『世界一流エンジニアの思考法』を読んでみた!
『世界一流エンジニアの思考法』を読んだことで、エンジニアとしてのスキルを磨くために重要な思考プロセスと実践方法について多くの示唆を得ました。この記事では、特にエンジニアとしての成長を促す思考法と、それを日々の開発やスキルアップにどう活かしていくべきかを私の中で参考になったことを書いていきます。読んでいただいた方にとって共感できる部分があれば、嬉しく思います!
分からないことを聞く:生産性向上のためのチーム作り
エンジニアとしてのキャリアをスタートしたばかりの頃は、分からないことが多くて当然ですよね。分からないことを聞くことは、特に1年目のエンジニアにとって重要な行動だと思います。分からないことを素直に質問できる環境は、エンジニア個人の成長を助けるだけでなく、チーム全体の生産性向上にも寄与します。そのため、エンジニアが気軽に質問できる受容的なチームを構築することが大切になります。
例えば、最近のプロジェクトで、チームの新メンバーが初めてAWSのインフラ設定に挑戦していた際、彼は多くの質問を投げかけました。この姿勢こそが新しい技術を素早く習得するための鍵であり、チーム内での知識共有も促進されました。私も見習いたいと思います!
メンタルモデルの構築:理解を深めるための基礎知識
エンジニアリングにおけるメンタルモデルは、システムの動作や設計の基本的な理解を助けます。例えば、PCの処理の流れを把握することは、デバッグやシステム設計の際に非常に役立ちます。これはただコードを書くだけではなく、システム全体の動きを理解することにつながります。
このようなメンタルモデルを構築するためには、基本的な技術情報や概念をしっかりと学ぶことが不可欠ですね。個人的には、概念を理解するために図やチャートを使うことが多く、その結果、システムの動作をより視覚的に捉えることができています。ここは、人それぞれあった方法があると思うので、自分に合う方法を模索する必要があります。
コードを書く前に考える:ドキュメント整理と仮説検証の重要性
本書では、コードを書く前に、まずドキュメントを整理することが推奨されています。複雑な問題に取り組む前に、A4サイズの紙に2〜3枚程度のドキュメントを作成し、仮説を立ててから検証することを心がけるとよいそうです。このプロセスを踏むことで、無駄な試行錯誤を減らし、効率的に開発を進めることができます。
例えば、新しいAPIを実装する際には、まず必要なエンドポイントやデータフローを図に起こし、どの部分がボトルネックになる可能性があるかを予測します。このように、計画を立てた上でコードに着手することで、無駄なコードの書き直しを防ぎ、結果としてより良いソフトウェアが生まれます。
技術レベルの自己評価:効率的な学習のために
エンジニアとしての技術力を向上させるためには、自分のスキルを客観的に評価することが重要ですね。次のようなスキルレベルの分類です。
Lv1: 調べなくても分かる
Lv2: 調べたら分かる
Lv3: 時間がかかるけどどうにかできそう
Lv4: お手上げ
この分類を意識するなら、自分がLv1の項目を増やす意識を持ち、Lv2やLv3のスキルも徐々に引き上げていくスキルアップのプロセスが大切だと思います。AIツールを使うことはもちろん有効ですが、ただのコピペではなく、ロジックを理解し、修正できる力を養うことが肝心です。
例えば、ChatGPTを利用してコードの生成を行う場合、以下のプロセスを必ず踏むようにしています。
AIを使う: まずはAIにコードを書かせる。
動作確認: コードが正しく動くかを確認する。
理解する: 生成されたコードのロジックを自分で理解する。
修正する: 必要に応じてコードを修正し、最適化する。
1と2は、場合によっては、逆でもいいと思います。
このプロセスを繰り返すことで、AIに頼りすぎず、確実に自分のスキルを向上させることができます。
終わりに
『世界一流エンジニアの思考法』は、エンジニアとして成長するための多くの示唆を与えてくれる一冊です。分からないことを恐れずに質問し、メンタルモデルを構築し、計画的にコードを書くことで、効率的かつ効果的に技術力を向上させることができると思います。また、自己評価を通じて自分のスキルを客観的に見つめ直し、常に学び続ける姿勢を持ち続けることが最も大切だと思います。
エンジニアとしての成長を目指し、日々の実践を通じて自らのスキルを磨き続けましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんの成長に役立てば幸いです!!