見出し画像

7【日本2024 Day 2:11月13日(水)教文館@銀座】


葛西からある意味日本一の街「銀座」に〜!

クリスマス商戦を見込んでトップブランドが鎬を削る銀座。ヴィトンは入場制限もするほどどの混雑ぶり

早めに出て「銀ブラ」(死語?)しようと
着いたのは良いけれど、なぜかWifiが作動せず
目的の店までの道のりがわからない!

まぁ、どうにかなるかと
三越から外へ出て、意趣を凝らしたウィンドーを
見ながらそぞろ歩く銀座4丁目。

10代の終わりに銀座の天ぷらの名店でアルバイト
したこともあり、プライベートでも行ったことは
あるのに正直今となってはあまり覚えてない!
.
𓂃 𓈒𓏸
.
目に留まったのが「教文館」。

1階は入り口には、「銀座」がテーマの本が集め
られるほどやはり銀座は特別な街。

外国人用のお土産もあって、観光客が熱心に見入って
ました。
.
𓂃 𓈒𓏸
.

ナルニアシリーズは映画が1作だけで止まってしまって残念!


9階のナルニアの階にも足を運びました。

エレベーターを降りた正面に、ナルニアの
シリーズの本の背表紙を見ると、今すぐ家に
戻って、ひっそり読みたくなっちゃうのを
抑えて、奥の古典と、子供用の絵本・本を見て
周りました。

私が生まれる前に創刊されていたのですね!うちにも子供たち用にシリーズで揃えてました。

𓂃 𓈒𓏸.
本好きの子供で毎月買ってもらえたたった1冊の本は2〜3時間の楽しみしか与えて貰えず、近くに大きな図書館もなく、学級文庫や私営のちっちゃな貸し出しサービスや、友人宅の本に読書欲を満たせてもらう毎日だった小学生時代。

その家の子供達の手に取られることがなかった
立派装丁の、子供のための世界・日本文学シリーズを
借りるのも非常な喜びでした。
.
𓂃 𓈒𓏸
.
そう言うわけで、子供が生まれてからお金に糸目をつけず
と言うと大袈裟ですが、かなり大量に憑かれたように
本を買い続けました。

本好きの子供たちもとても読みきれる量ではないほどに。
日本に行っては買い、ガレージセールがあれば箱買いし
と、日本の本だけでなく、アメリカの絵本・本も。

そして、上の子が高校生になる前に、何千冊かを
寄付したり、売ったりしてあらかた処分した今、
家にはもうないので、懐かしさが込み上げてきます。

膝に乗せて読み聞かせた毎日。

両側に子供を座らせて読み聞かせた寝る前の時間。
子供の体温の温かさが体の両側にぴったりついて
それは幸せな時間でした。

私は、ほとんど読んでもらったことはありませんでした。
少なくとも5歳のときに妹が生まれて以降は。

私は独立独歩、読める範囲の本をレベルを上げながら
1人で読む時間を大事にしていました。
.
𓂃 𓈒𓏸
.
小学生に入って、学校の図書館は夢の場所でした。
本が並んでいるだけで、読みきれないほどの大量の
本があると言う事実が私を安心させて、ますます
本を読むことに没頭していたのを覚えています。

そして、親になって子供に読み聞かせていた絵本の
表紙が大きさもデザインも変わらずに並んでいるのを
見て涙がじんわり込み上げてきました。

どれだけ喜んで話を聞いてくれていたのだろうと
その時のページを捲る音や、声色を使って読む私に
きゃーきゃー子供達が反応するのは、母親としての
深い喜びと満足の源泉の一つでした。

子供の脳の中のシナプスがスパークし、新しく生まれ
お互いに繋がりどんどん太くなっていく様が見える
ようなそんな時間でした。
.
𓂃 𓈒𓏸
.
驚いたのは、「マッチ売りの少女」を初めて
読んだ時でした。

涙が溢れ、嗚咽を堪えられず、読み進められなかった
のです。それは、母親としての最大の恐怖である
親に何かあって子供が不運・不幸になると言うことに
耐えられなかったのです。

もちろん子供たちはびっくりして私を見上げていました。

涙が止まらないほどの母親を見たことがなかったので
驚いていました。
.
𓂃 𓈒𓏸
.
自分でも驚きました。

母親になって体の中の細胞や神経経路やホルモンや
何かわからないけれど、とにかく全てのものが
産む前と産んだ後では違うのを感じていました。

まるで業界も役職も何もかもが変わって、着ていた
制服がすっぽり違うものに変わったように。

・・強制的に、気付かぬうちに。
.
𓂃 𓈒𓏸
.
私自身は、絵本より本が好きでした。

ページを捲る先が続いていることが安心感を与える
のは、本が読めない飢餓感や枯渇感があったんだろう
と思います。

少ない文字づらを追ってあっという間に話の最後に
到達してしまうことが物足りなく、絵本自体の
奥深さを味わえなかったのだと思います。

いろんな思いが込み上げてくる中で教文館を出ました。

そして、また困惑するのです。

夕食の場所はどこなんだろう?
どうやって地図なしで辿り着けるんだろう?

と、現実的な悩みは消えてなかったのです。

なんで〜!!

地図は真っ暗で現在地がわからないと表示
されているのは全然解消されていなかったのです。

#日本旅2024

✨  ✨  ✨  ✨  ✨
堀井紀子
アメリカ生活34年 ロサンゼルス在住
「ロサンゼルスからつなぐ/アメリカと日本をつなぐ」

・栃木県公認「とちぎアンバサダー」:栃木のPR
・「日本酒ナビゲーター」:日本酒の文化や魅力をアメリカでPR
・バイリンガル子育てマイスター:「「アメリカのトップ2%の大学に選ばれる子供の育て方メソッド」著者
・アメリカでの子育て・教育・家庭教師業/大学進学のコンサルテーション・学校区の通訳
・イベントやコンベンション:通訳・スタッフ業
・リアル/オンラインイベント開催
・おうちごはんつむぎ🍙:料理と集まる場を提供しての人つなぎ/ご縁つなぎ
・インタビュー:ご縁をいただいた方をインタビューしてご紹介
・ちーむ河内音頭(LA関西クラブ):アメリカで広める日本各地の盆踊り
✨  ✨  ✨  ✨  ✨

いいなと思ったら応援しよう!