見事な得点と残念な失点(ギラヴァンツ北九州 2022 その16)(2022/3/21)
素晴らしい2点目でついつい浮かれてしまうのですが、勝ってませんからね!
得点と失点
確かに2得点したことは素晴らしかったんですが、2失点はいずれももったいないものでした。ああいう失点の仕方をなくしていかないと、勝つのは難しいかなと。
なお、天野監督・テゲバジャーロ宮崎の工藤壮人選手共に、1失点目(テゲバの1点目)はオフサイド気味だったことを指摘してはいます。
ただ、攻撃時2バックになる守備にリスクがあるのは確かなので、天野監督のコメントにもあるように修正してほしいところです(今回の試合では、緊急対応的に右サイドバックの藤谷壮選手が上がらずに残る場面があったようですが)。
2失点目も実にもったいなかったです。あとから見返してみると、テゲバの選手が前川選手へのパスを狙っていたようにも見えました。天野監督いわく「練習ではああいうことはなかなか起こらない」とのことですが、試合終盤であること、去年も含めあまり勝てていないことへのプレッシャーなどが、そのようなプレー選択をしてしまった要因かもしれません。
この辺は難しいですが、勝ち続けて「メンタル的好循環」にすることで解消していくしかないんでしょうね。
前川大河選手の復帰
前川大河選手が復帰したのは本当に大きかったですね。後半途中出場後、空いたスペースの色んな所に顔を出してくれるので、ビルドアップ時に単純にパスコースの選択肢が1つ増えたんじゃないかと思います。
佐藤亮選手・中山雄希選手の適正ポジション
前半の終盤、1点目を決めた少しあとくらいにポジションを入れ替わっている時間帯がありましたね。また、後半に前川選手が入ってからは中山雄希選手が左サイドに。佐藤・中山両選手共にサイド・トップ両方適正があるようですので、試合の状況によっては今後も入れ替わることがあるかもしれませんね。
その佐藤亮は負傷交代してしまいました。大事に至らないことを祈ってます。
見事な流れの2点目
このツイートをするために何度見返したか(笑)。
中山選手は背番号で判別できなかったので、遠目に見える髪の色と、池髙暢希選手に出したパスが左足だったこと、この流れに絡まなかった2人の選手(六平光成選手・永田拓也選手)がいた位置などを考慮して判断しましたが、正直(仮)な感じでツイートしてました。
試合後コメントで複数人から「練習通り」とあったように、ああいった崩しを常に練習しているのですね。私が2013年途中から試合映像を確認するようになって以降、一番キレイな形だったように思います。
中山選手から池髙選手へのパスが、個人的に一番「エモい」ところですね。
こういった「連携でのゴール」はベストゴールに選ばれにくい傾向にありますけど、間違いなく心には残ると思います。それで勝てれば最高でしたが。
ゴール前の意外性と、ロングスロー
この試合で、藤谷選手に替わり右サイドバックで途中出場した本村武揚選手。
ペナルティエリア内でボールを受けた本村選手が、相手DFの間をぬるっと飛び出しビッグチャンスを生み出してました。おそらくテゲバのDF陣はパスを予測していたのでしょう。ギラの選手たちがこの試合でドリブルでの仕掛けをあまりしてこなかったことも伏線だったかもしれません。
いずれにせよ、ゴール前でのドリブルの仕掛けなど、相手を欺く動きははもっとあっていいですね。
そして、おそらく今日の試合で初めてだったと思いますが、本村選手がロングスローを披露しました。よくみると、通常の助走なしのスローインでも結構遠くに投げていたんですよね。
新たな攻めのオプションが生まれたかもしれません。
針谷岳晃選手の積極性
開幕戦に続いて積極的な動きを見せた針谷選手。
去年は殆どなかったペナルティエリア付近(内)までの侵入も何度か見られました。六平選手がバランスを取ってくれていることも大きいと思いますが、機会があれば、これからももっと狙っていってほしいですね。
さて、次節は再びアウェーで富山戦です。得点能力は去年より向上している部分を見せられましたので、あとは去年から続く安易な失点を如何に防ぐかだと思います。
たとえ攻撃を標榜するチームであっても、結局最後に重要なのは攻守のバランスではないかと。なので、次戦はゼロで抑えて今シーズン初勝利と行きたいところですね。
まだまだこれからです!