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プレミアリーグ第7節:vsサウサンプトン(2021年10月2日)

前節のマンチェスターシティ、週中のユベントス、さらに中二日での試合となりました。
ユベントス戦は主力カンテのコロナ陽性、マウントやプリシッチ、ジェームズの怪我による欠場があり、最高とは言えないものの十分なメンバーでも望みましたが、残念な結果となってしまいました。

今節の対戦相手・サウサンプトンは最近の相手と比べるとランクは一段下がる相手ではありますが、例え最下位のチームでも格上にも十分に勝てる力があるプレミアのチーム。一歩たりとも油断できません。

昨シーズンは就任直後のトゥヘル監督の戦術に対応できなかったかもしれませんが、CL優勝チームへの研究は十分にされていることでしょう。

直近5戦では、1勝3分1敗とあまり良い戦績を残せていないことも、今節が厳しい戦いになりそうな一因です。

そんな状況でもねじ伏せる力が今のチェルシーにあるのか?
そこがシーズン前半の見所ではないでしょうか。

※DAZNのハイライトは公式からYouTubeにアップされ次第リンクを貼ります。

前半

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CHESOU_SOUスタメン_20211002

マウント、ジョルジーニョらをベンチに置いたベストメンバーは抑えた構成かなという印象。

シティ戦に続き、ヴェルナー×ルカクのツートップの連携を高めようとしている組み合わせで、ジェームズの代わりにアスピリクエタをサイドに置いた5-3-2のフォーメーションで望みます。

私の期待値が高いロフタス=チークや、昨シーズンはスタメンだったチルウェル、攻撃面では評価が高いが守備面に課題のあるハドソン=オドイがこの試合では注目したいところです。

対してサウサンプトン(以下、セインツ)のメンバーでは、元アーセナルで怪我からあけてきたセオ・ウォルコットには気をつけたいですね。

サウサンプトンはまるでシティのようなハイプレスで、チェルシーのビルドアップを封じる動きをしてきました。


前節ではジョルジーニョがいながらも前線にボールを運べない強度の高い守備とポジショニングに苦しめられましたが、セインツ相手には各メンバーが自分らしいプレーで前線にボールを送ることができていました。

やはり、あのレベルのプレスはシティならではですし、後半までこのスタミナを保つことができるのか?というところに注目しながら観ていました。

そんな流れで前線でコーナーキックを獲得。
そしてセットプレーからチャロバーのダイビングヘッドで先制点を獲得できました!!

チャロバーは出場した試合で得点率が高くなっていますね!!
最終ラインからでも二人かわして冷静なパスを出す姿にはDFとしての安心感を感じました。

その後、ルカクやヴェルナーの得点がありましたが、どちらもオフサイドとVARの判定により取り消し。正直VARの巻き戻し秒数に制限を設けてほしいくらい戻った判定だったので会場全体もブーイングの嵐でした。

前半は絶好のチャンスが何度か生まれましたが、その起点になるのはいつもコバチッチでした。

無理な体勢からでも鋭いパスを出せたり、短い助走から前線への正確なロングフィードはジョルジーニョがいない中でも最終ラインと前線を繋ぐ大切な役割を果たしてくれました。

後半は前に攻めれる部分が多かったことと、左サイドのチルウェル、ハドソン=オドイが上手くシンクロしていなかったことから、ハヴァーツかマウントに入れ替える気がします。

前半の結果

チェルシー:1 vs 0:セインツ

CHESOU_ハーフタイム_20211002

後半

前半からの交代はなし。リードしているからひとまずこれでいいという判断でしょうか。

後半は左サイドから何度かチャンスが生まれたものの、ゴールにつながるものはなく、以前こう着状態が続きました。

そんな中、自陣ペナルティエリア内でチルウェルがレドモンドを倒してPKを与えてしまったことによる失点。よくない時間帯の失点に相手にペースが戻ってしまいました。

チェルシーも流れを変えるべく、65分にIN:マウント⇄OUT:ハドソン=オドイで前線へのボール供給のチャンスを増やす方向に入れ替えたような気がします。

また、流れを変えるべく73分にIN:ジョルジーニョ⇄OUT:コバチッチ。正直この交代は自分には納得がいきませんでした。

フィジカルでボールキープできるが、パスのタイミングや成功がいまいちなロフタス=チークを下げるべきだったのではないかと思いました。

その直後、ジョルジーニョに対するファールで一発レッドでセインツのウォード=プラウズが退場。チェルシーが前のめりになる中、セインツも同点のまま試合を終えようと重心が後ろになりました。

その後、83分にチェルシーはIN:バークリー⇄OUT:ロフタス=チーク。今シーズン初出場のバークリーは大丈夫なのだろうか?

そんなことを考える暇もなく、83分にバークリーのドンピシャのサイドに流したボールをアスピリクエタがダイレクトに中へボールを転がし、ヴェルナーがゴールを奪いました!!

ヴェルナーの今シーズンプレミア初得点や、交代直後のバークリーが関わったことが嬉しくて、思わず叫んでしまいました笑

その後88分にもチルウェルの強烈なボレーシュートがGKマッカーシーに弾かれたと思われましたが、ゴールラインテクノロジーによりゴール判定。決勝点を叩き込みました。

後半の結果

チェルシー:3 vs 1:セインツ

CHESOU_フルタイム_20211002

試合後

相性の悪いセインツ相手に勝利することができました!!
とはいえ内容は満足いくものだとは思っていません。

サブメンバーのチャロバー、バークリーは非常に良い結果を残すことができましたが、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイ、チルウェルが期待を下回る働きだったことです。

ロフタス=チーク
フィジカルを活かしボールロストがほとんどなかったものの、ペナルティ前でパスかシュートか迷いパスを選択してボールを奪われるシーンが多く、中盤から前線へのパスもチャンスとなるものはなかった印象。

ハドソン=オドイ
ハードワークにより多くの場面で顔を出してボールを受けることができていたが、1対1で相手を抜き去ることができないことやシュートチャンスでパスを選択する癖があるため脅威になりにくいというイメージを相手に与えてしまっている。

ベン・チルウェル
ハードワークが目立ち攻撃面でとても優れたチャンスを何度も生み出したことや結果を残したことは高評価。しかし、本職のDFでは相手のリブラメントを抑えることができておらず、最終ラインからオドイへのパスミスが多いため、リュディガーやオドイがカバーしなければならない場面が多かった。

結局のところ、後半はマウントの存在感が際立つシーンが多くサブメンバーのみではまだまだなところがありました。

カンテやプリシッチが不在でも安定して強いブルーズへの成長を期待して、優勝を目指していってほしいところです!!

※プレミアリーグ公式からの結果をリンクしておきます


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