
~バイクを一生安全に乗るために(3)~プロテクターの重要性~
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日は、一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、"バイクを一生安全に乗るために(3)”です。
(1)(2)はこちらです。
↓
バイクを一生安全に乗るために、私が心がけていることについて、書いています。
前回(2)では、ヘルメットの重要性について、述べていきました。
さて、(3)では、プロテクターについて、と考えていたところ、タイムリーにも、2022年8月20日付日本経済新聞の朝刊において、
『胸部プロテクター着用を バイク事故死の39%、胸腹に致命傷』
という記事が掲載されました。
同記事によると、
「東京都内で2018~20年に起きたバイク事故の死者のうち約39%が胸や腹に致命傷を負ったが、胸部プロテクターの着用率は約8%。」
「警視庁によると18~20年の死者は112人。致命傷の場所は頭部約47%、胸腹部約39%の順に多かった。」
「昨秋実施したバイク利用者約3100人への調査で、プロテクターをしない理由は「面倒」(約41%)が最も多く、「値段が高い」(約26%)、「プロテクターを知らない」(約15%)と続いた。」
とのこと。
私自身は、二輪の先輩である夫が、安全のために必要なプロテクターを私に教えてくれたこともあり、バイクへの入門当時から、プロテクターについての知識を持つことができていました。
加えて、二輪教習で、命からがらの思い(汗)を繰り返した(汗)こともあり、プロテクターの重要性を身をもって体感してもいたのです。
そんなこともあり、プロテクターについて、自分なりに納得のいくものを揃えて、着用しています。
まず胸部については、
①プロテクターの入ったバイクスーツ。
②ジャケットを着るのが不都合な時に使用するための、二輪教習で教習所に備えてあっていつも使っていた、胸背部プロテクター。
③エアバッグ。

③のエアバッグについては、以下のサイトが、わかりやすいです。
私自身まだ発動したことはありませんが、このサイトにあるように守られるなら、かなりの被害を避けられそうにおもいます。
バイクに乗るときは、①バイクスーツ+③エアバッグ、又は、②胸背部プロテクター+③エアバッグで、自分をガードしています。
前記記事でコメントされていた全国二輪車用品連合会(JMCA)の幹部の方は、「数万円のヘルメットをかぶっても体が無防備では危険」と指摘。
まさに、胸腹部には、重要な臓器が集中しています。これらが損傷すれば、脳を損傷した場合と同様、命を落とす危険が高いのです。
ちゃんとプロテクターを着用していれば、こんな怪我を負わなくて済んだのに、或いは、死亡などという悲劇にならなくてすんだのに、という後悔は、誰でもしたくないでしょう。
胸部プロテクターは、いささか面倒で、夏などは暑くて鬱陶しいという思いもないではないですが、やはり、安全には代えられません。
しっかりと着用をして、一生、安全にバイクに乗っていきたい。一生、バイクを安全に楽しんで、生きていきたい。
読んで下さっているライダーの皆様とこの想いを共有して、安全なバイクライフを送っていきたいと想います。
(続く)