想いと情報を共有できる仲間づくり:映画「杜人」上映会&トーク
私がライフワーク的に携わっている、周防大島の海をきれいに元気にして楽しもうという「海辺の会」。今年度は、海の生産力回復を目指した「大地と海の再生講座」を三部作で企画しています。その第一弾の映画上映とクロストークを10月22日に開催しました。
ちなみに今年度の集大成となる、講師と行うワークショップは、2024.2.3に予定しています。詳細・お申込みはこちらから↓↓↓
イベント目白押しの週末。集客は
この映画、荒れ地をと付き合うことを考えるのにとても参考になると考えていて、きっとたくさん来てくれる!と期待していました。で、キャパの大きいホール(150人入れる!)を予約していたのですが。
海辺の会にしては早めにチラシを作成し、サイトでもしっかり内容やねらいを告知し、来てほしい人には個別にお声をかけて…
コロナのあけた秋をなめていました。
マルシェ、他の映画上映、地元の秋祭りetc 楽しい多くのイベントが重なりまくりで、興味あるという方にも来ていただけそうになく。少し小さな部屋に急遽変更させていただきました。
実際来てくださった方は、2回の上演で40名。多忙な中この企画を選んでくださっただけあって、皆さんじっくりと観てくださって、大変うれしかったです。中でも、東京に住む大学時代の友人が来てくれたのにはびっくり!直前に綴ったnoteの記事をみてくれたようです。
その友人は、カメラマンのお仕事をしています。今回、記録撮影に全面的にご協力くださいました・・・!!このnoteに使わせていただいているショットも、彼女から提供いただいたものです。感謝。
振り返っての反省点は、企画当初に来てほしいと思っていた層にプロモーションしていなかったこと。造園、土木に関わる方々です。実際に現場にいる方にも、観てほしいと思っていたんだった。
行政の方にも観てほしくて、こちらには積極的にお声掛けしたのですが。数名ご参加くださり、今度会った時にお話しするのが楽しみです。
クロストークの運営
クロストークは、知り合ってもう10年にもなる、海藻博士の新井章吾さんと、映画にも登場された、主に岡山で大地の再生士として活動されている、もりとくらしOKAYAMAを主宰されている杉本圭子さん(オンライン)を交えての、映画を振り返りつつ周防大島への落とし込みを考えるものにしたいと企画しました。
ありものの機材で済ませようと考えていたので、ちょっとワタワタ。ほんとはそういうことが得意な方にご協力いただくとよかったです。次に生かします。
トークメンバーは、数か月前にオンラインで、また9月に一度現地で話をしただけで、どんなことを話すか詳細には打合せをしていませんでした。大丈夫か私?!
そこで、映画を観る方々に、事前に紙をお配りし、気づきや疑問点を書き出していただくことにしました。「トークのネタにしたいのでご協力お願いします!」とお願いしたところ、ほとんどの方が書いてくださったように思います。使い道が明確なアンケートや感想だと、積極的に書いていただけるとわかりました。
シナリオなしで始まったクロストークでしたが、メンバーが企画立案の時にミーティングをしていたことや雑談をかさねていたこと、先述の参加者から寄せられた感想のおかげで、振り返ってみるととても充実したものになったと思います。
クロストークは午後の上映後だけだったのですが、午前に視聴されて興味を持った方々が、わざわざトークの時間に戻ってきてくださったのは大変嬉しかったです。
そこで語られた内容とは
以下は、収録をもとに作成した記録です(長いです)。映画で得たことを周防大島のフィールドに落とし込むのに、リアルな課題と希望が両方感じられるクロストークになりました。
当日参加は有料だったので、以下は有料記事にさせていただきます。
※収益は海辺の会の活動費に直結します。ぜひ読んでみてください。
・大地と海の再生㏌周防大島を佐連地区でやることになったきっかけ
主催:白鳥
今回、映画「杜人」の上映会と大地の再生の実践をしたいと思ったのが、自分が新井さんと杉本さんが出演された講座に参加したのが一つのきっかけでした。杉本さんにぜひ周防大島でも、とオファーしたときに、「一度イベントしても意味がないよ、そこにずっと携わる人たちがいないと、大地の再生という視点では再生していかないよ」と言われたのが印象的でした。
周防大島でそれができるのはどこだろう?想いが共有出来るのは誰だろう?と思ったときに、佐連地区の皆さんと移住者の榮さんが、荒れ地の開墾や地域の維持に取り組まれているというお話を聞いていたので、佐連地区の方々と一緒にできないかなと、榮さんにお話しさせていただきました。
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