【企画】日本語業界のきっかけ - あのとき海外でボランティアをしていなかったら・・・
チェーンナーさんの企画に私も参加します。
どうして日本語教師になったのか
実は以前にも「日本語教師になったきっかけ」というnoteを書いています。
内容的にはかぶってしまうのですが、改めて書いてみます。
私はもともと教育学部を卒業して、小学校の教員免許を取っています。そして実際に、公立の小学校教員として勤務した経験もあります。
ただ20代後半に、いろいろ人生について思うことがあり、思い切って、公務員を辞めてしまいました。
単純に、世界をもっと見たいということで、旅に出たんです。
それが30歳の手前です。
そのときスペイン語の勉強していたのもあり、メキシコやアルゼンチンを旅することに。
でも、普通の旅が面白くないと思い、現地のNGO団体などで、ボランティアに参加しました。
そのときに、現地の人から、たくさんの人から、日本語教えてくれって頼まれたんです。
日本の文化。
日本語のこと。
アニメのこと。
など、とにかくいろいろ聞かれました。
自分の名前を日本語で書いてほしい、というリクエストもたくさん。
簡単なことはすぐ答えることができたんだけれども、けっこう答えられないことが多かったんです。
日本人なのに、日本語を上手に教えることができないっていうことに気づいてショックだったんですね。
そして、海外に、こんなに日本に興味を持っている人がいるんだって気づかせてもらった経験でもありました。
帰国後
一人旅を終えて日本に帰ってきたときに、無職ですね。さあ、どうしようってことになりました。
退職金は、この旅行と新しいパソコン購入で残りわずか。とにかくバイトでも始めなければ、という状況に。
そんなときに、偶然、地元のある専門学校で、日本語教師養成講座があることを知ったんです。すぐに「これだ!」と思い、申し込みました。
そのコース費用で、私の少なかった貯金もほぼ消え去りましたね。
でも、後悔なし。
夜間のコースを受講しながら、昼間は派遣社員。そして、毎日、日本語教育能力検定試験の勉強もしました。
一発合格を目指していたので、ものすごく勉強したのを覚えています。
受講後
コースを終え、無事に検定も一発合格。
でも、就職活動はしませんでした。私はその時、岡山から出られなかったんです。
当時、今の旦那さんと知り合って、真剣にお付き合いをしていたので、彼の留学が終えるまで一緒に岡山にいたいと思ったんです。
県外に行って仕事を探すという選択肢はその時なく、彼と一緒に外国へ行くことになるだろうから、そこで教えたい、と漠然と考えていました。
なので派遣社員を続けながら、無料で、地元に住んでいる外国人に日本語を教えていました。
そしてイギリスへ
私はペルー人の彼氏が、卒業後、てっきりペルーに戻るものと思っていたのですが、イギリスで仕事を見つけてきたんです。
でも、迷いはなく、一緒にイギリスにやってきました。
そしてイギリスに来てからは、細々と日本語を教えながら、経済的に厳しかったのでやっぱり会社員の仕事をしていました。
でもnoteで何回も書いてるように、今年になって会社員の仕事をすぱっとやめて、フルタイムのオンライン日本語教師になりました。
人生の転機
メキシコやアルゼンチンでボランティアの活動をしていなかったら、日本語教師養成講座に通うこともなかっただろうし、日本語教師になっていることはなかったと思います。
ほんとにあれが大きな人生の転機ですね。
今、フリーランスだけの生活は、経済的には苦しいです。たくさんレッスンをやっても、会社員時代の給料の半分もなかったりする。
でも、自由は多いし、無駄な出費や支出を減らしているので、何とか、いただいた収入だけで、シンプルに好きなことをやって生きていける自信があります。
大好きな仕事
私にとって、教えるという仕事は、天職です。
公立の学校教師から、日本語教師。違う分野の教師になったわけですけれど、教えることへのパッションは変わらないです。
もう一つ大切なことは、語学が好きだということ。
これも重要なポイントではないでしょうか。
私は自分でいろいろな言語を勉強するのが好きです。
とにかく語学勉強マニアなんですね。
趣味だと思ってる。
だからこそ、自分が勉強する中での経験や苦労を、生徒さんと共有できるんです。自分でも語学をやっているから、適切なフォローができるっていうのも私の強みじゃないかなぁって思っています。
はい、それでは日本語業界のきっかけはここまで。
正しく伝えられたのかわかりませんが、好きなことを見つけてそれが仕事になると、それはそれで大変だけれども、人生楽しいということでしょうか。
私は人生をもう半分生きているので、これからの人生は、自分優先で、楽しくいきていきたいと思っています。だからこそ、今だからこそ、日本語教師フルタイム、しかもオンライン、の道を選びました。