私たち夫婦には子どもがいないけど、なにか?
私たちには子どもがいません。
今日書く内容は、実は誰にもきちんと話したことがない内容です。
問題発言の部分もあるかもしれないけれど、正直に書きます。
最近、同僚に、私について「子どもがいないから仕事に集中できるし、障害もないし、てきぱき仕事ができるんだよね」みたいなことを言われました。
子どもの送り迎えや、子どもが病気になったときのこととか、そういうことを心配しなくてもいいし、子どものことで仕事を休まなくてもいいし、というようなことなのかなあ、と感じました。
反論しなかったけれど、なにか違和感を覚えました。仕事ができるできないって、子どもがいるいないってことじゃないと思うけれど。
確かに子どもがいれば、常に心配や不安は耐えないだろうけど、そんなこと当然じゃないですか。でもそれを、子どものいない(結婚している)女性に、仕事ができるかどうか、という観点で話すのはおかしいと思いました。
私たち夫婦は、結婚14年目。子どもはいません。共働きです。
でも、今日は、結婚しているが子どものいない女性が、子どもがいる女性より、より効率的に仕事ができるのか、という話ではありません。
子どもがいない夫婦は可哀想なのか?
ということについて書きたいと思いました。
世の中には、「子どもがいる夫婦」と「子どもがいない夫婦」で、大きな壁があります。まだまだ、子どもがいない夫婦はなにかに欠けてる、人生損している、さらにはかわいそうっていう風潮はあるんです。
逆に、子どもがいないからラッキー、こんなこともできるし、あんなこともできる、なんて言ったものなら、批判されそうです。
そして、子どもがいなくても幸せです、と言っても、いやいや、無理してる?って、なかなか信じてもらえない。
子どもがいない夫婦は不幸じゃないといけないのでしょうか。幸せ自慢をしてはいけないのでしょうか。
Google上で、けっこうたくさんの人が「子どもがいない夫婦はかわいそうなのか」でググっている人がいるんですね。
私もググってみましたが、こんなにいろいろ記事が出てくるとは思いませんでした。
さて、この記事を見つけました。
本当に不幸? 子どもを作らなかった人の末路
という記事です。記事の中に、
「子供がいない理由は人それぞれです。パターン分けすると大体、次のようになります。子供を作らないと積極的に決めた人たち。欲しくないわけではなかったが、結果として授からなかった人たち。子供が欲しくて不妊治療などの努力を尽くしたにもかかわらずできなかった人たちです。私は2番目と3番目のミックスですね。」(引用)
とありました。
私の場合
私は、全部のミックスです。
もともと子どもは欲しくなくて、でも、旦那のために、子作りをしたけど、授からず、2回の不妊治療もしてみたけど、授からず、私から、もう不妊治療したくない、と宣言。今に至ります。
不妊治療中は、旦那のことは大好きだから、やさしくて頭のいい旦那の遺伝が受け継がれるなら、子どもを産もう、きっと旦那の子どものときのような、めっちゃかわいい子が産まれるかも、なんて、うまくいくように祈っていました。でも、治療の過程はとてもストレスで、苦痛でした。
でもそれも今となっては昔の話。
そして、私たち夫婦は、子どもがいなくても、ぜんぜん不幸じゃありません。もちろん、子どもがいることでできる貴重なすばらしい経験をできない、ことは承知です。でも、それがなに?
さて、上記の記事の中に、以下のような記述もありました。
「子供がいない女性の中には、育休中の女性社員が職場に赤ちゃんを連れてくるたびに、肩身が狭い思いをしているという人もいると聞きますが。
朝生:その辺りはお互い様だし、個人の受け止め方次第なのでは。子供がいない人が、子供がいる女性に、知らず知らずの内にプレッシャーを与えたり、傷つけたりすることもあると思います。私は不妊治療中に、子育てのために仕事を辞めた人から「あなたは恵まれているわね、好きなことができて」と言われ、ちょっとむっとしました。」(引用)
私は別に職場に同僚が赤ちゃんを連れてきたからといって、ぜんぜん嫌な思いをしたことがないけれど、子育てのため仕事をあきらめた人に、もし「あなたはいいわね、好きなことができて」と言われたら、ちょっと違うなあと思ってしまうでしょう。
子どもの有無で人生の幸福度は変わらない
さらに記事は進み、以下の記述もあります。
「米国のものですが、「子供の有無で幸福度に差はない」という調査結果があります。
プリンストン大学とストーニーブルック大学の研究チームが、「子供のいる夫婦といない夫婦の幸福度はどちらが高いか」について研究したもので、2008〜2012年に米ギャラップ社実施の約180万人を対象とした調査を基にしています。さらに、英国オープン大学が約5000人を対象に実施した調査では、夫婦関係の満足度は、子供がいない夫婦の方が、子供がいる夫婦よりも高い結果になったとのことです。」(引用)
結局は人生人それぞれ
という文面で上記の記事は締めくくられています。
そのとおりですよね。
子どもを産んだのもあなたの選択。仕事をやめたのもあなたの選択。がんばったけど子どもができなかったのも人生。
逆に、子どもを作らないと決めたのもあなたの選択。様々な選択、生き方があっていいし、それをお互いに尊重したいものです。
私は、「子どものいない」人生を、これからも旦那と思いっきり楽しみます。
ごめんなさい、上手にまとめられなかったけれど、子どもがいない結婚している女性の声って、あんまりないし取り上げられないと思ったので、書いてみました。