なにもしない夏 雑感
2021年も半分終わりましたが、まだまだスッキリしない世間情勢です。社内で「今一番何がしたい?」と聞くと「取り敢えず飲みに行きたい!」と返ってきますが、この号が発行される2021年11月には堂々と飲みに行けるようになっていて欲しいと思っています。思い起こせば昨年4月に入社した新入社員の歓迎会もしてないし、新顔技術スタッフの歓迎会もしていない状況です。大阪では緊急事態宣言が出まくりの状況で、マンボウ期間中でもお店は20時までという有様です。何所にも行かず、何をしたという実感もないまま時間が過ぎていき、気分が煮詰まってしまう今日この頃です。
さてそんな状況の今年の夏、先日8月12日に久しぶりのお出かけ放送がありました。番組としては26時~28時の全国ネットで、通常は大阪のスタジオから東京にCODECで音声伝送をして東京から全国に配信していますが、ちょうどペルセウス座流星群が極大を迎える時期で深夜の放送ですので、“流星群を眺めながら天文台の方にゲスト出演していただき解説いただきながら放送しよう”という企画。星空が見える場所という事で番組担当者が知り合いの別荘(これがどうやら地元の天文台の方の別荘らしい)からの中継という事になりました。ロケハンに行ったスタッフは「何もない所ですよ~」と言うのでGoogleさんに聞いて地図を見たところ本当に田畑とその別荘しかないような場所でした。これは回線が引けるのだろうか…と思いつつ回線申し込みをしたところ、逆に爽やかに回線が引けることが分かり申し込みました。その別荘の縁側で夜空を眺める想定で設置場所は「庭先にMJ出し」、工事当日現場に向かったスタッフ曰く、年季の入った軽ワンボックスにこれまた年季の入った警備員と工事業者さんの2名が来て、阿吽の呼吸で電柱からお宅の雨樋経由で引いてくれたとのこと(地元のベテランおっちゃんに違いない!)。回線は準備できましたし、本番を待つのみ。本番当日の昼間の天気は「8月12日天気概況:前線が中国地方から関東にかけて停滞。西日本を中心に雨が強まる。九州北部昼過ぎに線状降水帯が発生。1時間雨量は長崎県諫早で77.0ミリのほか、熊本県本渡で69.0ミリと8月1位」という状況。もうゲスト(=天文台の方=別荘の方)を呼んでおり中止できないということで、実施となりました。放送中の天候は「8月13日天気概況:本州付近に前線が停滞。九州から東北は雨で、8時45分に広島県に大雨特別警報。長崎県の雲仙岳は24時間降水量が570ミリを超えて観測史上1位。九州を中心に記録的な大雨に」という状況。夜空を眺めながらの話ではありません。警報情報・速報を入れつつ、一応立てたノイズマイクには豪雨の音。星空の解説どころではありませんでした。しかも回線構成は現地~本社~東京というCODECの2段になっていますので現地回線断に備え、本社側にも「ある程度しゃべれてギャラのかからない人(=アナウンサー)」をあてがう羽目となりました(本人は勘弁してくださいよ~状態)。仕方ないな、と慰めました。
思い起こせば今年の夏は本当に激しい雨が多かったように思います。弊社○○は雷の通り道と言われるほど雷も多く最近は倒木なども多々発生している状況でしたので、激しい雨予想の都度、丁度3月末に○○と共同での更新完了した自家発を停電に備え待機運転していました。新品の自家発ですがガンガン待機運転をしていましたので、月イチの点検の度に何となく冷却水の減りが多いなあ、とかオイルの汚れが気になるなあ、という話は○○ともしていました。「一応、メーカーに聞いてみよう」という事になり聞いたところ、オイルの汚れはもしかするとエンジン(ピストン?)の何処かに割れがあるのかもしれない、という話になり、それでは自家発回せない!という状況になってしまい豪雨の度に焦りました。やっと手配できたメーカー点検の結果、オイルの状況は正常、冷却水の減りはバルブが緩んでいたという事で増す締めを行って解決しました。おかしいなあと思ったら聞くべきところに聞くべき、と思った次第です。
何もしなかった夏、とはいえ日常の作業に加え、大型の設備案件がどんどん進んでいます。本年度中に(中略)を行い、来年度半ばには○○更新を計画しています。○○更新案件では○○と共同作業なので○○さんのその道の専門家の助けを大いに借りさせて頂いています。△△更新作業については△△に無理を言ってサポートしてもらっています(独りでは見落としが多々発生しています…)。
恐らくこの号が発売される11月には○○更新の実作業が順次本格始動し、△△更新では打合せが佳境を迎えていることでしょう。老朽化した頭を待機運転から実負荷運転に変えつつ、もうこれら更新案件に関わることはないだろうと思いながら(思いたい!)作業を進めていこうと思います。そして完成の暁には……飲みに行きた~~い!
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