
相手のフリースローを拾った渡邉選手から河村選手にパスを出し、河村選手が先頭を走っていた須田選手にロングパスが通り、そのままスリーポイントシュートを決める。
バーレーンもペイントアタックからキックアウト、シュートが打てなければ流動的に入ってきたインサイドへパスを入れシュートと効率的なプレーをするが渡邉選手のディフェンスでシュートが外れる。
そのリバウンドを拾ったところで32−19で1Q終了。
2Q
スタートからホーキンソン選手がペイントアタックからのフロータシュートは惜しくも外れてしまう。
バーレーンもペイントアタックから得点を奪い。
日本のPGテーブス選手がボールを運びパスを受けた吉井選手が鋭い切り返しからダンクを叩き込む。
日本は集中力を欠きミスが起こり、バーレーンに速攻を許してしまう。
これで目を様いたのか吉井選手、井上選手が立て続けにスリーポイントをきめ相手を突き放す。
井上選手のパスミスから相手ボールになるもスローインの場面でホーキンソン選手がスティールしそのままダンク。
42−28とさらに引き離す。
テーブス選手の巧みなドリブルからのペイントアタック。
それに合わせて動いた金近選手にパスを出しシュートを打つが外れてしまう。
日本はディフェンスの強度やスペーシングがうまくいかずバーレーンにインサイドを中心に攻め込まれる場面が多く、ホーバスHC の表情も険しくなる。
残り4分のタイムアウト明け日本はディフェンスの強度をあげ、前からプレスをかける。
ホーキンソン選手のブロックが炸裂。
その後比江島選手がペイントアタックを仕掛け、タフショットを決める。
バーレーンもペイントアタックから得点を決めるもすかさず比江島から渡邉選手へのアリウープで会場が沸く。
さらに富樫選手のアシストで再び渡邉選手がボースハンドダンクを叩き込む。
日本のディフェンスのローテーションのスピードも上がってきてバーレーンのミスを誘い、2Q終了。
51−35でリードを保った日本が前半を折り返す。
前半を振り返って。
日本は序盤こそスリーポイントの精度があまり高くないように見えるも前半だけで12点を取っている須田選手を中心に調子を上げてきており、大きなリードを作るきっかけとなっている一方ディフェンスの強度やローテーションの遅さが目立ち、その隙をつかれている印象。
バーレーンはペイントアタックやそこからのキックアウトなど効率的なオフェンスを行っているがリバウンドがなかなか拾えず。
それでもチズム選手ラシッド選手を中心に満遍なく得点が取れている。
ディフェンスはゾーンディフェンスなども試しているがいまいち効果が見られないためマンツーマンディフェンスが基本となっているが日本のスクリーンプレーに対応しきれていない場面も見られローテーションの確認が必要な状態。
3Q
開始早々、須田選手がスリーポイントを決めいいスタートを切る。
その後も吉井選手がスリーポイントをさらに決める。
ここまで好調だったバーレーンのチズム選手が怪我をしたのかベンチに下がる。
前半ディフェンスの面で課題のあった日本がディフェンスで仕掛けていく場面が増えてくる。
日本のオフェンスではパスを回すもなかなかシュートまで行けず、河村選手がボールコントロールからそのままスリーポイントを決めこの試合初得点。
その後も日本は相手のボールを奪い速攻から須田選手のトランジションからのミドルショットを決めでテンポがよくなってくる。
須田選手はこの時点で17得点とチームハイタイとする。
バーレーンのチズム選手がコートに戻りバーレーンに高さが戻る。
日本のディフェンスの強度が上がるもバーレーンは守備の隙をついて得点を決めていくが、日本もテーブス選手がペイントアタックから外で待っていた須田選手にパス。
須田選手がスリーポイントを決めこの日6/8とスリーポイントの好調さが見える。
残り2分テンポのいいボール回しからゴール下で渡邉選手がシュートを決める。
バーレーンもボール回しからスリーポイントを立て続けに決め、日本のミスが目立ってきたところで日本がタイムアウトをとる。
残り時間14秒バーレーンのスローインからの再会。
じっくり時間を使い得点を決めて4Qに向かいたいバーレーン。
パス回しでキャッチミスが起こり理想的な形でシュートは打てずそのまま3Qが終了。
73―57日本がリードして最終4Qに。
4Q
4Q開始直前に中国とオーストラリアの試合が終わり、日本がワールドカップ出場圏内の3位が確定。
開催国のため無条件で参加できますが、開催国でなくても実力で参加できるということ証明しました。
4Q序盤から富樫選手のスリーを連続で決めリードを広げる。
バーレーンはイサ選手のドライブから得点するもリズムに乗れない。
残り時間6分53秒。
この日最大のサプライズと言っていいほどの出来事が!
バーレーンの選手のボールを弾き再びバーレーンのスローインからの再開。
ここで日本が選手交代で河村選手がコートイン。
同じポジションの富樫選手がベンチに戻ろうとしましたがホーバスHCの「あなたじゃない」の一言で富樫選手もビックリ。
まさかの河村勇輝選手、富樫勇樹選手のWユウキが同時にプレー。
これには会場が響めきました。
バスケファンならこのワクワク感をわかってくれるでしょう。
Wユウキがどんなプレーをするのか。
ボールキャリーの速さ、パス回しの速さ。ディフェンスの強度の上がり具合。
高さではアドバンテージは取れませんがスピードではアドバンテージが取れる布陣となり画面越しで見ているこちらもわくわくしてしまいます。
早速河村選手のしつこいディフェンスからバーレーンはシュートを外し、そこから早い運びから河村選手がスリーを打つも外れる。
しかし。ホーバスHCとしてはこのようなプレーも狙いの一つなのでまずまずでしょう。
残り5分23秒。
日本がパス回しをするもなかなか攻められず、富樫選手から河村選手へパス。
インサイドに河村選手がパスを入れ得点に繋げる。
その後も河村選手が走り速攻を決める場面などホーバスHCの狙いを体現。
バーレーンもスリーポイントからのリバウンドを粘って決め切るプレーを行うが、すでに87−68と離れた点差と疲労でパフォーマンスが落ち始めてくる。
その後河村選手が速攻に行った場面でブロックをしようとしたバーレーンのイサ選手がファウル。
このプレーを審判がインスタントリプレイで確認。
イサ選手の手が河村選手の顔に当たっており、このファウルがアンスポーツマンライクファウルにグレードアップ。
河村選手は獲得したフリースローをしっかり決める。
引き続き日本はWユウキの出場が続き、富樫選手のパスを受けた河村選手がスリーポイントを決める。
点差が開いているためバーレーンは早くシュートへ行き点差を詰めたいが日本の選手が素早くディフェンスに戻るためバーレーンの選手もタフショット気味になり、うまくオフェンスができない。
最後は勝利が確定した日本がしっかり時間を使いきり95−72に33点差をつけての快勝でした。
最終スコアは以下の通り
1Q 2Q 3Q 4Q
日本 32 19 22 22 |95
バーレーン 19 16 22 15 |72
感想
今回も快勝ということで日本はこれで予選5連勝としました。
イラン戦は全てにおいて良すぎるぐらいの成績でしたのでそれと今回のバーレーン戦を比べるのも気が引けますが、序盤のスリーの確率が伸び悩んでいたものの徐々に持ち直してきたこと、日本人ビッグマンがゴール下でリバウンドに絡んだりシュートに絡んだりできたのは良かったと思います。
そしてホーバスHCの求めるバスケに少しずつですが近づいてきたのが目に見えてわかるようになってきました。
前回は金近選手、ホーキンソン選手、今回の試合では須田選手のように日替わりヒーローが現れるのは相手チームにとってもどこを押さえればいいのかという混乱を招くいいきっかけになります。
なによりこの日一番沸いたWユウキのユニットもなかなか面白くまだまだ伸び代があるのではないかと試合が終わった後もわくわくさせてくれます。
今回注目していた渡邉選手もアリウープや豪快なダンクを見せてくれてもう少し慣れてくればもっといいパフォマンスを見せてくれると思います。
まとめ
今回はバーレーン戦の実況と感想を書きました。
いよいよ半年後に迫る本戦に向けてチームを仕上げていく段階となってきました。
本戦は今回注目した渡邉選手が所属する琉球のホーム沖縄アリーナで開催されます。
日本に世界トップレベルの選手が集結すると思うと足を運びたくなってしまいます。
僕が中学生ぐらいの時にも埼玉スーパーアリーナでワールドカップ(当時世界選手権)が行われ、見に行った時に会場のトイレに行ったらバーレーンの選手団がトイレに入ってきて天井に頭がぶつかりそうになっていたのをなぜか思い出しました。
その頃から世界のバスケも進化し続けさらにハイレベルになっています。
本戦で日本がどこまで世界に通用するのかが楽しみです。
次回は3月1日に行われる宇都宮ブレックスが参加するEASL対TNTトロパンギガについて書いていこうと思います。
次回もよろしければ読んでみてください。
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