第3回 台湾で食事時に感じる視線
以前取り上げた外食に関連したテーマです。
外食のシーンで、視線を感じることがあります。台湾に来たことがあるという方、このような経験はありますか?
テーブル争奪戦
台湾の百貨店やショッピングモールの地下にもフードコートがあります。特に人気な場所や、ピーク時になると席の争奪戦になります。
ピーク時に食事をしていると、テーブル間の狭い通路に立って、辺りを見回している人がよくいます。空席を探しているんですね。
そんな中、自分の手元の食事がもう少しで終わりそうになると、視線を感じ始めます。空席待ちの人がすぐ、横にまで迫ってきていて、こちらが終わるのを待っています。どこかさりげなく、そしてあまりこちらを見ないようにしてくれますが。
プレッシャー。。。
視線を感じるため、見返すと「いや、急がなくてもいいよ、ゆっくり食べて」と気遣ってくれる人もいますが、なおさらゆっくり食べられない(笑)順番を待ってくれているので、こっちも早く空けてあげるのがマナーですね。
人によっては、こちらが食べきるまえに、テーブルに手荷物を置いて陣取る人もいます(痛快)。
時には座っている側にも強者がいることも。隣の視線をものともせず、座り続け、根比べのバトルが始まっていることも。
ぼくが当事者なら、プレッシャーに折れて、すぐ席を譲っちゃいますが、傍観者としてそのシーンに出くわすと面白いです。
料理の物色
上記とは違うパターンで視線を感じる瞬間があります。
食事をしていると、隣のテーブルの人が、横目でチラチラとこちらを見て、何かを話しているような気がします。
何だろうかと話していることに聞き耳を立てると、僕が注文した料理を見て、なにか評論しているようでした。「あれ美味しそう」という言葉を聞くと、単に好奇心なのかと感じます。ただ、横目でずっと話をされると、まるで注文した料理から、僕が格付けされているようにも感じなくもない囧rz。。。
視線を見返すと、ギョッとする人もいます。まるで視線を配していたことがばれちゃったと言わんばかりに。
そんな反応も可愛いですが、たまには、そのまま私とアイコンタクトを続けてくれる方もいます。突然の愛(///)。視線を気取られていることをどうとも思わないそのメンタルの強さに感服です。
片付けたいウェイター
最後に、特に食べ放題ビュッフェレストランでよく感じる視線です。
食事をしていると、ウェイターがこちらの皿が空くのを今か今かと近くで見ています。皿上の最後の一切れを箸でつまんだ瞬間「幫您收盤子喔~(皿かたしますね)」の一言で、あっという間に片付けてくれます。
あえて皿を取っておきたい場合は、少し強めに伝える必要があります。皿を取っておきたい私 VS 片付けたいウェイターのせめぎあい。ちょっと席を外すと、前触れもなくテーブルがきれいになることもあるため、食器を守りたい場合は、緊張感が走ります。
日本の文化からすると、皿を片付けられると、さっさと追い出したいのかと思う行動ですが、そうとも限りません。台湾人は客を追い出したい場合、はっきり言ってくれます。皿を片付けるのは真面目に仕事をしているサインだったんですね。
上記視線3種。他国地域でも似たような傾向はあるのでしょうか。