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6期目完走。我が身を振り返る。
夫と2人で起業してから今日6期目の最終日を迎えた。ここ数日、我々よりも100倍企業規模も能力も高く、そして2019年からの激動の時代を共に走ってきた本当に素晴らしいお店や起業様から閉業のお知らせを受け取る事が続いたこともあり、自分達のようなミジンコ会社が今も生き残り、さらに明日から7期目を迎える事ができるという現実が奇跡のように思えてならない。支えてくださっているすべての皆様に改めて心からの感謝を届けたい。
私は感情的で言いたい事を腹の中にしまっておくことができないところがある。良いことも悪いこともポーンと放出してしまう。よく言えば嘘がつけない。悪く言えば言われた側のことを考えていない。それって違うよね?と思うとバッサリと刀を振り下ろし殺めてしまう。(ごめんなさい)
もちろん無差別殺人ではなく、理由はある。その理由の多くは自分の大切な人達やものを守りたいが為の殺しなのだけど、くらった相手からしたらどんな理由であれ殺しであることは変わらない。
この6年、たくさんの人に助けてもらったけど、たくさんの刀も振り下ろしたように思う。
「戦争はいつも正しさから始まる」
とドラえもんから学んだはずなのに。正義という刀をどれだけ私は振り回してきたのか。
「何かをいいと思うときに他の何かを下げる行為は最低だ。」
って美味しんぼから学んだはずなのに。私はa lot better thanという手榴弾をどんだけぶん投げてきたのか。
ただ今絶賛猛省し腹を切り、己の在り方について今一度考えております。
大人になってモッチモチの美味しい生パスタの味を知ってしまったからと言って、あの頃毎週お世話になっていたお財布に優しすぎるカジュアルイタリアンレストランを下げることはしない。
忌々しい物を排除しようとするのではなく、心地良く共生する使い方を考える。今地球上にあるもの人も含めたすべての生き物は、ひとりひとり、1匹1匹、ひとつひとつ、地球のピースのひとつであるのだから、どんな時もリスペクトし、認める。
たくさんの失敗と葛藤と矛盾を繰り返し、ようやく本当の意味で「共生」がどういうことなのか腑に落ちた気がして、そしてそれを叶えるスタートラインに立てたような気がする。
私は世界を変える事はできないが、せめて自分のいる小さな世界だけはより良いものにしたい。私に関わる人達には安心して生きられるフィールドを差し出したい。
7期目も頑張ります。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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