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色彩変異の多様なアフリカ最大のカナブン「トルクアータ」の飼育
クビワオオツノカナブン(通称トルクアータ)とよばれる昆虫の飼育を始めました。この種はアフリカ最大のカナブンと称され、色彩変異の多様性からアフリカの宝石と呼ばれるブリーダーには人気の高い種類です。
北陸では石川県野々市市のホームセンタームサシ資材館のペットコーナーで取り扱っています。めっちゃレアです。
クビワオオツノカナブン
クビワオオツノカナブン(Mecynorhina torquaya)、オスは角があり約55〜85mm。基本色は緑色で、鞘翅に白っぽい模様があるのが特徴で、幼虫でも雄で約80mmになるので日本のカブトムシ並みのサイズになります。原種は主にコンゴ民主共和国、カメルーン、ウガンダの熱帯アフリカに生息しています。通称トルクアータと呼ばれ大きな昆虫少年たちを虜にしています。
原種は深い鮮やかな緑の個体ですが、亜種や交配の掛け合わせすると赤みがかったメタリックな光沢をもつ個体も現れます。
色彩の多様性
この種の昆虫はすべて同じになることがないというほど模様や色彩に個性が現れます。以前の記事でアサリの模様を例に生物の多様性に触れる機会がありましたが、コレをさらに芸術的コレクション性に優れているということがわかります。
ウガンデンシス(通称:ウガン)、インマキュリコリス(通称:インマ)など亜種が存在し、それらとの交配で独自の芸術的な個体を生み出すという沼がここにあります。
飼育の秘密
カブトムシやクワガタの土は十分に湿らせて、できるだけ朽木の状態のようにカチカチにするのがベターですが、カナブンやハナムグリの飼育は腐葉土をパラパラになるくらいで乾燥させて土の重みで固くならないくらいふわふわな状態でケースに詰めます。土は通常の甲虫飼育マットでOKですがラップアンドで蓋はせずに新聞紙などでダニやコバエの侵入を防ぐようにします。
幼虫はなんと肉食です
カブトムシやクワガタの成虫は樹液を吸い、幼虫は朽木や腐葉土を食べると言うのが森林に住む甲虫達の常識と思われるかもしれませんが、実は条件によってはカブトムシもタンパク質を求めて肉食になるのです。1匹ごとにしきりをしないと共食いなんてこともあるのでしっかりケースをわけねばなりません。
特にオオツノカナブンの幼虫は顕著で、この種ほどのサイズになるとドックフードやキャットフードを与えるのが通例になります。
あまりの食欲にちょっとドン引きしてますが、日に日に成長が見られるのは育てていて楽しいですね。
迫力のある姿を見られるのは晩秋になると思いますが、近所の子どもたちと大人なステイホームの楽しみ方をおすそ分けしつつブリーダー沼に足を突っ込んでいこうと思います。
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