
125【日本2024 Day 31:12月12日(木)下川織物@福岡八女市】
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「紀子さんには、観光じゃなくて、
人をお引き合わせしたい!
どうしてもお連れしたい!」
とキヨさんが福岡最終日に連れて
行ってくださったのが、八女市の
下川織物
さん。
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駐車場に入ったところ、偶然そこに
いらしたのが2代目!
キヨさんは、随分前に海外のお客様を
お連れした時にお会いになったことがあり
ご挨拶+3代目がいらっしゃるところへ
ご案内いただきました。





今、下川織物を海外との関係性も強め
ながらご尽力されているのが3代目の
下川強臓さん。
1948年にお祖父様が創業。
「人と人とのつながりが百年企業を実現させる
という信念のもと 絶えることのない永遠の
連鎖と拡大を意味し、円満・調和の吉祥文と
される 七宝柄を好んで作り会社のロゴマーク
としても七宝柄を採用」
と、創業当時から長期目線でビジネスを
見通していて、その原動力は、血縁を超えた
「家族的経営」と、「従業員第一主義」と言う
温かいビジョンをお持ちです。
国内外のデザイナーとのコラボなど
先進的な取り組みでも有名な
「グローカルコミュニケーター」です。



















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「さっそくプレゼンさせていただきますね!」
と、資料や画像がふんだんに盛り込まれた
「下川織物」をご紹介いただきました。
創業70年以上の3代目が取り組んでいる
のは、
1 情報発信:職人の目線でのブログやSNSで毎日発信
2 工場見学:国内外の方に幅広く久留米絣の出来上がる過程を見ていただきたいと、積極的な受け入れ
3 起業家支援:庶民の着物だった久留米絣が現在は様々な用途で使われているので、インターネットを活用して、スモールビジネスのサポート体制の提供
4 海外プロジェクト:感動とサプライズを与えられる取り組みを国内外に向けて挑戦し、久留米絣の可能性を広げていく
と4項目あり、昔ながらの工場で60年以上
使われている昭和のベルト式織機が稼働する中、
考え方や行動はサーキュラーエコノミーに基づく
取り組みをする現代の先端をいくものであると
言うのが非常に興味深いものでした。
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起承転結で言うと、まさに3代目がやっていることは「転」!
海外の有名ブランドとのコラボや
下川絣ビレッジ構想、絣サミット、
図案展のワールドツアーなど、3代目の
頭の中は溢れるアイデアがいっぱいです。
広い敷地の中の一つの建物は、国内外
から来る方が泊まれる宿泊の設備も
整っていること。

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インターンや、教育、視察など様々な
目的で開かれた下川織物にいらっしゃる
お客様がいかに多いかを物語っています。
海外の方との日常的な交流の中で
3代目もどんどん改革を進めて
いらっしゃいます。
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下川織物の高い技術力に裏打ちされた
伝統の技と新しい働き方の融合は、
意欲的な作品にもよく現れています。
そして、その現代の久留米絣を作り上げて
いるのは大半が女性。
若い方から年配の方まで、家事や子育てを
しながらも職人としてのプライドを持ち
自分のライフスタイルの中で「職人」としての
働き方を継続してらっしゃるのがとても
印象的でした。
















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真剣な眼差しが笑顔に変わったのが、
お昼の時間に一斉に機械が止まった時に、
キヨさんがサックスを持ち込んで機械が
立ち並ぶ工場の一角で吹き始めた時。
一旦は、お昼に行きかけた職人さんたちが
何が始まるのだろう?と、「見学」を始め
ました。
前日の門司港と同じく(LAでも何度か
していますが!)撮影係の私。
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演奏が終わった時にみなさんが一斉に
拍手をしてくださって、キヨさんも
満面の笑み!
柄を入れるのに神経を使うお仕事で
真剣な眼差しでお仕事に取り組んで
らっしゃったみなさんの笑顔が見れて
私も嬉しかったです。
みんなで写真を撮っていただきました!

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2代目の下川富彌さんが
「お昼にお連れしますので、私の車で!」
と、近くのレストランに連れて行って
くださいました。

連絡を入れてくださっていたのでお料理も
用意してあって、座ると同時に熱々の
ランチをいただく準備の良さに驚き
ました。
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「ぜんざいも美味しいので、もう頼んで
ありますからね。」
と、生姜焼きの後は、お餅入りぜんざい
とお茶・・の後にコーヒーまで注文して
くださっている手回しの良さに感動する
キヨさんと私。







食後は、また下川織物まで送ってくださった
だけでなく、丹精込めて育てている畑から
掘り立ての
大根2本ずつ4本
を私たちに渡してくださいました。
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その大根は、福岡から羽田に飛び、
ちょりちゃんがゆず味噌と一緒に
ふろふき大根を作ってくれて、
私たち2人だけではなく、
オーガニックコットンビジネスの
先駆者として有名な女性起業家の
方の家でのお呼ばれでも振る舞われ
八女の美味しい大根はみなさんに
喜んでいただきました。

温かいおもてなしをいただいた
八女の地の下川織物さんに
感謝の気持ちでいっぱいです❣️

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下川織物
福岡県八女市津江1111-2
電話 0943-22-2427
FAX 0943-24-1251
受付時間 9:00-16:00
Email info@oriyasan.com
https://oriyasan.com
https://kasuri-orimoto.com
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