まだ20代で仕事に全Betしてないの??
「20代は仕事に全Betすべし」みたいな発言をXでよく目にする。
実際、そうやって大活躍して外銀や戦コンなどで活躍する先輩が何人もいる。
他方で、それを遥かに上回る数、リタイヤ、Up or OutのOutになってしまった人をみてきた。
もっというと心身の不調を理由に、今は何もできないというひとも一定数いる。
おそらく、効用関数を最大化するか?が人生の主要命題ななかで、無意識のうちに"いかに仕事で成果を残すか?""どの程度、稼ぐか?"を人生の命題に置き換えてしまっているんだと思う。
だからこそ。
「20代は仕事に全Betすべし」は、一定その通りだと思う。けれど、半分はまやかしだと認識を改めて欲しい。
投資とかで考えてみてほしい。
不動産投資、株式投資・・・色んな投資があるけれど、"長期""分散"が鉄則とありとあらゆる本で語られてる。
お金においては、"長期""分散"投資ができてるのに、人生においては仕事一つに全Betというのは自己矛盾をしている。
仕事に本気でいたとしても、それが思うようにいかないと自分の効用関数においてもリーマンショックのようなことが起きてしまう。
だから、効用関数を最大化するために、
仕事だけでなく、趣味に、家族に、自分の幸せを規定するパラメーターは、たくさん用意してほしい。
年収が50万あがることも嬉しいかもしれない。
部下に尊敬されることが嬉しいかもしれない。
でも、それがうまく行くとは限らないし、毎年このような目に見えるレベルでの進化は難しいと思う。
だからこそ、自分の中の幸せをしっかり言語化してほしい。
忘年会で高校の同級生と全力で歌う、恋のメガラバや新宝島を歌う時間も大切。
ボクシングでHiiTをずーーーーっとこなした後の、あ、俺ら強くなったよな、って会話も大切。
自転車の大会で、毎年少しずつ成績が上がってるのも、大切。
豚の角煮を大切な人が美味しいと食べてくれた時間も大切。
こんな感じで大切だと感じたことは、自分の効用関数を算出する際のパラメーターだということは常に意識してほしい。
そうすれば、仕事で仮にうまくいかなくなったとしても、自分の人生は終わったとはならないから。