ひっかかるものを受け流すんだ
男社会で女性がほぼゼロ状態の新人時代から今日まで、よくやってきたと思う。いや、正確には、気付いたらここまで来ていた。そして、女一人だけど、とか、女だからがんばる、とか思って仕事した事もなかった。所謂女性の活躍推進!みたいなトピックはむしろ大嫌いで、それを唱える女性たちを目を細めて遠くに見ていたぐらい。私には関係のない事だと思って。
でも実際、大きな組織の中で、その辺の男性陣がどんどん出世し、女性である私には全く違うキャリアパスが用意されていることを目のあたりにした時に、ガラスの天井が存在することを実感した。そこには確かに突き破れない天井があった。ハリスさん、ありましたよ、ここにもガラスの天井が!
納得のいかない人事の説明、ごますりしないからこうなるんだよ、というびっくりする先輩からのアドバイス・・・・色々考えたけど、もう会社には何も期待しない、と思ったら少し楽になった。そりゃあ悔しいですよ。後輩女性たちのためにも、この会社でも上に上がる道はある、と示したかったし、ここまで尽くしてきた自分の功績を、よくも知らない役員たちが好き嫌い(だけじゃないと思うけど)でなかったことにするんだから。
でもそういう喉につっかかるものにいちいち反応していたら、この先あと何年残っているかわからない人生をものすごくもったいない時間で費やしてしまうと思う様になった。いや、うーん、今はまだ"思うようにしている"ところ、かな。見てくれている人はいる、とこれまでの経験でわかっているから、今はそしてこれからも、これまでみたいに、自分に与えられたことをきちんとやる、それに尽きると思っている。ちょっと前、ほんの1か月前、死について毎日考えていた頃に入った一本の電話で、新しいプロジェクトに係ることになった。本当に救われたんだ。ありがとう。必要としてくれる人がいる限り、精魂込めて一生懸命自分の持っているものを還元したいと思う。(会社に、ではなくて、プロジェクトの行く先に)
今日もまた、生きていて良かった、と思えています。大丈夫だよ>自分。
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