マスクと熱中症のリスクについて三浦典正が考えてみた
こんにちは!三浦典正です。
先週は全国的に猛暑が続いて暑かったですね~。
三浦典正がいる静岡は今週、雨の予報が多い影響で猛暑日が続くことは避けられそうなのでよかったです(^^;)
今年は梅雨明けが早かった影響ですでに熱中症アラートが何回も発令され、実際に熱中症で緊急搬送される人が増えているみたいですね。
異常な暑さに加え、夏場の現在においても9割近くの人が着用しているマスクは熱中症のリスクを高めるといわれています。
そこで今日は、熱中症のリスクを抱えながらもなぜ人はマスクを外さないのかということや、熱中症になるとどんな症状が起きるかということについて書いてみました。
厚労省は屋外でのマスクを外すことを推奨
連日ニュースで取り上げられているのでほとんどの方がご存じかと思いますが、厚労省はすでに屋外でのマスクを外すよう推奨しています。
もちろん距離が確保できない場合かつ会話をする際はマスクするよう求めていますが、以前と比べたらだいぶ緩和されたといっていいでしょう。
屋外でマスクを着用した際のマスク内温度はどうなるか
これから本格的に夏を迎える上で、屋外でもマスクを着用することは非常にリスキー。
たとえば32度の真夏日にマスクを着用していた場合、着用している部分はなんと39度以上の高温になっていたとのデータもあります。
先週は気温自体が39度を超える地域もあったことを考えると、おそらく先週外でマスクを着用していた人のマスク内の気温は40度を超えていたのではないでしょうか。
この暑い中運動会をマスク着用のまま行い熱中症で緊急搬送されたニュースが相次いで報道されていましたが、正直そりゃそうだと思いました。
普通の気温ですらマスクを着けなくても熱中症になるくらいの気温だし、マスクをつけたら余計熱中症リスクは上がっていてもおかしくない(-_-;)
しかもマスクを着用すると口の中が常に湿った状態になるので、のどの渇きに気づかず水分不足から熱中症が加速するらしい…………怖っ。
ちなみに三浦典正は、屋外でランニングする時は必ずノーマスクです。
マスクを着けて走ったら絶対に酸素が足りなくなる(;’∀’)
熱中症のリスクがあっても脱マスクできない心理
SNSこちら編集局がおこなった「この夏マスクを外したいか」というアンケートでは、全体の64.1%が外したい、35.9%が外したくないとの回答だったようです。
外したいと答えたのは男性が多く、75.8%。一方女性は57.5%と男性に比べ低い結果になりました。やはり女性の方が外したくない人が多いようですね。
参考:gooニュース
屋外での脱マスクが進まない理由
屋外でも脱マスクできない、したくない人が多いのは、主に以下の3つの理由があるからのようです。
感染症への不安
化粧が面倒
素顔を見られるのが恥ずかしい
まず1つ目は、感染症やかかった後の後遺症になるのが怖くてマスクを外せないパターン。
これは感染症への不安を取り除かない限りは、マスクを外すことができなそうですね。
未だに感染症対策を推し進める日本に、果たしてそんな時がくるのだろうか…。
二つ目は、マスクを着けているとメイクが楽だから外したくないというパターン。
これは女性あるあるですね。
うちの妻も言っていました。マスクをすれば口元メイクしなくていいから楽だって。
なるほど、マスクを外したくない人の割合に女性が多いわけだ。
そして三つ目。
素顔を見られたくないから外したくないパターン。
マスクでの生活に慣れてしまい、今更素顔を見られるのが恥ずかしくて外したくないという人もとても多いです。
この理由でマスクを外せないのは、大人だけでなく小学生から高校生の子供たちにも多い模様。
特に、入学当初からマスクを着用していた子供達などはマスクを着用した姿がデフォルトになっているので、外すのに抵抗があるようですね。
学校の先生達が運動会で競技中はマスクを外すことを推奨したのにもかかわらず、外さず熱中症を起こして搬送されたケースが相次いでニュースになっていたのは記憶に新しいです。
約3年もマスク生活を続けてきたことを考えると、今更呼びかけても子供たちがなかなかマスクを外せないのも仕方ないのかもしれません。先生方はマスク外していないケースが多いようですし。
大人がまずお手本を見せて積極的に外していかないと、子供たちは怖がって外せないのではないかなと感じました。
熱中症の重症度別症状
とはいえ、屋外でのマスク着用は熱中症のリスクを上げるためできれば控えてほしいもの。
そこで熱中症になるとどれだけ怖いのか、具体的な症状を重症度別にご紹介します。
熱中症の重症度:Ⅰ度
重症度レベルⅠ度では、めまいや熱性失神、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、手足のしびれや気分の不快などの症状が出るようです。
この段階ではまだ全身の痙攣は見られません。
Ⅰ度の熱中症の症状が見られた場合は直ちに涼しい場所に移動して体を冷やすこと、水分をとることが重要です。
この段階ですぐに対処しないと重症度が進んでしまうため、我慢は禁物です。
熱中症の重症度:Ⅱ度
Ⅱ度になると、頭痛や吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感が出るようになります。
体がぐったりする、力が入らなくなるなどの症状が出るようです。
また、軽い意識障害に陥ることも。
この段階になってくると、身体にかなり辛い症状が出てきます。
嘔吐によって脱水症状になることがあるので、経口補水液などでしっかり水分とミネラルを補給しましょう。
熱中症の重症度:Ⅲ度
重症レベルがⅢ度になると、意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温、肝機能以上、腎機能障害、血液凝固障害などの重度な症状が出るようになります。
重度になると血液中のミネラルバランスが崩れ、脳や腎臓、肝臓などの生命維持の要となる臓器にダメージを与えてしまうのだとか。
一度ダメージを受けた臓器は、時間が経過しても良くなることはほとんどありません。
そのため、後遺症として障害が残ってしまう可能性が高くなるのでⅢ度に進まないよう早めに適切な処置を受けることが重要です。
熱中症の重症度の分類基準
熱中症の重症レベルであるⅠ度~Ⅲ度の判断は、Ⅰ度が現場で応急処置できる程度、Ⅱ度は病院への搬送を必要とする中等症、Ⅲ度は入院して集中治療の必要のある重症という形で分類されています。
少しでも意識におかしい所がみられる場合は、Ⅱ度以上と判断しすぐに病院へ搬送。意識がない場合はすべてⅢ度以上に分類され即入院が必要となるので、SOSのサインを見失わないように注意しましょう。
外せる場面では徐々に脱マスク生活にシフトを
今日は熱中症リスクのある中脱マスクが進まない理由や熱中症の症状などをご紹介しました。
これから夏本番。感染症対策などでマスクをしていたつもりが熱中症で重篤な後遺症になってしまっては元も子もありません。
まだまだマスクを着用している人が多く「皆がマスクを着けている中では外しにくい」という風潮が強いですが、少しずつでも脱マスクの世の中になっていったらいいなと思います。