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親が子供のミスを防ぐ
1. 否定形より明確な指示
親が子供のミスを防ごうとして、よくやってしまうことの中には、実は逆効果になってしまうものがあります。
例えば、「ミスしないようにね!」という言葉かけです。
これは実際にはミスを連想させてしまいます。
脳は否定形を認識しにくいため、逆にミスを意識してしまうのです。
よく使われる例えとして、
「今から絶対に想像しないでください!ピンクの象を想像しないで」
と言うと、どうしてもピンクの象を想像してしまいますよね。
これと同じ原理です。
では、どうすればいいかと言うと、
否定形を使わずに、やって欲しいことをストレートに伝えることが大切です。
明確な指示を出すことで、子供は何を求められているのかがはっきり分かります。
曖昧な指示は混乱を招く可能性があります。
例えば、野球のバッターに対して
「高めを振るな!」と言うのではなく、
「低めを狙っていこう!」と言った方が効果的です。
2. 段階的な学習
親が陥りやすい罠として、一度に多くのことを教えようとすることがあります。
それで、教えた気になってできなかった子供を怒ってしまいます。
しかし、子供たちはいっぱいいっぱいになって覚えきれなくなっているのです。
段階的な学習をお勧めします。
少しずつステップを踏んで学ばせることが重要です。
複雑なタスクは小さな部分に分け、それぞれを段階的に習得させます。
私はそれを「ちょい超え」と呼んでいます。
最初からできることばかりではありませんが、日々コツコツやれることが増えていけば、自然とすごいことができるようになります。
3. ポジティブフィードバック
さらに、子供たちにはポジティブなフィードバックが必要です。
子供が正しくできたときには褒めてあげることが重要です。
ポジティブなフィードバックは自信を育み、さらに努力する動機付けとなります。
4. ミスを学びへ
捉え方を変えることも大事です。
失敗を学びの機会と捉え、ミスを恐れるのではなく、ミスから学ぶ姿勢を育てます。
ミスをした場合には、なぜそのミスが起こったのかを一緒に考え、次にどうすればいいかを話し合います。
5. 過干渉は成長の妨げ
もちろん、このようにサポートすることは重要ですが、過干渉にならないよう注意しましょう。
過干渉になれば、子供たち自身が考える力をなくし、成長の妨げとなる場合があります。
これらの方法を実践することで、子供がミスを減らし、より自信を持って取り組むことができるようになります。
皆さんの子育ての参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。