【全文公開】 CHAPTER 3-02 あした、ハーブを植えよう
「デザイン読書日和」という同人誌即売会&交流会で出典した『 田舎暮らしを科学する仕事っぽくないデザイン』(¥300)全60Pのスローライフエッセイ、全文公開チャンレジです。
今回は3章「暮らしを彩る健康的な習慣づくり」より、CHAPTER 3-02 あした、ハーブを植えようの記事公開です。
CHAPTER 3-02 あした、ハーブを植えよう
ハーブはもともと植物学的な言葉で、高木や低木に対する草本植物あるいは草の葉を意味します。古来より私達の身のまわりに存在し、日々の暮らしの中で研究され貸せてきた野草です。宗教、政治、医療、文化、衣食住のすべてにかかわりをもってきた有用植物に注目してみましょう。
CHAPTER 3-02-01 室内でもできるハーブ栽培
「ハーブ」とは、「暮らしに役立つ香りのある植物」を総称する言葉。昔から生活のあらゆるシーンで薬草や料理など様々な用途で利用されてきました。ハーブは育てやすい植物のため、ガーデニングがはじめてでも簡単に育てられます。室内でもプランターやハイドロカルチャーなどを活用して手軽にはじめられるハーブのある暮らしをはじめませんか。
図 : 室内で瓶で育てるポケットハーブ農園、感想は室内スペースでもおこなえる。
CHAPTER 3-02-02 お庭で採れたハーブを健康的な食生活に取り入れよう
食材として利用するためのハーブを育てる場合は、品種名と食用か観賞用か確認して苗を選ぶと安心です。ドライにすれば保存も効き、色々な用途で利用できます。
例えばローズマリーは肉料理・魚料理との相性が抜群で、生でもドライでも加熱しても強い香りが残ります。野菜ではじゃがいもと一緒に調理すると味わいが増します。珪藻土など入れた小瓶に分けて保存することでいつでも毎日の食事に彩りを与えることができます。
図:試験管ビンに保存した色々な種類のハーブ
CHAPTER 3-02-03 お庭で採れたハーブで、フレッシュハーブティーを淹れてみよう
古くから民間療法の一つとしてヨーロッパで親しまれてきたハーブティーは、健康に役立つ働きをたくさん持っています。その力を手軽に取り入れられるのがハーブティーです。味と香りを楽しみながら、自然の恵みを日々の暮らしに取り入れてみませんか?
また、1種類だけで飲むより、複数種類のハーブをブレンドしたほうが、味に深みが出て、マイルドになります。
例えば、ローズマリーだけを飲むと、苦みを感じますが、スペアミントを加えると、不思議なくらい飲みやすくなります。効能も多く摂れますので、身体にとっても相乗効果が期待できます。デスクワークが続くと、カフェインの大量摂取や蓄積的に眼精疲労になることも多いので生活の一部に取り入れるときっとリフレッシュできるでしょう。
図:ブレンドしたハーブティー
CHAPTER 3-02-04 毎日使うハーブを効率的に育て生活に取り込む環境設計
みなさんはロックスパイラルガーデンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。家庭用の螺旋状のハーブガーデンの作り方です。下の絵のように螺旋状に徐々に高くなって真ん中を一番高くし、石を積んでつくります。
家庭で使うハーブ類を少しずつ植えて、キッチンからすぐ近くの場所に必要な時にすぐに摘めるように考えた環境設計で、石段の上に足をかければ、靴が土に触れることなく、長靴に履き替えなくても作業ができます。また水撒きも一番高い所につけたスプリンクラーひとつで簡単にできます。
高低差を調整し螺旋状することで植物によって適した日照、乾湿の条件で調整して植えることができるお洒落で画期的な設計です。モノを介して自分の日々の行動がデザインされる良例といえるパーマカルチャーの部分導入です。
参照: 「パーマカルチャー菜園入門」よりロックスパイラルガーデンの完成例
まとめ
今回は簡単にはじめられるハーブ菜園の話を中心に、手軽な活用方法などに触れていきました。
ハーブはいいぞ!という回でした。次回に続く。@norinity1103でした。
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