【変わった視点のプレビュー】2022 J2第9節 ジェフユナイテッド千葉 vs 横浜FCに際して
人は生活していると、特に意識していなくても相性が良いことや、逆に相性が悪いことというのが出てくるもの。
何が原因か分からないことも多いが、相性というのは人間関係、仕事面、娯楽面etc…様々なことに付いて回る関係なような気がする(昔読んだ週刊実話的などこかの三流週刊誌にはそう書いてあった)。
その中でも、特に相性が悪い物を「鬼門」と呼んだりする。
ネットで調べてみると…
なるほど。行くだけで悪いことに出会う場所を鬼門と呼ぶのか。(ということは、私にとっての鬼門は東武東上線のあの駅だな。。)
次節の横浜FCの相手 ジェフユナイテッド千葉さんの本拠地、フクダ電子アリーナは長いこと横浜FCにとって鬼門だったのではないかと思う。
そこで、今回は横浜FCのフクダ電子アリーナでの激闘の歴史を振り返り、いかに次節の試合が大切であるかを考えてみたいと思う。
そうです。苦行になることが目に見えている過去を振り返ろうシリーズですね。(ようは昔話ですので、このあと読んでもつまらないかもよ…)
以下、とても長くて読みにくいので、お時間がない方は 重要なポイントをまとめ以降に記載しますので、そちらまで飛んでください!
フクダ電子アリーナ
千葉市蘇我スポーツ公園内に建設されたスタジアムで、2005年10月に開場されました。収容人数は19,781人とニッパツ三ツ沢球技場より少し大きい(+4000人ぐらい)サイズ感で、観やすく、使いやすく、よりコンパクトな「次世代型」「地域密着型」スタジアムをコンセプトに設計されたらしいです。
球技専用スタジアムで、選手との距離も近く臨場感があり、何よりも「全席屋根付き」というところが羨ましい…(風向きによっては雨が入ってくるけど、滝行にはならんからね、滝行には。)
これぐらいの規模感のスタジアムが横浜にできるといいよね~。本当に。
横浜から公共交通機関で行ってもそんなに時間はかからない距離なので(何なら電車を選べば乗り換えもない)、
「遠出のアウェイ遠征はちょっといけないけど、フクダ電子アリーナなら行ける!雨を気にしなくていいし早めにチケット買えるわ~」
っていうサポーターの方は、結構いるのではないかと思う。
また、名物のスタジアムグルメとして、皆さんご存じの喜作さんのソーセージが有名で、タッパーを持参するとタッパーにモリモリ入れてくれる。ビールに合うんだなぁこれが。
今週末も出店されそうだけど、どうかな?タッパー盛りは再開したんだっけか??コロナで休止してたし、もしかしたらタッパー盛りはダメかもしれない(情報求む)。
(個人的には、以前タッパーに入れてもらったウインナーを、購入してすぐに娘がひっくり返して全滅させた時に、非常に丁寧にご対応いただいたので感謝しかないです。その節は本当にありがとうございました。)
そんなフクダ電子アリーナですが、横浜FCにとってはつらい歴史を積み上げたスタジアムでもありました。。。うぅうぅぅ。。
初めての試合:2007年 J1 第5節
横浜FCのフクダ電子アリーナでの最初の試合は2007年J1の第5節。横浜FCとジェフユナイテッド千葉さんの試合がJ1で実施されたことがあるんですよ!最近 横浜FC(又はジェフさん)を見始めた方にとっては俄かには信じられない、都市伝説的な話かもしれませんw
こちらはJ1の新参者で完全なる挑戦者としてフクダ電子アリーナに乗り込みましたが、スタジアムに入った瞬間「これがJ1のスタジアムか。横浜の巨大陸上競技場と違って、専用スタジアムで見やすいな」と思ったものです。
試合は0-4で完敗。まるでこの後の横浜FCの低空飛行を予測させるような結果となりました…。
第2戦:2010年 J2 第6節
横浜FCのフクダ電子アリーナ第2戦は、ジェフさんとJ2で再会した2010年。ここから2019年までお付き合いが続くこととなります。
横浜FCは通称・赤帽こと岸野 靖之が監督に就任し、改革元年の年でしたが、また0-4で完敗。J2ではチート状態の大黒選手がいた状態での完敗でしたので、手も足も出なかったんだろうな(覚えてない…)。
これでフクダ電子アリーナでは0勝2敗、0得点8失点。まさに鬼門。
第3戦:2011年 J2 第23節
第3戦は初めて横浜FCがフクダ電子アリーナで得点して、引き分けながら初めて勝ち点を獲得した試合ですね。
横浜FCのベンチ入りメンバーが6人であることからも、この時期は怪我人に苦しんでいたんですねぇ…(なんとなく思い出してきた…)。
髙地 系治(現サガン鳥栖サッカースクールスタッフ)が凄いテクニカルなミドルシュートを決めた試合だよな・・・?と思いながらYouTube見てみたら、想像以上にテクニカルなミドルシュートでした。
第4戦:2012年 J2 第3節
第4戦は「言い訳無用。引き分け以下で赤帽グッバイ!」でおなじみの2012年第3節。
進退をかけて試合に臨むも、0-3完敗。この試合の翌日、本当に赤帽と横浜FCはグッバイすることとなってしまいました。
これでフクダ電子アリーナでは 1分3敗、1得点12失点。鬼門すぎる。
第5戦:2013年 J2 第19節
この年は1-1でドロー。確かジャンボが岡本選手にPKを止められて勝ち越しならずな試合だったかと。。う~ん、覚えてないや…
たぶん「前年のプレーオフのリベンジじゃ」みたいなテンションで試合に臨んだと思うんだけど、これまでの鬼門っぷりを考えると、引き分けられただけOK!!みたいな感じで捉えていたのかな。。
第6戦:2014年 J2 第26節
この年は0-0でドロー。ダイジェスト見ると凄い面白い試合してますね。ケンペス選手が映ってるな…良い選手だったなぁ。。。
ジェフさんの公式YouTube。こんなに古い試合までちゃんとアーカイブしてあるのね。凄い。
結局、山口素弘監督が率いた2試合は勝てなかったけど、鬼門で負けませんでしたね。これで3分3敗。いまだにフクダ電子アリーナで勝てず。
第7戦:2015年 J2 第11節
この年も当然のように0-3で敗戦。先制点は金井 貢史 選手に決められました。
アレ?横浜FCは先週も金井選手に決められなかったっけ?意外と横浜FCキラーなのかな?知らんけど。
なお、試合終了後になぜか佐藤謙介が退場処分を受けています。(本人は関与を否定しているので、人違い説が濃厚。)
第8戦:2016年 J2 第3節
この年も0-1でしっかり敗戦。ミスタージェフさんの船山 貴之 選手に超キレイなボレーを決められました。(今シーズンオフ、船山選手のSC相模原さんへの移籍は正直びっくりしましたね。。)
これでフクアリで3分5敗。勝てないねぇ…
第9戦:2017年 J2 第42節
開始早々にオ・ウンゴル選手が幸先よく先制するも、プレーオフ進出に向かって激走するエスナイデル監督(ハイライン玄米)率いるジェフさんが後半ATに逆転に成功。横浜FCにとっては悔しい敗戦。これで3分6敗。本当に勝てない。
近藤 直也 選手のゴールが決まった瞬間のフクダ電子アリーナの雰囲気は凄いですね。。
第10戦:2018年 J2 第34節
横浜FCが歴史の扉を開いた!初挑戦から苦節11年、遂にフクダ電子アリーナで初勝利!歴史を動かしたのは横浜FC生え抜きの齋藤 功佑!!
前年に「上を目指せるチーム」と「そうでないチーム」の勢いの差をまざまざと見せつけられたが、この年はやり返す格好に。
遂にフクダ電子アリーナでの勝利を手にした横浜FCは、この年のリーグ戦を得失点差の3位でフィニッシュし、プレーオフに進出します。(結果は調べなくてもよいですよ。)
第11戦:2019年 J2 第24節
この時期の横浜FCは、実況の人からも「逆転の横浜FC」などと呼ばれるほど攻撃陣に勢いがある状態でした。この試合も先制されましたが、しっかりと3点取って逆転勝ち。フクダ電子アリーナで初めて逆転しました。
この試合の松井 大輔 兄貴(現Y.S.C.C.横浜)のオーバーヘッドキックは、横浜FC史に残るゴールでしたよね~
2019年はタヴァレス監督から下平監督に監督交代後、とんでもないペースで勝ち点を積み重ね、J2リーグ戦を2位でフィニッシュし2度目のJ1昇格を成し遂げました。
まとめ
横浜FCのフクダ電子アリーナでの通算成績は2勝3分6敗、得点7、失点20と散々な結果ですが、直近2試合は連勝中です。
ジェフさんとの力関係もあるかと思いますが、最近は「鬼門」というほどの状態ではないのかもしれません。
最後に…(横浜FC 再昇格への道筋)
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。かなりの苦行だったかと思います。申し訳ございませんでした。
結果をまとめてみて、ある法則に気が付いた方も多いかもしれません。
横浜FCがフクダ電子アリーナで勝利を挙げることができなかった年は、2012年を除いてJ1昇格プレーオフ圏内の順位でシーズンを終えることができませんでした。ようは7位以下です。(2012年は監督交代後の快進撃があったので、外れ値のようなもの。)
逆に横浜FCがフクダ電子アリーナで勝利を挙げた年は、必ずJ1昇格プレーオフ進出圏以上の順位でシーズンを終えることができています。(n=2)
というわけで、2019年以来の再会となる今週末のJ2第9節 ジェフユナイテッド千葉との一戦は、
勝てばプレーオフ圏内進出が決まるようなものなので(←言い過ぎ)、超重要な一戦となります!
流行りものの陽性判定者や怪我人など、離脱者も多い状況ですが、四方田監督をはじめとしてチーム一丸となって乗り越えてくれると信じています!!
今週末も横浜FCに期待しています!!!