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アコースティックスイミング有料抗議の件について

いまだに、シンクロナイズドスイミング、の方が言いやすい世代です。
アコースティックスイミングは、スッと出てこない。

パリオリンピックでそのアコースティックスイミング、いつのまにか始まっていた上に、なかなか衝撃的なネットニュースの見出しが今朝目に入りました。

日本8万5千円払って抗議、6位から3位に

ここだけ切り取られると、お金で順位を買ったみたいに読めてしまう。
ぱっと見では私もそう思って、
えっ??日本……?
てなりましたよ。
もうちょっと別の書き方してほしい。

でもルールを知っていれば、読み誤らないのかな。
要するに、アコースティックスイミングでは、バレーボールやバスケでいう「チャレンジ」が有料制ということと、チャレンジが成功した場合はちゃんと返金されるということ、これを知っていれば問題なかったわけです。

日本チームはお金払って順位を買ったわけではもちろんなく、ルールに則って抗議(チャレンジ)をして、再審査してもらった結果減点が不当と認められて、順位があがったわけです。

よかった。

……よかった?

よかった……のか?

…………。
よくなくない?

だって、つまり、審査員のミスってことですよね?
バレーボールでワンタッチやタッチネットの有無を、チャレンジを受けて映像で再確認することには疑問はないし、いいことだと思うんです。
瞬間のプレイだから、そりゃ審判だって間違えることありますよ。
それと、今回のアコースティックスイミングのチャレンジ再審査は、なんか違う気がします。

アコースティックスイミングの場合は、
映像でよく見たらちゃんとできてたから減点はなかったことにするね
って、そういうことですよね?

映像でよく見たらワンタッチあったから今のは日本の得点ね
と、同じなようだけど、なんか同じに思えない。
もやもやする。
抗議しないと(しかもお金払って)「ちゃんと見て」もらえないって気がする。

選手はオリンピックにかけてるわけだから、誤審なんてもってのほかだと思うんです。
だけど審判は人間だし、競技は止まってないし、間違えることはあるでしょう。
だから、チャレンジというシステムが生まれたんですよね。
ここはもう一歩進んで、採点競技は生で見て採点するだけじゃなく、映像でちゃんと見てから採点結果を出したらどうだろう?
私はそう思います。
じっくり見てから、決めたっていいじゃない。
その方が間違いないなら。

競技進行がとか、テンポが、とか問題あるんでしょうけどね。
誤審して遺恨が残るよりいいと思うんだよなぁ。
何より選手の人たちが採点内容に納得できた方がいいと思う。
どうかなぁ?

それにしても今回のパリオリンピックでは、審判に対してモヤモヤする出来事が多いな。
柔道とか柔道とか柔道とか、サッカーとかバスケとか。
審判も人間だから仕方ないけどさ〜、でもだからこそ間違えるを前提に考えていかないと、選手が一番かわいそうですよ。

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