【カメラコラム】撮影中の脳内活動
【撮影記録】【写真展】を中心に記事にしてきましたが、
それに加えて【カメラコラム】として日頃カメラや撮影について
思っていることを記事として書いていこうかなと考えています。
日頃から思っていることを文字にすることで
自分自身の考えを整理できるということが大きな目的ではあります。
技術的な事は分かりませんし、考えには個人差があるので、
もし読んでくれる人がいるなら、
あくまでも個人的な意見として楽しんでいただければと思います。
今回は日ごろ撮影会やリク撮で1対1でモデルの方と撮影をしている時の
脳内活動を中心に話していきます。
◆◆脳内は基本常時マルチタスク活動◆◆
人は日々生活をするために、複数の事を考える脳を持っています。
普通に歩いている時にも、行先までの道のりであったり、電車の時間、
歩いている周りの安全確認等、
無意識のうちに脳はマルチに活動をしています。
考える事ができるキャパには多分個人差があると思いますし、
同じ人でも、年齢や疲労感、例えば寝起き時や就寝前等
環境によってもそのキャパは変化しているのだと思います。
ではこれを撮影時だけに絞って考えてみる事にします
◆◆撮影中の脳内活動◆◆
撮影会やリク撮等でモデルの方と1対1で撮影をする時、
どんな事を考えているでしょうか
どの場所で撮影をするか
どのような道順で撮影していくか
撮影時間が後どれくらいか
モデルとのコミュ二ケーション(双方向でのやりとり)
周囲の安全や人通りの確認
長時間撮影の場合の休憩のタイミング
これ以外にもっとあるかもしれませんが、
たくさんの内容を自分の脳内活動のキャパの中で
その時の場面に応じて
それぞれの考える割合を変化させながら撮影を続けています。
例えば、撮影開始直後では、
撮影をスムースに進めるためにモデルとのコミュニケーションや
今日の撮影経路についてメインに考えているでしょうし
逆に撮影終盤では
残りの撮影時間や、残っている撮影場所についてを中心に考えています。
こうして考えてみると、
撮影をする行為自体の体力的な疲労だけではなく
脳内活動による精神的な疲労もあるから、
撮影終了後の疲れを感じるのは当然のことだと思います。
体力は日頃から運動することを心がけて鍛えておくことや
前日にちゃんと休息をとって万全な状態にすることが対策となります。
では脳内活動の対策ってあるのでしょうか。
考えていきたいと思います
◆◆撮影のための脳内活動対策◆◆
★前日の休息は脳内活動にも必要★
2時間を過ぎるような撮影の時、
後半になるとどこで撮影するかばかりを考えてしまって
モデルとのコミュニケーションや
周囲の安全確認が疎かになることありませんか?
これは、撮影中の疲労が原因で脳内のキャパが減少、
結果考えることができる内容が減ってしまうからです。
前日の疲労が残っていれば初めから脳内のキャパは減少していて
考えられる内容が限られてしまいます。
体力面と同じように前日に休息をして疲れを残していないことは
とっても大事となります。
★脳内活動のキャパを拡げるまたは維持するためには?★
脳内活動のキャパは個人差があって
それをある程度個人の努力で拡げる事はできます。
また年齢によって脳内活動のキャパは何もしないと減っていくので
それを維持をすることも個人の努力で可能です
そんなに難しい事ではなくて
脳の活動を活発化させて、
できるだけ複数の事を同時に考えなくてはいけない状況にさせること。
それだけです。
例を挙げれば
テレビ(PC)ゲーム
パズル
カードゲーム(人狼とか複数で遊ぶもの)
ミステリー小説
謎解き系のもの
のようなものは容易にできるものだと思います。
脳トレみたいなゲームも流行りましたね。
まあ要するに普段から脳を活性化させておくということですね。
★撮影中の脳内活動を効率化する★
「脳内活動にはキャパがある」ということは、
脳内活動自体を効率化して
キャパを有効に利用しなくてはいけないという事でもあります。
1番の対策は撮影中に考えることを少なくする事。
考えることが少なくなれば脳内に余裕ができ疲労も抑えることができます。
ではその対策とはどういうものがあるのでしょうか。
◆◆脳内活動を効率化するための対策◆◆
脳内活動を効率化する=撮影中に考えることを少なくする と考えると、
「前日までに考えられることはやっておけばよい」
ということは想像ができます。
では何を事前にやっておけばよいのでしょうか。
実際に私がやっていることを記載します
★撮影プランの作成★
皆さん撮影前にロケハンは良くされると思うのですが、
私はロケハンをしない代わりに撮影時間に応じた
撮影プランを考えます。
特に撮影が2時間を超える場合には資料として作成する事が多いです。
作成する内容は
1.撮影経路マップ
私はGoogleMapを使いますが、撮影する大まかなエリアを切り取って
撮影する場所を地図上で考えてマーキングします。
その後どのような経路で撮影をするかを地図上でシミュレーションして
地図に経路を記載していきます。
2.タイムスケジュール
経路マップを確認しながら、
・集合場所
・大体の撮影場所
・休憩場所
・解散場所
についてのタイムスケジュールを作成します。
3.撮影テーマ
撮影するエリアや季節、時間帯を考慮に入れて
どんな感じの写真が撮りたいのかテーマを決めます。
4.代替プラン
天候等により撮影が難しくなった場合の代替場所について
候補を検討しておきます。
といったところでしょうか。
必要に応じて作成したプランはモデルの方にも共有をしています。
ここまでやっておくと、撮影中に考える内容が絞り込むことができ
行動にも余裕ができます。
これは余談となりますが、初めてのモデルの方とのリク撮で
まだコミュニケーションが取り切れていないケースでは
できる限りコミュ二ケーションに重きをおきたいため、
自分の撮影経験があるエリアを選ぶことにしています。
◆◆まとめ◆◆
今回は撮影時の脳内活動について記事にしてみました。
長文となりましたがまとめると、撮影をする時は
自身の健康状態を万全にしておくこと
事前に撮影プランを練る事で当日の撮影が楽になる
というお話でした。
次回はいつになるか分かりませんがまた読んでいただけると嬉しいです。
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