MUP Week-19 CF編

2020年8月29日 22:20

皆さん、こんにちは！今回は、財務スキルの最終編であるキャッシュフローについてご紹介していこうと思います。BSとPLそしてCFの3つをきちんと理解することが出来れば、企業が何に投資したり、何で収益を得ているのかなどより深く企業について理解することが出来ます。それでは、やっていきましょう！！

1, CFとは？？

CFとはキャッシュフローのことを指しており、キャッシュフローとは、実際のお金の動きを意味します。このお金の流れを見ることで、実際に企業がどこにお金を入れているのか、どれだけ資金があるのかがわかり、個人事業主や株式投資を行う上でも必要となる知識なります。

これが伊藤忠商事のCFです。これだけ見ても何を意味しているのか分からないと思います。しかし、今回の説明を最後まで見ていただければ、何を意味しているのかしっかりと理解できます。それでは、やっていきましょう！！

CFは大きく分けて、下記の3種類に分かれます。

・営業活動によるCF
・投資活動によるCF
・財務活動によるCF

まず、営業活動によるCFとは、本業の営業活動で現金がどの程度稼いだのかを表します。例えば、2019年の伊藤忠商事の営業活動によるCFは8781億円稼いでいることになります。

次に、投資活動によるCFとは、投資によってどの程度現金が増減したのかを表してます。伊藤忠商事の例を見てみると2019年の投資活動によるCFは-2488億円になっています。この－は、投資金額を示しており、これが＋だと投資したものを現金化していることを表しています。

最後に、財務活動によるCFとは、資金調達と返済でのどの程度現金が増減したのかを表しています。同様に伊藤忠商事の2019年の財務活動によるCFは、-5755億円です。今回のーは現金を返済していることを意味しており、＋の場合は資金調達を意味しています。

今回は8パターンを見ていきます。これを見て理解するだけで企業が何を使用としているのか理解することが出来ます。それでは、1つずつ見ていきましょう。

①健康経営

これは本業で儲かってそれを設備投資などに投資して、借り入れなども返済している健康型の経営です。先ほどの伊藤忠商事もこれに該当します。

②攻め型

本業で儲かって、資金を投資して足りない分を資金調達してさらに投資している攻め型です。

③治療型

これは、本業で儲かって、また設備投資していたものを売却して資金を集めて返済を行っている治療型です。会社の治療をするために行っているものです。

④衰退型

これは、本業で儲かっておらず、設備投資をどんどんと売却して資金を集めて、返済を行っている衰退型です。

⑤勝負中

これは、本業で儲かっていないが、どんどんと資金調達を行い投資活動を行いっている勝負型です。これは主にスタートアップが該当します。

⑥東芝型

本業で儲かっておらず、設備投資を売却して資金を集めて、それを返済に充てているものです。これは、危険な状態です。

⑦資産貯蓄型

これは、本業で儲かって、かつ設備投資を売却して資金を集めて、かつ資金調達を行っている資産貯蓄型です。将来大規模な投資を狙っている可能性が高いと判断されます。

⑧怖い者知らず型

これは本業で儲かっておらず、投資活動を行うが、財務は返済しているものです。実際にこうした会社は、過去に貯めた資金を取り崩している状態です。

CFとは、お金の流れを指しており、これを見ることで実際に企業が何に投資しているのかどういった状態なのかを理解することが出来ます。加えて、CFには、3種類あり営業活動によるCFと投資活動によるCFと財務活動によるCFです。

また、CFの見方は8種類あり、これを理解することで今後株式投資をする際に企業の状態や投資しているものを理解することが出来たり、経営状態も理解することが出来ます。

以上になります。最後まで見ていただきありがとうございました！！それでは、また！！