【続き】リーグ戦なくて暇なので、ここまでの2024年シーズンを振り返ってみる(ギラヴァンツ北九州)(2024/8/14)
前回の記事の続き!
前回の記事では
ここまでの順位(第23節終了時)
守備が堅い!
複数ポジションできる選手が多い!
フォーメーションの幅が広がっている!
替えの効かない頼りな選手!
チーム内の競争が激しい!
以上の点を書いているので、読んでない方はそちらを先に読んでね!
ちなみに、上の記事で「書ききれなかった」と「おわりに」の項で言及したのは以下の案件。
レギュラー争いまでは行かないまでも激しいメンバー入り争いを繰り広げている攻撃的中盤の面々
藤原健介が引き上げてくれるであろう領域
11戦負け無しの状況であっても驕ることなく気を引き締めている選手たちのこと
増本浩平監督の素晴らしさ
いやー、全部書ききれるかな…(笑)。ひとまず、やるだけやってみます。
メンバー入り争いを繰り広げている攻撃的中盤の面々
シーズン前半戦を過ぎ中断期間に入っている現在、スタメンはある程度固定されてきたように見える。それは攻撃的中盤でも例外ではなく、左サイドは牛之濵拓、右サイドは高昇辰、トップ下は岡野凜平が、それぞれスタメンに名を連ねることが多かったように思う。なお、中断前の直近2試合では、トップ下に藤原健介が入り、岡野凜平が右サイド、高昇辰はサブに回っている。
その中でも、牛之濵拓は左サイドの座をほぼ奪われることなく、攻撃的中盤の軸の一人として君臨し続けている。得点こそまだ1得点にとどまっているが、攻撃の縦への推進力はチーム随一だと思っている。第17節ホーム奈良戦で田中悠也の長距離スローイングをレシーブし強引に左サイドを突破、永井龍の得点をアシストした一連のプレーはとても印象深かった。
(上の動画は奈良クラブの攻撃部分からをスタート時点にしてます。岡田優希選手を抑える山脇樺織選手も見どころですよー)
まあ、そんなこと思ってたら「シマダノメ」の深堀りインタビューで牛之濵拓が取り上げられてたので、ちょっとびっくりしたのだけども(笑)。
攻撃的中盤のレギュラー格4人については現状ではかなり盤石で、さらにベテランの矢田旭もいるので、他のメンバーがここに割り込むのはなかなか難しいように思われる。競争の激しいポジションである。
そんな中で、レギュラー奪取とは行かないまでも、メンバー入りに奮闘する若手たちがいる。平原隆暉・髙橋隆大・井野文太・若谷拓海・小林里駆の5人である。リーグ戦における出場試合数は、平原隆暉が13試合、髙橋隆大が9試合、井野文太・若谷拓海・小林里駆がそれぞれ8試合。その中で、スタメン出場は平原隆暉・若谷拓海・小林里駆が3試合、井野文太が1試合、髙橋隆大は0試合(すべてサブからの出場)となっている。このように、彼ら5人はここまでで比較的均等に出場機会を得ており、激しいメンバー入り争いが行われていることがわかる。
(試合ごとのフォーメーションは上記のリンクを参照しました。フルタイムの試合映像にて自分で確認できればよかったのですが。なので、細かい違和感などあるかもですが、ご容赦を)
トップ下に関しては、第1節は矢田旭がスタメンであったが、前半で怪我により退いてしまった。以降は、第2節は井澤春樹、次の第4節(※第3節が後日開催の変則日程)は平原隆暉、第5節は3バック・高吉正真アンカーでトップ下(シャドウ)は小林里駆・喜山康平の2人、第6節は小林里駆、第7節及び第8節はトップ下なしの2トップ(永井龍と高昇辰)、第9節は若谷拓海となっていた。相手に合わせる部分もあるとは思われるが、色々試行錯誤している部分が伺えた。
第10節以降(第10節・第3節・第11節)は矢田旭が復帰し3試合連続スタメン、第12節・第13節は若谷拓海、第14節は平原隆暉、第15節以降第21節までは基本的には岡野凜平が務めることになった(第20節は矢田旭)。こうしてみると、13節から23節までの11戦負けなしとその間の永井龍の得点量産に、トップ下・岡野凜平が強く関連づいている印象がある。実際、いろいろな選手を試した中で一番相性がいいのだろうと思われる。ただ、中断前の直近2試合・第22節と第23節は藤原健介がトップ下を務めており、ここからどのような化学反応が起こるのか、より高みに向かうのか、という点には注目せざるを得ない。
一方で、左サイド・右サイドは多少の入れ替わりはありつつも概ねメンバー固定。特に左サイドは牛之濵拓が盤石で、右サイドも高昇辰・岡野凜平でほぼ固定であった。攻撃的中盤で一番流動的だったのは、上述の通りトップ下だったのではないだろうか。しかし、そのトップ下もここにきて固定化の流れが見えてきた。
そんな中で行われている攻撃的中盤選手のメンバー争い。
8月11日実施の中断期間最後のトレーニングマッチで、現状レギュラー奪取を伺っている攻撃的中盤の選手たちが軒並み得点していることに、実は密かにテンションが上がったのであった。
というわけで前置きが長くなったが、平原隆暉・髙橋隆大・井野文太・若谷拓海・小林里駆の5人に関して、自分が抱いている印象をそれぞれ語っていくことにする。
平原隆暉に関しては、体はそこまで大きくないけども(166センチ)、背後からくる相手選手を体を入れ替えてひらひらと器用にかわす様子から、「牛若丸!」とよく思っている。基本的には真ん中寄りの選手で、守備的な中盤もこなすことができる。リーグ戦ではまだ得点はないが、天皇杯県決勝やトレーニングマッチでは得点する機会が多く、シュート意識が年々高まっていることはリーグ戦を見ていても感じるところ。出場試合数は5人の中では一番多く(13試合/先発3試合)、実は矢田旭(10試合/先発6試合)よりも多かったりする。先発試合数は矢田旭のほうが多いので、現状の序列としては矢田旭と同じくらいか、その次、くらいなイメージだろうか。とても上手さを感じる選手なので、決定力向上により「怖さ」も身に付けておきたいところ。第9節ホーム琉球戦において、チーム2点目の際に場内では平原隆暉ゴールのコールが上がったものの、残念ながらその後にオウンゴールに記録変更となってしまった。リーグ戦初ゴールが待ち遠しい選手の一人である。
髙橋隆大は、変幻自在の両利きのドリブラー。かなりの小兵(156センチ)だが、それを生かした緩急のあるドリブルが持ち味。今のところ、リーグ戦では途中出場のみではあるが、出場した試合の多くでチャンスを生み出している。ドリブルばかり注目されがちだが、クロス精度やシュート力もあり、天皇杯2回戦の新潟戦では先発出場した上、ゴールも決めている(他の場面では、シュートがポストに当たり、その跳ね返りを坂本翔が詰めてゴールしているので、ある意味「アシスト」も決めている)。問題があるとすれば守備面か。ボールロストのあとの守備が若干緩くなり相手カウンターの起点となってしまったり、味方ゴールライン上の相手との競り合いで簡単にボールを奪われ決定機を作ってしまったり、といった部分が散見される。相手へのプレス強度など、徐々に改善されつつある部分もみられるが、先発で起用されない要因は、こういう守備面のリスクによるものが大きいのかもしれない。とはいえ、他の選手達が「一番うまい」と評するテクニックは、オープンな展開になった後半終盤にかなり生きてくる。天皇杯の新潟戦のように、先発で長い時間稼働できるようになれば相手にとってはもっと脅威だと思うが、現状リーグ戦ではこのような「切り札」的な起用方法になるのではないだろうか。
井野文太、サイドハーフ。これには驚いた。2022・2023では守備的中盤であったが、今年のリーグ戦での出場は、自分が認識している限りでは、多くがサイドハーフであったと思う。第2節で高昇辰負傷後に同じポジションの右サイドハーフに入ったときにまずびっくり。こっちもやれるんやと。ただ、6月2日の第15節ホーム鳥取戦以降はメンバー入りがなく、競争から一歩遅れている感は否めない。守備的中盤としても、守備寄り・アンカーの高吉正真、やや攻撃寄りの井澤春樹・喜山康平(他に、藤原健介・平原隆暉も可能)とメンバーは充実しているので、ここから出番を奪うのは現時点ではなかなか難しそう。ちなみに、残念ながら今季出場試合のハイライトには残っていなかったが、惜しいシュートを放っていた印象。自分が見に行った昨季2023年の三ツ沢でのYS横浜戦、その時も目の前でクロスバーに当たる惜しいシュートを見たけども、アレも入ってればなあ…。プロは結果が求められるし、それが得られるかどうかはほんと紙一重の差なんやなと痛感する。今季は現時点で8試合出場で、昨季2023年の出場数(7試合)はすでに超えているので、あとは目に見える結果がほしいところ。
若谷拓海はトップ下メインのアタッカー。第7節ホーム大宮戦でも途中出場し、昨季2023年まで北九州に在籍していた相手控えGKの加藤有輝から「左利き! 左利き!」とピッチの選手たちに情報が伝えられたとの話があったらしいが、そのとおり左利きである。ルヴァンカップ2回戦の町田戦では、試合後に「ふかさないことと枠に入れることを意識した」と語った思い切りの良いシュートを決め、そうかと思えば第11節アウェイ長野戦ではゴールにパスするかのようなゴールを決めた。基本的にはパサータイプだが、このとおり決定力も持ち合わせている。ただ、第15節ホーム鳥取戦のメンバー入り(出場なし)以降、メンバー表に若谷拓海の名前を見ることはなくなっている。永井龍のシマダノメ・深堀りインタビューにて永井龍と頻繁にコミュニケーションを取っている様子も語られており、出場する機会さえ得られれば…と思わずにはいられない。藤原健介も加入してトップ下のポジション争いが更に厳しくなっていく中、右サイドハーフなどでの出場にも活路を見出したいところ。山梨学院大学でコンビを組んでいた平河悠の海外挑戦も、きっといい発奮材料になっているはずである。
最後の5人目はルーキーの小林里駆。第5節ホームFC大阪戦でいきなりスタメンで出場すると、第6節アウェイ今治戦も連続先発。この2試合はいずれもトップ下だったが、攻撃的中盤ならどのポジションでもやれるようで、第19節ホーム福島戦での左サイドでの先発出場や、右サイドでの途中出場もこなしている。ボールの扱いに長けていて器用で、キックの精度が高くフリーキッカーを任されることもある。初ゴールとなった第16節アウェイ宮崎戦、高昇辰のペナルティーエリア外からのバイシクルシュートにいち早く反応していたのは見事だった。そういえば天皇杯新潟戦でも先発出場しており、髙橋隆大と近い距離感でパスを繋ぎつつ、得点機の一端を担っていたことも印象深い。ここでもおそらく左サイドでの出場だったと思われるが、ハイライトを見る限りは髙橋隆大がかなり自由な位置取りをしており(実際、自由にやっていいと言われてるのだろうと思う)、小林里駆と近い位置にいたりしていたため、実際のところは是非フルタイムで確認したかったところ。とにかく、すでに完成度の高いルーキーで、いい選手が入ってきてくれたよなあと思う。牛之濱拓と持ち味は違うが、左サイドでの活躍ももっと見てみたい。
こう見ていくと、攻撃的中盤にいい選手は多い。また、左右真ん中いずれもこなせる選手が多いのも強みではないだろうか。もっと切磋琢磨してチームの底上げをしてもらいたい!
藤原健介が引き上げてくれるであろう領域
もうすでにここまでで4000字超え。どうするんだ。
事前の報道も特になく、突然訪れた吉報。夏場の移籍ウィンドウが開く前だから油断してた! 育成型期限付き移籍だからなあ。
加入直後の6月23日、第18節アウェイ金沢戦で早速守備的中盤として途中出場。次の第19節ホーム福島戦では後半開始からトップ下で登場し1ゴール1アシストの活躍で逆転勝利に貢献、いきなり存在感を見せつけた。第20節アウェイ鳥取戦・第21節ホーム宮崎戦(第21節はアシストを記録)は、それぞれ守備的中盤で出場し、後半途中にトップ下にポジションチェンジしていた。それが布石だったかどうかはわからないが、以降の第22節ホーム松本戦・第23節アウェイ琉球戦ではトップ下で先発出場。これまでトップ下を務めていた岡野凜平がハマっていた印象があり、思い切った変更にも思えたが、よりゴールに近い位置でプレイさせたい、攻撃面でシフトアップさせたい、というチームの意図が見えてくるようにも思う。
「新門司キニナリーニョ」の記事の中で、こういう一文があった。増本監督が藤原健介に対して言った一言。
DAZNで試合を眺めているだけでも、その一端が垣間見える。まずはセットプレーの精度。これまで出場した6試合ですでにコーナーキックで2本アシストを決めているように、キック精度が極めて高い。そしてスペースへ出す鋭いパス。その弾道は低く速く、かつて藤原健介と同じく北九州と磐田に在籍した針谷岳晃(現・福島)のようであり、往年の中田英寿のようでもある。さらに、ビルドアップ時に中盤の底まで降りて関わることが多い。2022年頃に髙澤優也(現・群馬)が見せていた動きに、その辺はちょっと似ていた(あのときは、それによりフォワードである髙澤優也がいるべき場所にいなくなるため、ジレンマではあったが)。あとは、守備で相手にぶつかることを厭わないけども、どちらかといえばやはり攻撃寄りの選手だなという印象。ちなみに6試合ですでにイエローカードを2枚もらってしまっており、そこが少し心配なところ。今季のJ1磐田の試合ではイエローカードをもらっていなかったので、J3リーグの選手・審判団に対して微妙な認識のズレがあるのかもしれない。この辺は、適応していってもらうほかない。
永井龍以外にセットプレーで合わせられる選手が出てくれば。スペースに出すパスに合わせられる選手がもっと出てくれば。トップ下から中盤の底まで藤原健介が降りてきた時に、相手をうまくかわしてビルドアップがよりスムーズに進むようになれば。他にも、自分のような素人が感知できないような、いろいろ高度なアクションがあると思われるので、彼ひとりですべてをまかなうことは難しいまでも、彼のプレーに対し回りの選手が適応することでチーム力が向上できるはず。そんなチームの狙いが見えてくる。
シーズン終了までに完成形が見えてくるだろうか。そして願わくば、それが最良の形で実りますように。
11戦負け無しの状況であっても驕ることなく気を引き締めている選手たちのこと
特に去年2023年の「J3最下位(Jリーグ60位)」を経験した選手たちに顕著なんだけども、「いま調子が良くても、ちょっとしたことですべてが崩れてしまう。なので気を緩めてはいけない」という気持ちが強く感じられる。
「目の前の一つ一つのプレーに集中する」
「シーズン始まりのときの優勝したい気持ちを持っているか。今の状況に慣れてきていないか」
試合後のインタビューや、シマダノメインタビューで出てくる「今の状況に満足しない、油断しない」言葉の数々。読んでいるこちらの気が引き締まるくらいである。
これ以上の紹介は野暮ったいので、是非ギラヴァンツ北九州公式HPの各コンテンツにて反芻していただければ。しかし、これだけのものを無料で読めるのは、ほんと贅沢なんだよなあ(笑)。
増本浩平監督の素晴らしさ
戦術家なのか、モチベーターなのか。
戦術家でもあり、モチベーターでもあり、オーガナイザーでもあり…。
この辺の詳細はもうインタビューを読んでいただければ、引用したもの以外の部分もまるっと書いてあるんでぜひ…(笑)。また、自らを「特に突き抜けた特徴のない、バランス感覚のある監督」と評していて、確かに、何にでも対応できる柔軟さを感じる部分はある。
個人的には戦術的な細かいことは全くわからないのだけれども、今季は「前半イマイチでも、後半巻き返す」「選手交代により、息を吹き返す」という場面がとても多いように感じる。試合中でのフォーメーション変更も頻繁な印象があり、素人目にも変化がわかりやすい。試合後インタビューにより、それが狙いを持った変更であることがわかったときはさらに面白い。試合ごとに、または試合中に、相手をよく見て戦い方を変えることができる。そういう資質を持った人なんだろうなと思える。また、選手たちに対しても、ピッチ上で変化に対応するよう促していることがうかがえる。
あとは、応援している人たちへの言及を頻繁にしてくれる。応援している側からすれば、このような意気上がる言葉はほんとうにうれしい。これは監督だけでなく、選手たちからも頻繁に出てくる言葉だったりする。一体感を感じる。
GO INSIDEでもその辺は頻繁に語られているし、試合後のインタビューでもたくさん出てきている。こちらとしてもクラブとの結びつきを意識できるし、応援にやりがいを感じることができる。本当にありがたい言葉なのである。
というわけで、GO INSIDEというコンテンツが今年はどのJリーグのクラブみても人気だけども、ギラヴァンツ北九州でもそれは例外ではない。とにかく、そういう類の言葉に溢れかえっているのだ。
ここで特にフィーチャーされるのは、やはり増本監督の言葉。「語録集の日めくりカレンダーを作ってくれ」との声も聞こえるくらい、やる気を出す言葉に溢れているのである。
よく聞かれるのは「自分に矢印向けろ」「一喜一憂するな」「応援している人たちのために戦おう」「泥臭く戦おう」といったような言葉。いちいちアガるなあ。
先んじてグッズ化した言葉もある。
ほしかった(小並感)。っていうか、動き早すぎないか(笑)。
あまりに人気があるので、選手グッズに増本監督が追加でラインナップされたりもしている。
(これはちょっと違うけども)
「(増本監督追加!!)」というキャプションがあまりにもアツい。サムネも監督のグッズだし。いやー、大人気。
そして、6月の月間最優秀監督にも選ばれた。初受賞とのことである。なお、6月は3勝2引き分け。ここから7月にかけて負け無しが続くことになる。
程々に注目していただきたい…(小声)。見つかっちゃうよー!
というわけで、外部の皆さんにあまり注目されないよう、こちらとしても程々に増本監督を応援したいところである。難しいけども! 後述するけど、池西スポーツダイレクターもね!
おわりに
いやー、中断中ではありますが、好調なシーズンの最中なので振り返るのが楽しかったです。前の記事を書き終えて追加で書こうとなったときに、果たして全部書き切れるんだろうかと思ったこともありますが、全然苦にならなかったですし、夏季休暇中であることも手伝ってなんとかシーズン再開前に書ききることが出来ました。よかったよかった。
にしても、後半は引用が多くなったとはいえ一万字超えになっちゃったんですが、ついていけてますかね…。前編でも言ったんですが、ただの自己満足のまとめでしかないので、読んでくれる人おるんかいな、みたいなところはあります。まあ、少なくとも自分は読んでて楽しいので、最悪それだけでもいいですが(笑)。っていうか、今回後編だけで一万字超えてしまったっていうのには苦笑いするしかない。
とか思ってたら、すごいリリースが飛び込んでまいりましたね。
実のところ、北九州市はサッカーどころで昔からいい選手をたくさん輩出しており、他クラブには北九州市出身者が多数在籍しています。一方で、地元であるギラヴァンツ北九州には北九州市出身者がほとんどいない現状を指を咥えて見ていたわけですが、ようやく…ようやく「帰って」きてくれる選手が出てきた。嬉しくてたまらない。
そして、すでにチームに合流!
順天堂大学出身者多いなあ。背番号は2020年の村松航太(現・秋田。順天堂大学の4年先輩)と同じ16! 親分は今季の秋田で16背負ってますねえ。同じだ。たまたま空いてた番号っぽいし偶然だろうけど、なんかいいですね。なんとなく風貌も似てる?
タイプとしてはパワフルなポストプレーヤーで、ここ数年は怪我に苦しんでるようだけども、アンダー世代日本代表を経験しているのに加え、「ポテンシャルは(同世代で、先日閉幕したばかりのパリオリンピックにおいてU-23日本代表で活躍した)細谷真大に匹敵」とも評されており、ものすごく期待値は高いですね。
今シーズンはまだゴールがないようですけども、永井龍に匹敵する力のあるプレイヤーが来てくれましたね。地元でのびのび成長してほしいところです。加入理由はあとで何らかの形で知ることになるかもしれないですが、「永井龍の負担軽減」については前の記事でも自分が言及していたところですし、それはおそらく強化部も同じ考えだったかもしれないということですね。池西希スポーツダイレクターはじめ、強化部の皆さんありがとうございます。藤原健介を引っ張ってきたことといい、池西さんも増本監督と同じくらい絶対外せないですね…。
そしてもう一個吉報キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いやーもうほんと、素晴らしいですね。クラブとしては、4年ぶりの月間MVP受賞となるようです。
大森選手加入して、永井龍選手がJリーグの月間MVP。これは攻撃陣のさらなる奮起に期待したいところ。
「おわりに」とかいいながら、思わぬ吉報続きで蛇足が長くなってしまった! というわけでそろそろここまでにしたいと思います。今週土曜日(8/17)にはついにリーグ戦が再開、それもギラフェスということで、勝って「アツい小倉の夜」にしたいところですね!
それでは、長くなりましたがここまでとなります。一万字超えの文章を読んでくださった奇特な方、ありがとうございました~。