ここからもっと上げていこう!(ギラヴァンツ北九州 2022 その27)(2022/7/19)
試合終盤に勝ち越しゴールが入ると感情がぶち上がりますね!
1点目はPKでしたけど、PKゲットした場面は前川選手の藤谷壮選手へのスルーパスが相手DFに引っかかってボールがショートしたところを、うまく藤谷選手が前に出たことによるものでした。
おそらくは藤谷選手が相手DF(宇賀神選手)の裏に回り込んで、そこに前川選手がパスを出そうとしたんだと思います。前川選手がパス出した直後に引っかかってショートしてなければ藤谷選手に渡る前にカットされてたか前に流れていたもしれず、引っかかったのは逆にラッキーだったのかもしれませんが、その瞬間に素早く前に出た藤谷選手の判断が素晴らしかったですね。
その後も勢いを持って攻め続けていましたが、負傷者退場で一時的に一人少ない岐阜に追いつかれてしまいます。もったいない…。
ああいうアーリークロスになったときのペナルティエリア内での守備は、なかなか人に強く行けないですね。どうしてもボールだけを見てしまうというか…。シーズン序盤からみられる傾向ですが、まだまだこの辺は改善の余地がありそうです。
この後は不調時に見られたビルドアップ時のパスミスによるピンチ誘発などもあり、勢いが削がれてしまったまま前半終了。明らかに動揺してしまったように見えました。
後半開始早々にもCKから相手の決定機となりましたが、運良く枠を外れました。その後は髙澤選手が相手DFと接触して負傷退場。足首を強く痛めたようで、試合後も歩くことができなかったようです。状態が心配されますね…。
2回目のPKにつながる乾選手の駆け上がり良かったですね。佐藤亮・六平光成・乾貴哉の左サイドユニットになってから、ほんとに左サイドでのチャンスが増えました。PKは前川選手が外してしまいましたが…。
この部分は、ギラヴァンツ北九州のオフィシャルHPには載ってない部分になります。しかしそれにしても、前川選手は受け答えがシンプルですね(笑)
(PK外してすみませーん!)
そして勝ち越し弾となる2点目です。
オフィシャルのツイートが言及してる通り、これは「みんなで繋いだ」得点でしょうね。
インターセプトして前方に正確にパスを出した乾選手、そのボールを受けてファールを受けながらも(プレーオン)前川選手に繋ぎ、自らは速やかに前方に駆け出した中山雄希選手、ボールを受けてタメを作り味方の駆け上がりを待ち、フリーで待つ池髙暢希選手に正確なパスを送った前川選手、フリーの状態で正確なクロスを上げた池髙選手。そして低い位置でのダイビングヘッドを決めた佐藤亮選手。
まさに「それぞれの特長を出し切って奪った」得点でしたね。
多分これは練習で何度もやった形だったのでしょう。そして、本来であれば佐藤選手がいる位置は本来であればもうちょっと外側だったと。ですが、ストライカーとしての本能と持ち前のダッシュ力で左サイドから猛然とゴール前に駆け出し、池髙選手の正確なクロスを受ける場所まで来たわけですね。
ハイライトを見返してみるとなんとなく見えてきますが、本来あの位置にいるのは「練習通り」だと中山選手だったのかもしれません。ですがそのスペースに先に入ってきたのが佐藤亮選手で、中山選手がその場所を「譲った」ようにも見えます。
とはいえ結果的にそれが得点に繋がりました。「どうしても点を取りたかった」という気持ちがこういう形になったのだと思います。やはり、彼はストライカーなのです。
これで佐藤亮選手はJリーグキャリアハイのシーズン6得点目となりました。ただ、本人もDAZNの終了直後のインタビューで「まだ6得点しか取っていない」と答えていましたし、実際今季はもっと点を取りそうな雰囲気を纏っているように思います。福島戦から岐阜戦までの6試合で4得点ですしね。
ひとまず、今日のヒーローは佐藤亮選手で異論はないですよね!
明治大学で4冠獲得した時のキャプテンとのことで、ギラヴァンツ北九州に入ってからもそれを伺わせる責任感ある発言をいままで沢山見てきました。とはいえ、出場機会や得点数などでそれに見合うだけのものがいままで得られていませんでした。
しかし今年は「結果」が伴いつつあります。責任感ある言動に結果が伴えば、それがチームとして一つの精神的な軸となりうるんじゃないかな、と密かに期待をしています。
というわけで、今回の試合の失点場面などに代表されるような守備面の脆さ、負傷した髙澤優也選手の状態など不安要素もあるのですが、前半戦の後半6戦を3勝1敗2分、4試合連続の先制点という流れで持っていけてるのは明らかに好材料ですね。
さて、次節は7月23日、アウェーで藤枝MYFC戦です。連勝をもっと伸ばしていきたいですね!
もっともっと勝つところを見たい!