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都市経営プロフェッショナルスクール第9期Dグループゼミ#20
明けましておめでとうございます!
都市経営プロフェッショナルスクール第9期 Dチームの植松です。私のnoteアカウントは放置されており、2025年1月5日の今日、突然こんな記事を書き始めておりますが…。
note記事を書き出した背景
2024年度、都市経営プロフェッショナルスクールというものに参加しております。全国の公民連携事業を学びたい人たちのためのスクールで、公民連携事業先進事例を牽引しているコーチ陣が様々事例とその実現におけるポイントを熱い想いとともにレクチャー、受講生たちは学びを速やかに実践につなげていくスクールです。中心的なメンバーは特に、公民連携事業では有名な紫波町のオガールプロジェクトに携わった、清水義次さん、岡崎正信さん、木下斉さんです。
全国に同分野で悩み格闘する仲間ができることが素敵な特典でもあるスクールです。2024年度は第9期となっております。
☞都市経営プロフェッショナルスクールのHPはこちら
スクールでは毎週チームごとにオンラインゼミを行っており、活動内容の記録と情報発信のためにnoteを作成しております。今回、私がゼミの記録を発信させていただくので突然の投稿となりました。
今後、私自身の関心や脳内の発信もnoteでしていきたいと思っているので、よろしくお願いします!
新年1発目ゼミは『公民連携事業構築ドリル』について
Dチームは現在10名の受講生がおります。全国に分散しており、行政職員、民間企業勤務、議員さん、学生など立場は様々です。毎週日曜日の朝6時~7時半に、ZOOMでのオンラインゼミを行っています。
基本的には、年間で各自が進めていきたい公民連携事業 通称マイプロジェクト について皆で議論して進捗報告をしたり、アドバイスをしたり。
今回のオンラインゼミでは、スクールから次回の集合研修(3月に行われる、修了式を含む最後の対面研修!)までの宿題となっている、『公民連携事業構築ドリル』の進捗を報告しあいました。
『公民連携事業構築ドリル』って何?
スクールでは、e-larningと課題図書読書によって、膨大な先進事例インプットを受けるのですが、学んだことをきちんとアウトプットしなと意味がないよ、ということで実践の手引きとして整備されているツールがこの『公民連携事業構築ドリル』です。
ドリルの冒頭に木下斉さんからのメッセージにはこう書いてあります。
”事業開発以前として必要な「基本となる学習」の量と共に、フィールドワークなどの「圧倒的な場数」が不足している人が多くいます。ここをクリアしないと、事業や政策という次元の高いところでなにか具体化することはほぼ不可能なのです。”
”まちにダイブするというのは、まちに出て無数の複雑系の動きに五感を通じてアンテナを伸ばして考えるということなのです。そのためには、まちに単に出るだけでなく、まちに出て感じたことを自分なりに言葉に変えて記録する、絵などで特徴を捉えるなど、様々な方法について「ドリル方式」で反復練習していく必要があるのです。"
ということで、このドリルに繰り返し取り組むことで、まちに出て、まちを感じ、まちにダイブする、自ら都市経営課題を発見し、都市のポテンシャルを感じ取る手法を見出す力を身に着けよう、というものです。(と、私は理解しております…)
このスクールに参加しているメンバーは、大抵が自分がよくしたいと思っているエリアを持っており、そのために何をすれば?と考えている人なので、座学以外にやるべきことも教えまっせ、というとても親切な教材です。
本来、まちづくりに関わっていると、こういったフィールドワーク・都市の捉え方といったノウハウは自然と身についてくる力だと思います。
でもそれって、個人の嗜好によって偏る部分もありますし、今和次郎やジェインジェイコブズを知らない、都市とか建築の分野と関係のない方にとってはなかなか触れる機会のないスキルかもしれません。
(私も大学の時、商店街のファサードを延々スケッチする課題があったり、設計課題や都市演習課題、ゼミでの各地のPJ等の過程があったからこそ、なんとなく体得してきた気にはなっておりますが…。大学での学びは本当に今に生きている…。)
ドリルをやってみて…
そんな『公民連携事業構築ドリル』。
そのドリルの取り組み内容を、3月の修了研修までに提出するよう宿題形式で案内があったので、前回ゼミから本日までの年末年始を使ってDチームでは各自ドリルの回答を埋め、進捗確認をしあうことにしておりました。
本日のゼミでは、ドリル穴埋めに取り組んできた
野沢さん(地域デザインラボさいたま)
私(東急)
キューピーさんこと久保田さん(セントラルサービス)
藤沢さん(イオンタウン)
山下さん(天草市役所)
町田さん(北九州市立大学)
がドリルに取り組んだ感想と今後TODOについてシェアを行いました。
張さん(LOCAL TO LOCAL) (以上、発表順)
もゼミ中に内容をキャッチアップして方向性のシェアをしてくださいました。
ドリルの代表的な内容には
「あなたのまちでのダイブの作法を詳しく教えてください」
「あなたの公民連携事業妄想案について、10個教えてください。その公民連携事業はどのような都市経営課題をどの程度解決できそうですか」
といったものがあり、
今回特に議論となったのは、
・マイプロジェクトにおいて、ドリルにあるような事項がまだできていない、うまく利用できていなかった。結構やることある。
・ダイブの作法ってどんな感じ?
といった話でした。
特にダイブの仕方について、一級建築士でもある山下さんからは、そのまちの寺社を必ず訪れることでエリアの歴史を感じたり、訪れることで偶然発見できる魅力的な商店があるといった話や、コワーキング施設ならそれに意識を絞って、一つ行った先で面白い施設を聞きつけ、聞いたところにすぐ足を運んでみるなど、さまざまシェアがありました。
張さんからは、おいしいもの目当てに行先を決めてまわる、というお話も。LOCAL TO LOCALのメインフィールドになっている人吉市のおすすめスポットもシェアいただきました。
☞張さんおすすめ人吉スポット、有形文化財になっている倉を活用したasobibart街蔵。
e-larningの進捗をチームみんなから心配されている町田くんも今回のドリルについて状況シェアをしてくださいました。内容シェア後には、スクール玄人の山下さんから、スクール関係者で会いたい人の欄に博報堂ケトルの日野さんと書いているので、すぐにでも連絡をすればいい、連絡するためには、何を聞きたいか整理が必要だよね、とアドバイスもありました。
気になっていることをすぐに行動に移す、積極性や行動力は、事業を動かしていく人材となるために非常に重要です。今できることはすぐにやる。私も山下さんのアドバイスを聞いて、自分に今一度問いかけなくては、と思いました。
(個人的にやりたいタスクがたくさんあるのに、お正月はe-larningを進める以外はゆっくり過ごしてしまいました。マイクロコンセッションについて情報整理をする。公園で行う初回イベントについて仲間とのMTGセットをする。オリジナルビールの発注計画を進める。マイプロジェクトの全体像を更新したPPTを作成する。某区でのPJ妄想PPTを作成する。会いに行きたいと思っている人への訪問予定や相談事項を整理する等…。今年行きたい場所や達成したいこともまだま整理ができていません。やりたいことが山積みです。)
次回のオンラインゼミ
ドリルはまだまだ時間をかけて取り組むべき内容だと、今回取り組んだメンバーの総論でした。年度内にマイプロジェクトとの整合含め各自ドリルの内容を自分のものにできるよう、取り組んでいこうと話しました。
今回状況シェアができなかった出口さん(人吉市役所)、西川さん(藤沢市議会)、井村さん(射水市役所)、岩井さん(富山県庁)は次回発表することになっています。
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今回は遠矢コーチも参加くださいました!
オンラインゼミB面について
本日のゼミ終盤で、今後について確認をしていた際に、通常のオンラインゼミとは別にもっと各自の取り組みやシェアしたい情報などコミュニケーションしよう!という話になりました。
皆さんお忙しいので、集まれる人が可能な範囲で、ある意味新年会的な位置づけで、わいわいとやる予定です。
結構な時間をチームメンバーとは交流してきておりますが、まだまだお互い知らないことがたくさんで、これもまた楽しみです!
本日のゼミでもいろいろな会話ができてとても充実していました。
今年度のスクールも残すところあと2か月ほどですが、ラストスパート、しっかり取り組んでいきたいと思います。
本業の東急の仕事ももちろん頑張りますよ。公私ともに垣根なく邁進します!
次回のnote更新がいつになるかは未定ですが、情報発信も頑張って取り組みたいので、引き続きどうぞよろしくお願いします!