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男性ファースト社会の日本
今朝こんなTweetを偶然見ました。
夫婦 男女 父母 夫妻などなど、
— チャビ母 (@chubby_haha) June 14, 2020
日本語は基本的に「男性ファースト」なんだよね。
で、不思議なのが
”レディースアンドジェントルマン”を
「紳士淑女のみなさん」と訳す事。
なぜゆえ元の言語と語順を逆にして訳したのか…。
先日偶然にも、日本語の生徒さんから同じようなことを言われていたんです。だから、余計に考えさせられました。
その生徒さんは初級レベルで、「家族について話す」という会話の練習をしていました。
レッスンの前に、家族の名前を勉強できるYouTubeのビデオを2-3本、生徒さんに事前に見てもらっていました。
それらのビデオを見た生徒さんから「日本では、私の家族はお父さん、お母さん・・・のようにお父さんから言うんですね。」と言われたんです。
その生徒さんはアメリカ人です。
そう言われるまで、私は、ぜんぜんハッとする気づきがありませんでした。
確かに私も自分の家族について話す時に、「父、母・・・」のように、どうしても深く考えずに、「父」から最初に話しています。
そして、今までのレッスンを思い返してみたら、アメリカやヨーロッパの生徒さんは、「お母さん」から言い始める生徒さんが多かった気がします。
日本では、先程のTweetにもあるように、言葉の上では、明らかにいつも「男」が先にくる言葉が多いですね。
私の知識では、家父長制やその歴史的背景、家族制度など、とてもじゃないけれど語れないし説明できません。
でも、改めて「なんで?」と問われて、気づき考えさせられることってありますね。
最後に、今の時代「家族制度」「家族」って何?ということも問われる時代になりました。
サザエさんのような家族はもう存在しません。
いろいろな家族のカタチがあります。
私の生徒さんの中には、ゲイカップル、シングルマザー、親が離婚している、籍を入れずに長年パートナーとして暮らしている家族など、いろいろな人たちがいます。
だから「家族について話す」というトピックも、どのように話すか・会話をしていくか、ちょっと見直さなければいけないなと思いました。
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