眉山の片岩
片岩の産出地である眉山(徳島市)を踏査した。
石棒が出土している三谷遺跡は眉山北麓にあり、同遺跡から徒歩数分で眉山に入ることができる。
登山道沿いには片岩の露頭が数か所ある。
この付近で産出する泥質片岩は雲母や石英を多く含む。縄文時代晩期〜弥生時代前期の石棒によくみられる石材だ。
一度下山して眉山の北西麓に向かう。
次の産出地までは200mほど登らなければならない。準備を整えて、豊崎八幡神社の参道から登山道に入る。
登山道に沿って露頭が続く。
途中で登山道から逸れて道のない谷を進む。両脇には露頭もあり、谷に転落している片岩もよく観察できる。
雲母や石英が多く紅簾石を含む紅簾石片岩と、雲母や石英が少なく緑泥岩を含む青色片岩(塩基性片岩)。紅簾石片岩は弥生時代中期の打製石庖丁、青色片岩は同時期の柱状片刃石斧などに用いられる。
石英の塊もある。
アルバイトスポットが目立つもの。
昼食は名東軒で徳島ラーメン。