カウンセラー的視点 #01
ここの所noteには、①お題シリーズ と、 ②カウンセリングで思う事 の2種類を書いている。
今日は③でシリーズを増やして、カウンセラー的視点を書いてみようと思う。
特に映画を良く見るので、みやけの個人的感想ではなく、カウンセラーとしてどう思うか、を書いてみる。
ほんとのカウンセリングでは、これを”見立て”と言う。
見立て(カウンセラーが問題だと思う事)を立て、それをどう支援するか、考えを巡らせながらお話を聞いている。
さて。
#視点01 「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」
妊活を題材にした映画。現在の生殖医療や、倫理的な観点、またパートナーシップについて考えさせられる映画だった。
この映画は、現代の生殖事情を良く反映していて、誤解を解く事の一助となって貰いたいと思う。試験官ベビーなんて久しく聞いていない単語が出てきたり、最初から最後まできちんとステップを踏んで説明を実践していたので、全く知らない人には良い映画だったと感じる。
私がカウンセラーとして思う事は、「夫婦間のコミュニケーションに問題があるのではないか」という事。
ご主人は不妊治療に積極的だけど、「どうして子供が欲しいか」という認識が夫婦間でズレているように思った。
もちろんズレていても結果的に二人がハッピーだったら良いのだけど、「ズレ」から来る誤解が起こったとしたら、私はそれをお伺いすると思う。
何か違和感がある時、そこにはお互いの認識にズレがある。
違う人格だから、ズレはあって当たり前。そのズレが何なのか、合わせるべきなのか、そういう事でもないのか、確認出来たらちょっとしたモヤモヤが無くなると思う。
黙っていて、分かって欲しいと思うのは、難しい。