~第26回 誰が一番“悪”なのか?気をつけよう、不動産購入時のトラブル!!関係者も物件も“悪”ばかり!!!の体験~
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日のブログは、一人の弁護士として不動産トラブルの発信です。
不動産について全くの素人である私の大親友Kさんが、憧れのマンション購入を試みて、トラブルてんこ盛りの体験をしました。
憤懣やるかたない彼女の依頼を受け、ブログに掲載させていただくことになった、Kさんの体験のレポートです。
本日は、第26回目。
前回、Kさんは、惚れ込んでいた美しいT物件の売主である株式会社D社の担当者E氏が、結局は、T物件の最大の問題である丙地についてまともな説明を最後まで一切行わなかったこと、そのようなE氏を目の当たりにして、最初の問題仲介会社であったB社のとんでも担当者C氏と比べて、悪徳レベルは決して劣らないのではないか、E氏にC氏を批判する資格はない、と痛感したところまでつぶやきました。
Kさんは閉口しましたが、もうE氏とも終わらせるやりとりをするために、E氏の「銀行さんによって得意不得意……」などという言い訳メールに対して、以下のような、無難な返信をしてみました。
「なるほど、そうなんですね。今回はいろいろとお手数をおかけいたしましたが、ありがとうございました。」
すると、一転、E氏からは、
「お力になれずすみませんでした。今回のような地域でお探しなのですか?ご予算は4000万円以内くらいの認識で宜しいですか?当社の自社物件でご希望に合う物件が出てきましたらご紹介させていただきます」
などと送って来たのです。
Kさんは、さらに地域名を述べて良いものがあったら紹介してくれ、と適当に書いたところ、
「承知しました!今回はお姉様からもご連絡をいただいていましたので、宜しくお伝え下さいm(__)m」
と顔文字入りの返信を喜々として送ってきたのでした。
当たり前ですが、Kさんは、もはや、E氏に物件を紹介してもらうつもりはありません。
こうして、KさんとT物件との関係は終わったのです。
Kさんにとっては、お金の損害こそなかったものの、怒濤の2週間でした。
(続く)