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三浦典正熱狂!白熱の全日本大学駅伝の勝負の行方は?

こんにちは、三浦典正です。

いやあ~この間の日曜日の全日本大学駅伝!熱い展開でした。
朝からテレビにかじりついて観ていましたよ。
三浦家は僕を含め、大学駅伝好きばかりなので家族で盛り上がっていました。

今日は三浦典正も熱狂した全日本大学駅伝について、今年の結果とともにお話しようと思います。

全日本大学駅伝とは?


全日本大学駅伝は前回お話した出雲駅伝、お正月におこなわれる箱根駅伝と合わせて学生三大駅伝と呼ばれています。

前回書いた出雲駅伝の記事 ↓↓

主催は日本学生陸上競技連合に加え、テレビ朝日と朝日新聞社。

全国から選考会を勝ち抜いた大学が毎年11月第1日曜日に名古屋の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までの8区間、106.8kmの距離の中で競い大学日本一を決める大会です。
2022年の今年は11月6日(日)に開催されました。

全日本大学駅伝の出場資格

全日本大学駅伝に出場するためには、日本学生陸上競技連合に普通会員として所属していることが第一条件です。
まあ、これは大学の陸上競技部に所属していればクリアかな。

あとの条件として、前回大会の上位8チームはシードとして出場が確定。

その他、全国8地区の選考会を勝ち抜いた代表17チーム出場できなかった大学の有力選手で構成されたオープン参加の日本学連選抜東海学連選抜計27チームが出場できます。

前回大会のシードと選考会の結果でほぼ決まるので、この間の出雲駅伝の出場資格よりシンプルでわかりやすいですね(*^-^*)

全日本大学駅伝の2022年出場校

2022年のの出場チームは以下の通り。
計27チームです。

【シード校】

駒澤大学
青山学院大学
順天堂大学
國學院大學
東京国際大学
早稲田大学
明治大学
中央大学

【予選会校・学連】

札幌学院大学
東北大学
神奈川大学
東洋大学
創価大学
東海大学
大東文化大学
中央学院大学
日本大学
新潟大学
皇學館大學
愛知工業大学
大阪経済大学
関西学院大学
立命館大学
環太平洋大学
日本学連選抜チーム
東海学連選抜チーム

注目はやはり3連覇がかかっている駒澤大学、それを阻止したい青山学院大学の優勝候補2校、優勝争いに割って入る勢いのある國學院大學、順天堂大学、昨年9大会ぶりに出場してシードを獲得し今年出雲駅伝3位と好調の中央大学でしょうか。
この5大学は大会前日に合同会見をやったりしてましたね。

当日のメンバー変更の人数とか結構突っ込んだ質問もあって面白かったです(笑)

あとは、前回大会惜しくもシードを逃し涙を飲んだ東洋大学が今年はシードを獲得できるかどうかも注目どころでした。

全日本大学駅伝のコース特徴と今年のレース展開

画像:全日本大学駅伝公式サイト

全日本大学駅伝の区間は8区間あり、以下のようなコースになっています。

  • 第1区(9.5km) 熱田神宮正門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)

  • 第2区(11.1km) 名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)

  • 第3区(11.9km) 桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ヶ浦緑地前)

  • 第4区(11.8km) 四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)

  • 第5区(12.4km) 鈴鹿市林崎町 → 津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)

  • 第6区(12.8km) 津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)

  • 第7区(17.6km) 津市藤方 → 松坂市豊原町(JAみえなか前)

  • 第8区(19.7km) 松坂市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前

各チームのスピードランナーが集まる最短区間、第1区

スタート区間である1区は、全8区間の中で最短区間である9.5km
名古屋港付近にある橋をいくつも通過するため、小刻みなアップダウンのあるコースです。

2020年は順天堂大学の三浦選手、2021年は中央大学の吉居大和選手や駒澤大学の佐藤条二選手など、スピードランナーが集まりやすい区間のため、短い距離ながら出遅れないように注意が必要な区間ですね。

今年は青山学院大学の目片選手が出雲駅伝の中央大学吉居大和選手を彷彿とさせる飛び出しを見せ、途中まで優位なレース運びをおこないました。

最後は大東文化大学のピーターワンジル選手に追いつかれてしまいましたが、今年の青山学院大学が掲げる「プライド大作戦」にふさわしいスタートになったんじゃないかなと思います(笑)

準エース級選手が集まる第2区

2区は11.1kmと1区に次いで短い区間。
ただ、前半から優位にレース運びを進めるため、準エース級の選手が集まりやすい区間です。

2区に入ってからすぐにある日光川大橋のアップダウンの後は中盤までほぼ平坦ですが、終盤にある木曽川大橋のアップダウンと海からの突風など、後半タフさが必要な場面があるコースです。

今年は1区からの遅れを警戒してか、出雲駅伝で快走を見せた駒澤大学の佐藤圭太選手、オリンピアンの順天堂大学三浦選手、創価大学のエース葛西選手1万メートル27分台ランナーの早稲田大学井川選手、東京国際大学丹所選手など、準エースどころか各校のエースが大集結する豪華な区間となりました。

注目の駒澤大学佐藤圭太選手は全日本大学駅伝でも魅せてくれましたね~。
途中まで創価大学の葛西選手と並走して先頭を争い、最後は佐藤圭太選手が競り勝ち区間新!
王者駒澤が1位で3区に襷をつなぎました。

中盤につなぐ重要区間第3区

3区は11.9km
中盤4区につなぐ重要区間のため、エース級の選手が走ることが多い区間です。
3区に入ってすぐに揖斐長良大橋という長い橋があり、小刻みなアップダウンが続くコースです。ごぼう抜きが見られる区間でもあり、今年は2区までに15位と出遅れた東海大学エース石原選手が3人抜いて順位を3つ押し上げ、区間賞を獲得しました。

箱根駅伝の予選会で最後悔しいゴールとなった石原選手、復活してよかったなと思います。
東海大学が箱根予選会を勝ち抜けたのは彼の頑張りも大きいところ。
箱根駅伝も頑張ってほしいと思います。

3区は他にも早稲田大学の石塚選手も6位から3位に押し上げるなど好走。
早稲田も箱根予選会に出ていて不利の中、すごいですね!

前半から後半への流れを繋ぐ重要区間第4区

4区は11.8km。ここからいよいよ中盤です。

この区間は前半からの流れを後半へと繋ぐ重要な場所。
全8区間の中でアップダウンが最も多く難しいコースのため、ロードに強い選手が起用されることが多い傾向にあります。

以前は優勝につながる鍵を握る区間でしたが、距離変更により、区間配置の妙が出る区間となったようです。

今年の4区は出雲でも好走した、独特なフォームが話題の青山学院大学横田選手、東京国際大学の主将、宗像選手、ロード巧者の中央大学中澤選手などロードで実績のある選手が集まりました。

ただ、今年は駒澤の勢いがすごく、2区に1位になってからそのまま順位を譲らず4区を任された1年生山川選手が好走、区間賞を獲得しました。

4区と同じく終盤に向けて流れを作る重要な第5区

第5区は12.4km
この区間から徐々に距離が長くなっていきます。

5区は4区と同じく後半への流れを決める重要な区間。
序盤はフラットなコースが続いた後、中盤以降は下りが多くなるコースです。

下り調子なのでスピードに乗っていけるかが一つのポイントですが、晴れると気温が上がりやすい時間帯なので、気温の変化にも気を付けつつレースを進めるクレバーなレース運びが求められます。

繋ぎの区間ではありますが、今年は青山学院大学の岸本選手や創価大学の嶋津選手など、エースと呼ばれる選手の起用が見られました。
その中で好走したのが、國學院大學のルーキー青木選手

1年生ながら区間新記録まであと3秒の好記録で、4位だったチームを2位に引き上げました。
國學院大學はロード本当に強いですよね!ルーキーから実力出せるってなかなかだと思います。

つなぎの区間でも、長距離区間への流れを決める大事な第6区

6区は12.8km。起伏が少なく、全区間の中で最も走りやすい区間だそうです。

そのため、駅伝デビューの選手を配置することも多いつなぎの区間ではありますが、実は後半7区へと繋ぐ大事な局面でもあります。
この区間に力のある選手を置けるかどうかが勝負の分かれ目となることも。

今年は2022年箱根駅伝の1区区間新・区間賞と出雲駅伝1区区間賞を獲得した中央大学の吉居大和選手、青山学院の有力ランナー中村唯翔選手などのエース級の選手の起用も見られました。

6区を制したのは中央大学の吉居選手
3キロ過ぎで先を行く2校を捉え、さらに1分半近く差があった早稲田大学の菖蒲選手も抜き9位からシード圏内の6位まで順位を押し上げました。

さすがの快走を見せた吉居選手ですが、6区終了後のインタビューで実は体調不良で前日までは知らない予定だったと聞き驚きました。
水木金の3日間は完全休養、前日の土曜日に調子が戻り直訴して出走が実現したそうです。
それでこの走りですから、見事としか言いようがありませんね。

箱根駅伝では万全の吉居選手の走りが見たいです。

エース集結!第7区は最終8区へ繋ぐ重要区間

7区は8区に次いで距離が長い17.6km
第50回大会から距離が長くなり、重要区間の一角になりました。

コースは比較的平坦なため比較的走りやすいですが、距離が長いため例年エース級の選手を起用する大学も多いようです。

また、後半16kmを過ぎた辺りからアップダウンが増え、気温も高いことが多いので後半まで余力を残しつつしっかり走りきることが重要な区間です。

今年は駒澤大学の絶対的エース田澤選手と青山学院大学の近藤選手によるバチバチの区間賞争いが繰り広げられました。

結果は田澤選手が49分38秒の区間新で区間1位
過去の日大パトリック・ムイバ・ワンブイの記録を43秒も更新する快挙を成し遂げました。

次いで区間2位だった近藤選手も途中まで田澤選手を上回るペースで好走し、こちらも過去の区間記録を更新しています。

田澤選手、出雲駅伝は病み上がりであまり調子が良くない中の区間賞でしたが、今回は調子が万全で、最高の走りを見せてくれました!そして区間2位だったけど近藤選手も凄かった。
青山学院のエースはやっぱり近藤選手ですね!

チームの命運を握る最長距離の最終区間第8区

8区は全8区の中で最も長い19.7km
エースが起用されることも多く、例年ここで逆転劇が起こることも珍しくありません。

長い距離で、かつ後半16km過ぎから始まる長い上り坂があることから持久力のある選手を起用する大学も多いです。

箱根駅伝の5区山登りを経験した選手を起用する大学も多いようで、今年で言うと、順天堂大学の四釜選手や中央大学の阿部選手は山登りで活躍した選手です。

そして最終8区、区間賞を獲得したのは1位を独走していた駒澤大学の花尾選手でした。
去年に引き続きのアンカーです。

昨年は途中まで青山学院の飯田選手と並走していたのが印象的でしたが、今回は2区で1位に上がってから1回も順位を譲らずの独走状態。
2位以下と3分以上の差をつけての3連覇達成でした。

いや~すごかったです!

一方シード争い、今年は前回シードを逃した東洋大学がシードを取り返しました!
去年の宮下選手の涙が印象に残っているので、本当よかったなと思います。
反対に明治大学がシード落ち。来年は予選会からのスタートになってしまいますが、取り戻せることを期待します。

今回上位入賞の1つに挙げられていた中央大学ですが、あわや主力3人を欠いて戦わなければいけないというチーム状況だったみたいです。
急遽出場した吉居大和選手がシード圏内に押し上げられなければシード落ちだった可能性があったので、危なかったですね。

今回、どうやら直前までハードな練習をしすぎたようで調整がうまくいかなかったようです。
ある程度休息もしっかり取ることが大切だな~と思いました。

ピンチをチャンスに!!
この経験を糧に箱根駅伝は万全なエントリーを期待します(^^♪

今年の駒澤大学は圧倒的!ラストの箱根駅伝で三冠達成なるか?

画像:日刊スポーツ

2022年の箱根駅伝は青山学院大学が圧倒的で、もしかして今年の三大駅伝は青山学院大学が三冠するのでは?と思っていましたが、蓋を開けてみたら駒澤大学が出雲駅伝圧勝、そして今回の全日本大学駅伝も圧勝でした。

もしかしたら今年は駒澤大学が箱根駅伝も圧勝してしまうのでは?と思うほど戦力が充実しています。
あと、前回の出雲、今回の全日本のどちらもほぼブレーキがなく順調にどの区間も走れているというところも大きいですよね。

箱根駅伝はいつもコンディションがなかなか整わないイメージの駒澤大学ですが、今年はどうなるかな~。

三大駅伝最後の箱根駅伝まであと2ヶ月切りましたが、果たしてどうなるのか…三浦典正ますます大学駅伝から目が離せません!

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