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オロナイン

noteを始めて以来、幼少期ネタばかり書いてきましたが、ここらでおっさんになってキャバクラにハマっていた頃、嬢たちへ話していたテッパンネタを紹介します。

乾燥する季節の話。
ふとした拍子に、唇の皮がパックリと割れた。

ツイッターで、
「唇の皮が割れていってー! ちょいちょい舐めて乾かないようにしている」
とつぶやいたら、某薬剤師の人が、
「唾液だと蒸発する時に余計に乾くのでオススメできません。できればオロナインやリップなどの油分のあるものを塗ってみてください」
と返してくれた。

オロナイン?
そう言えばオヤジが持っていたな。

当時、実家住まいだった私は、自室を出て階下のリビングへ行った。
が、オヤジは不在だった。

オヤジのオロナイン(チューブじゃなくてビンのタイプ)が洗面所にあることを知っていた私は、指でとって唇にぬりぬりしてみた。

おおー、確かに乾かなくなった気がするぞ? これ、いいかも~?
全然関係ないけど、オロナインの味って少し甘いよね。

で、晩飯時になり。

「さっきさー、オヤジのオロナイン、ちょっと借りたで」

とオヤジに言ってみたら、彼、なんて言ったと思います?
(と、キャバクラでは嬢に聞く)

「ん? なんだ、おまえも痔か?」


え。
えええええええええええ???

「あ、あれ? えーっと、あのさ、オヤジって、痔の時に、その、二度塗りとかするわけ?」

もし、二度付け禁止ルールなら、俺の唇の純潔はまだ守られているはずだ!
頼む!
神よ! 私にご加護を!!

「二度塗り? まあ、その時のあんばいによるわな」


ぎ、ぎやあああああ!!
タスケテーおかあああさああああああん!!!

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