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41【日本2024 Day 13:11月24日(日)縄文時代に触れた「歴史民俗資料館」@壬生町】 


九州や関西と違って、そんなに古くから
人が住んでいたと言うイメージは関東に
なかったのですが、実は、栃木には多くの
土器や古墳などが存在し、その一部は
美術館などでも見ることができます。

なにしろ横浜出身で、20代からアメリカ移住
している私は、同じ関東でも栃木のことは
疎く、今回、「初めて!」のことがいっぱい!
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お腹がいっぱいになって幸せ気分絶頂の
時に、落合さんが連れていてくださったのが
そんな有史以前の壬生を知ることのできる
壬生町町立歴史民族資料館

こちらも学芸員の方
学芸係長の深津栄美さんと
学芸員の藤栄友里絵さん
が付いてくださって
詳しくご説明いただきました!

さっと何も知らずにみて歩くのとなんと
言う違いでしょう!

面白いエピソードや謂れなども紹介して
くださるので、一人で見て回るのとは全く
違う面白さがあります。


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落合さんと一緒でさらに面白いのは、
資料館で働いている方達のことも詳しいので

「この展示は、◯◯さんのものです。」

と、学芸員さんたちの研究や好みの
対象の強さが展示に反映されているのを
ご存じで、その辺のエピソードも入ること。
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縄文や弥生の後に、お武家さんの時代に
急に展示が飛ぶのはご愛嬌・・みたいな
感じでおっしゃいましたが、実は、
延々と1万年は続いた縄文時代!

弥生時代(紀元前300年〜紀元300年)の
600年や有史の歴史なんて「瞬間」な訳です。

なぜか小学校低〜中学年の頃に考古学者に
憧れて本を読み込んでいた自分をすっかり
忘れていましたが、目の前の

世界で2番目の規模の巨大な縄文土器

などを解説付きで見ているうちに40年以上
前の自分が蘇ってくるようでした。


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栃木に有名な武将もいて、それぞれの
歴史がありと言うのも、今まではあまり
知らないでいました。



そもそも義務教育中に学校で習ったこと
以外、歴女ではないので、大して
知らなかったと言うのもあります。

古い歴史の中、多くのドラマがこの地で
あったんだと思うような展示物に接することで
自分の栃木への理解も進み、県外からの
観光客がこぞってくることのない場所
ならではの土地に根付くものに触れることが
できたことに感謝!
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複数のアーティストの展示がされていた特別展

「壬生のサムライと日光ブランド
「聖地日光」をアートプロデュースした男」

では、色合いやタッチが好きなものがあり、
旅の後半に、訪れることが決まっている日光を
自分の目で見たら全く違う印象になるんだろうと
思いながら鑑賞。

(撮影禁止区域)
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それぞれの目で見た「栃木」が、一つの
アートになって、他の人の目に触れることの
大事さも感じました。

先細りが心配される伝統工芸の世界のものは
もちろんです。

職人芸は絶えてしまえばそれまでなので
美術展だけではない形で後世に残って
いってもらいたいなぁと思いました。
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学芸係長の深津栄美さん、
学芸員の藤栄友里絵さんから
ご案内の最後に写真を豊富に盛り込んだ本

「壬生のサムライと日光ブランド
「聖地日光」をアートプロデュースした男」

や、人気が出て手に入りにくいカード

壬生城記念カード

をプレゼントしていただきました。

貴重なご案内の機会もどうもありがとうございました。



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石室

落合さんのご案内で向かった先が

有史以前からの「石室」。

古墳の一部から発見された石室。



現代の技術や機械がない時代にどうやって
組んだのかと大きな岩や板で造られていて
いるものを見ると、いつも不思議に思います。

栃木県民以外はほとんど訪れたことが
ないかもしれないと思うこの場所に
実際入ってみて、何か、古代の力が
私に作用したかどうかはわかりませんが
そもそも力のある人のために作られた
古墳の一隅に21世紀になってアメリカ
から来て立っているのだと感慨深かったです!

紅葉樹の色付いた葉と穏やかな晩秋の
夕暮れの柔らかな日差しの中、
前を歩く3人の背中を見遣りながら、
幾重にも重なり始めた落ち葉を踏み
締めながら、滑って転ばないように
歩を進めながら車に戻りました。

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壬生町立歴史民俗資料館

〒321-0225 栃木県下都賀郡壬生町本丸1-8-33

【TEL/FAX】0282(82)8544 
【開館時間】9:00〜17:00 
【休館日】月曜日、祝日、年末年始(12/28~1/4)
  ※企画展期間中は祝日も開館

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#日本旅2024  

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