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Blue Bird 青い鳥


Blue Bird

青い鳥


メーテルリンクの「青い鳥」という童話の中で
チルチルとミチルは幸せの青い鳥を探して
旅をする。
結局旅では青い鳥は見つからず
自分の家の庭にそれを見つける。



ここではないどこかに幸せを求めなくても
幸せは自分の心の中にあるという
教訓のようなお話なのだけど
わたしはそのことよりも、この物語にでてくる
不思議なものたちに惹かれたものだ。



火や水の魂と話したり
妖精にもらった帽子の額についた
ダイヤモンドを回すと
頭が刺激されて心眼が開き
物事の本質を見通すことができたり…
そんな内容だったと記憶している。




…と、ここまで書いて、続きの内容ももう
考えてあったのだけど、でも昨日最初の投稿を
したばかりだから、一週間くらい寝かせようと
一旦終わりにして、いつもはほとんど見ない
TVをなんとなくつけた。
するとNHKの番組に美輪明宏さんが
出ていた。
ちょうど終わるところだったのだけど
最後の教訓みたいな言葉に驚いた。



「青い鳥はいつも自分の心の中にいる
見えるかどうかは心の状態次第です」



こんな偶然は最近よくある。
放ったものが即座にかえってくる。
いいことだけではないので
自分がどんな状態でいるかに注意深くなった。



目の前に展開する事象もそうだけれど
私たちの体もいろんなことを伝えてくれる。
たとえば恐れは体の不調として
あらわれることがある。



私は風邪も10年に一度くらいしか
ひかない免疫力なのに、昨年の終わり近くに
喉の風邪をひき、なかなか治らなかった。
それは12月に人前で喋る機会があり
たとえ少人数でも人前で話すことに
とても緊張するので、そこに向けて自分を整え
準備する中で、自分の中の恐れと向き合って
いるときに体から出たサインだとわかった。
喉にきたのも納得すぎて、体がちゃんと
宿主である私に大切なことを伝えてくれている
ことに感謝でいっぱいになった。



そしてまた今…
同じような症状がやってきていて
またあらたなものと向き合っている。
向き合わないでいることも見ないことも
できるけれど、一つ一つ向き合うことに
決めた。
私という魂は、この肉体をとおして
成長するために生まれたのだから。



まわりにも、ご自身の様々なことと
向き合いながら体調を崩されるかたが
最近とくに多いように感じる。



そんなとき、あまり前向きになれないことも
あるかもしれないし
なんかぜんぜん、"新しい時代"だったりに
相応しくない自分に感じることもあるかも
しれないけれど。
大丈夫。


前向きなだけの人生はつまらないし
タイミングもスピード感も一人一人違う。
自分にも、自分の体にも優しく
感謝しながら、ゆっくりと
そしてしっかりと歩いていくことだと。



✴︎✴︎✴︎



メーテルリンクの青い鳥から書くつもりだった
内容ではなく、体の話になったけれど。
読んでくださりありがとうございます。



それにしてもまた少しお年を召した感がある
美輪様はますます菩薩のようになられていた。
悩み相談の番組で最後に相談者に
「あなたならできますよ、大丈夫」
と言われたお顔に、もはや手を合わせたくなった。


美輪様のお言葉。

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