~バイクに想う~やはり自分の人生にはバイクが必要なのだと再認識したこと~
神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。
一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。
本日は、一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、
"~バイクに想う~やはり自分の人生にはバイクが必要なのだと再認識したこと~”
です。
なお、初回の“バイクに想う”は、以下です。
↓
実は、今年5月にちょっとした手術が必要になって体調の関係で前後1ヶ月ほど運転ができなくなったこと、そのまま業務多忙の上に猛暑の夏に突入したこと、などから、125ccのMT車である我が愛バイクに4ヶ月も乗ることができていませんでした。
4ヶ月も乗っていない状況だったため、正直、かなり遠ざかってしまっていたのです。
が、、、それでも、今回、やはり、私の人生にはバイクが必須なのだ、と、今回、実感することになった次第です。
夏休み(夏期休業)も終盤のある日、筆者は、体調が優れず、少し焦りを感じるようになっていました。
疲れがとれない。体の内側が重くてどんよりしている。
という症状が、体の内側に貼り付いていました。
夏休み(夏期休業)をとって、たくさん寝て休んだにもかかわらず。
友人と会ったりとそれなりに夏休みらしい楽しい時間を過ごしたにもかかわらず。
自分はどうしてしまったのだろう?
と悩み、なんとか疲れをとろうとゴロゴロしながら思い返したとき、ふと、気付きました。
そういえば、しばらく、バイクに乗れていなかったのだ。
と。
そう、去年までは定期的に愛バイクに乗れて、体の内側に溜まったストレスやその他諸々の澱のようなものを、バイクの風で吹き飛ばしていたのだ。体を風が吹き抜けるあの感覚で。
それが、5月の手術の関係で乗れなくなって、そのまま4ヶ月も乗れない状況になってしまっていた。この症状は、そのせいだ。
と気付いた筆者は、夏期休業を明けて仕事を再開する前にバイクに乗らなければならないと気付き、翌日をバイク日とすることに決めました。
そして、翌日。
私は、4ヶ月ぶりに愛バイクを運転することになりました(夫は時々乗っていたのですが)。
正直なところ、かなりドキドキでした。
筆者は、お世辞でも元々運動神経が良いほうではなく、普通自動二輪免許の取得も正真正銘命懸けの命辛がら、という状況でした。
4ヶ月もあいていて、大丈夫だろうか?と。
とはいえ、このまま疲労が体に残った状況では、それはそれで仕事に差し支えるので、背に腹は代えられない、というおもいで、とにかく、慣れていて車線変更が少なくて済む道でゆっくり運転再開しよう、という感じで再スタートしました。
運転を始めると、、やはり気持ちがいいです。飛び立つような感覚で。
が、他方で、かなりピリピリもしました。
頭に、過去に受任した交通事故事件の、事故パターンがよぎってきます。
右折車両と直進車両の衝突事故。
路外からの車両と直進車両の衝突事故。
横断歩道上での歩行者と車両との衝突事故。
等々。。。。。
飛び出してきそうな車、自転車や歩行者に要注意。
と、気を付けなくてはならないのですが、自分の車をそれなりの速度で運転しながら気を付けることは、なかなか大変なものだ、と今更ながら思いました。
正直なところ、運転中に、恐怖も感じてきそうになったのです。
どうして自分は体がむき出しの上バランスを崩したら転びかねないこんな危険なバイクを運転するようになったのだろう?
という気持ちもよぎりました。
が、ここで、初心の頃が思い出されてきました。
夫にバイクの後ろに乗せて貰って、本当に気持ちが良くて、自分でも運転できるようなりたいと心底思った。
そのために、どうしても、二輪の運転免許が欲しいと思った。
そのために、どれだけ教習所の教官から"この教習生は厳しいだろうな"という目で見られても、どれだけ教習中に転んでも、どれだけ後から入校してきた教習生達から抜かされていっても、諦めたくなかった。
やっとのことで命辛々教習所を卒業した後も順風満帆ではなかった。
でも、これらを乗り越えて、愛バイクで走ることができるようになったのだ。
今は、教習所でたたき込んで貰って夫からも教えて貰ったことを、体が覚えている。
なんと素晴らしいことなのか。
こんなことが頭を駆け抜けていき、そして、運転をしながら、運転感覚も体に蘇ってきました。
そして、バイクの最高の醍醐味がやってきてくれます。
体を風が吹き抜ける感覚。
これ以上に気持ちの良い感覚は無いのではないか、と思うほど、すがすがしい感覚。
自分の体に溜まっていた疲労が吹き飛ばされていくのを感じました。
良かった、これで仕事再開できる。
と、心底の安堵感とともに。
バイクが危険な乗り物であることは、最初からわかっていた。
それでも、バイクを運転したいと思ったから、免許をとった。
常に危険と隣り合わせだけれど、自分の人生には、バイクが必要なのだ。
だから、自分にも他人にも迷惑を掛けない装備と運転で、これからもバイクと共に生きていきたい。
そう心から想った、自分の人生にバイクが必要であると再認識した、夏休み終盤のある日でした。
読んで下さっている、自分の人生にはバイクが必須だと感じているライダーの皆様とこの想いを共有して、安全なバイクライフを送っていきたいと想います。
(続く)