忘れ物
忘れ物をした、マンハッタンポーテージのカバン。
元カノにもらったブックカバーがしてある江國香織のウエハースの椅子という本が入っている。
忘れるってことはそんなに大事じゃない物なんだよってモノを忘れた時に励ましてくれる言葉があるけど、元カノの物はどうだったんだろう、全部捨てたほうがいいんだろうけど。
友達に「一昨日別れたみたいなテンションで元カノのこと話すなあ!」と怒られるほど未練しかない。いま元カノには新しい恋人が大阪にできて、年越しはそっちでやるらしい、もう気が狂いそう。
でも付き合っていて、反省して思い出すのは、自分が元カノに寄りかかり過ぎていたこと。今だって、寄りかかれる存在がいなくて、一人で生きていくのができなくて、夜な夜な一人で飲み歩いたり、誰か誘って飲みに行って寂しさを孤独を気づかないふりしているんだけど、気づいたら、ふとした瞬間に元カノに連絡したいと思う気持ちしかなくなってしまう。やっぱりそれじゃあ依存から抜け出せないし、ストーカーになる前にやめたほうがいいし、相手にも迷惑かかることだから連絡できない。
てか自分のことを大嫌いなのに、自分を誰か好いてくれ!っていうのが無理あるし、そんなんじゃ自分のアピールポイントも言えない。なんかこうやって書いたりして、もう彼女に関わっちゃいけないと思うけど、彼女に影響されすぎていて生活が大きく変わった。肉食な食生活が完全に野菜な食生活になった、特にナスが大好きになった。犬も苦手だったのに大好きなったし、ヒップホップばっかり聞いていたのがバンドのライブも一緒に行ったりした。そして、とにかく彼女の家が大好きだった。彼女ばっかりの生活だった、自分の事よりも彼女が大事だった。過去の元カノとのLINEとか読んで泣いてるし、もっと会っとけばよかったし、仕事なんかしないで、彼女の周りにもっといとけばよかった、そんな後悔ばっかりある。
夢にもぼんやり元カノが出てきて、ボクが「まって、まって、お願いだから、お願いだから、行かないでごめん、ごめんなさい」って言って目が覚める事もしょっちゅうある。大好きだったんだなって、別れる前から思ってたけど、別れてからよりそういう気持ちが言葉にできるようになった。ずっと忘れられないことがあって、大好きで、大好きで、どうしようもないくらい好きだけど、もう別の道に行った彼女に声をかけてももう、声は届かない、あのとき、自分のことを好きだった彼女はもうどこにもいないから、もうどこにもいない人を思って泣くのはやめにしたいけど、あと1年くらい泣きそうだなあ。。。
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