月命日
二十四日は父と母方の祖父
二十五日は母方の祖母の月命日
母はいつも二十三日晩には仏花をお供えしていた
父も祖父も日付変更線が変わって間も無く、あの世に旅立った
今日は少し早いけど花屋に行く
梅雨明けの水色の空
白い雲の中
母を探す
どこかに母はいないかなぁ
と思った途端に涙が出る
母が恋しい
仏花と紫のカーネーションを供えよう
カーネーションは買わないと決めていたのに
どうしても紫のカーネーションに惹かれる
わたしの中では紫色は祖母のトーレドマーク
紫のカーネーションを見た途端
どうしても欲しくなる
祖母が買ってとねだっているのか
迷いなくレジに持って行く
家に帰りバケツに水を汲み
花束を浸ける
果物はデラウェアを供えようと用意してある
今月は紫ずくめ
あぁ、ばあちゃんがいる
不思議だ
ばあちゃんを感じる
やさしい人
母のお母さん
わたしはばあちゃんにもわがままばかり言っていた
わがままを言えるのはばあちゃんとわたしの中で信頼関係があるから
これは母を手放して分かったこと
あなたの娘がわたしに教えてくれたこと
ありがとう
お母さんを生んでくれて
感謝します
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