手帳大賞という珍道中 3
平野さんの可愛さに魅入っているうちに、ついに自分の番が来てしまった。どうにか動け表情筋!口!頭!!
こういうピンチの時こそ人は素が出るのかもしれない。
受賞した「逃げなさい。逃げるなと言われるのは人間だけなのよ。」という祖母の言葉に掛け
「今こそ逃げ出したいくらい緊張しています」
と、やめときゃ良いのに温度低めの笑いを取りに行こうとする私。自分が笑いすぎないように、そして会場の空気を壊さない温度を遵守😂
生中継を自宅のPCから見守ってくれていた友のみ、それを察して褒めてくれた。笑
そんなこんなで無事表彰式が終わり食事会へ。ランチは帝国ホテルの伝統的なカレー。
ホッとしてビールをクイっと飲む。
左隣に座る母が私と写真を撮ろうとしてスマホをテーブルに立て自撮り。その様子を見て私の右隣に座っている関係者と思われる女性が写真を撮ってくださった。その女性は他の受賞者さんにも声をかけて親切に写真を撮ってあげていた。
「品のある素敵な女性だな。私もこんな風に歳を重ねたいなぁ」
とうっとりその所作や立ち振る舞いを見学しつつ、どこかで見た事があるなと頭をぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
「そうだ!ウー・ウェンさんにすごい似てる」
そうこうするうちに食事を終えしばしの談笑タイムに。右隣のウー・ウェンさん似の女性が色々と話しかけてくれた。そのお美しい顔を見ているとどうにもこうにもやっぱりウー・ウェンさんに似てると思い「私、料理家のウー・ウェンさんが好きなんですけど似てますよね。とても美しいです。」とお伝えした。
すると返ってきた言葉がまさかの
「はい、ウー・ウェンです」
オーマイガー。今日はドッキリ大賞ですか?
私はウー・ウェンさんに写真を撮って頂き、さらに並んでカレーを食べて談笑までしていたんですか?
この数時間で寿命が3年縮んだと思う😂
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