月の夜に映える美しい蛾 オオミズアオ
オオミズアオ(Actias artemis)の種名には学名にはギリシャの月の女神アルテミスの名前が使われています。とある文献では情緒的な表現としてアルテミスの化身と書かれています。英語では「Moon moth」(月の蛾)。
同じ蛾でもヤママユだったりカイコの近縁種は造形がとても美しいですね。好きな人は芸術的な造形にみとれてしまうでしょう。短命で儚い印象から絵の題材としても映えますね。
今回見つけた種類はホウキ状の触覚が細いので雌のようですね。正面を見ると特徴的がハッキリわかります。
近縁種のオナガミズアオかも?
外見での区別は難しいですが翅の先端の尖りが強いことや、体色の青みが強いこと、翅中央の丸い斑紋がオオミズアオではゆがんでいるがオナガミズアオ( A. gnoma )では丸い点が上げられます。
止まったときの左右の前翅前縁部がオオミズアオではほぼ一直線となるのに対しオナガミズアオでは極端に「ハの字」となっているので。
季節を感じる生き物のライフサイクル
夏も終盤に差し掛かるといろいろな木々の植生や生き物のライフサイクルが観察できて四季の移り変わりを感じることができますね。オオミズアオをはじめとしたヤママユ蛾は大人になってからは口が退化しているので、食べ物を一切食べることはできません。
僅かな期間で生殖機能のみのこして繁栄する生き様はなんとも感慨深いですね。短命な生き物としてはセミやカゲロウなども代表的ですが生き物の生態は知れば知るほど緻密に設計されているから考え方によっては本当に楽しい学問ですね。
秋の季節も昆虫観察が楽しみです。みなさんも気が向いた時フィールドワークにでてみませんか? norinty1103でした
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