見出し画像

#4 駐在を聞いた息子の気持ち

ワット・ポーの涅槃像
ものすごい扁平足やな…と言った旦那
ゆるやかなカーブを描いてたら作り手が大変なことになってるやろうに

私が泣きながら行きたくないと言った駐在話
息子は二つ返事でついていくと言った駐在話

もう1度1週間後に聞いてみた
それまで話をしたらおかん狂うわ位に話題に出なかった

ついていくよ

揺るがない思い

子供ってもっとやっぱりやめる!とか気分で変わるもんじゃないの?なんでなん?

パパが好きだから家族はチームだから
離れちゃいけないと思う

目から鱗

嘘やん
好きとか嫌いとかそういう問題?

あんたのお世話の土台やってきたの母ですよ
その母泣いててもええんかい

旦那は育児いいとこ取りじゃなかったのかな

とにかく息子の思いは変わらなかった

ただひとつだけ過保護な私は息子に言った
直前になるまで友達には話さないこと
息子はこの話を忠実に最後まで守った

子供の世界は残酷で
何か自分と違うところがあったら否定したり
背景は考えないところがある
当たり前だけど自由で自分勝手だ

子供だから仕方ないという怖い子供の人間関係を見てきた

ついていくついていかないとか

まだなにも決めていなかったけど

まだ周りに話したらあかんよ
この約束だけは息子とゆびきりを吉本新喜劇のあいちゃんのメロディーにのせて切った

息子はこの時
なんかおもしろそうやん、楽しそうと思っていたそうだ

ポジティブ
前向きか
松岡修造か

パパが好きだから
しばらくこの言葉がずっとひっかかっていた
好きか嫌いかそんな単純な気持ちじゃなくて
エゴ丸出しの我欲でしか聞いてなかった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?