49【日本2024 Day 14:11月25日(月)栃木県内最古の蔵元「第一酒造」@佐野市】
延宝元年(1673年)創業と約350年の歴史を
持つ栃木県内最古の蔵元である佐野市の
「第一酒造」
さんにご訪問しました。
連休の週末のお休みの関係で、栃木市担当の
青山さんが、25日に栃木市から佐野市まで
連れて行ってくださいまして本当に
ありがとうございました。
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立派な門構えの「開華」で有名な第一酒造
さん。敷地に一歩入ると、これまた美しい
庭園と江戸時代からの日本家屋があり
しみじみ見惚れてしまうほどです。
ちょうどその時、島田会長がご自分の
運転で颯爽と会合に向かわれ、幸運にも
ご挨拶させていただけました。
(はい、この日の何度目かの
「紀子さん、持ってますね〜!」の
タイミングでした。)
お名刺の裏には、代表を務める複数の
団体名が記されていて、社長を息子さんに
お譲りになった後も、地元の名士としての
ご活躍のご様子が伺えました。
急なご挨拶にもニコニコと温かくお出迎え
くださる気さくさで、青山さんも私も
いっぺんにファンになりました!!
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この度の、ご訪問は、島田社長がご出張中で、
成田さんがご案内くださいました。
そんな栃木県最古の酒蔵の第一酒造さんの
酒蔵を隅から隅まで見せて下さった成田さん。
圧倒的な大きさの自社精米機にまずは驚きました。
精米機の周りには堆く積まれた米の袋、また袋!
機械の奥に回り込んでもまだ米袋が積み重なって
いました。
見学者にわかりやすいように、米糠を透明の瓶
に入れて、それぞれの色の違いがわかるように
なっていました。
お酒の種類や等級によって、磨かれ方が違うので、
米の酒造りには使わない部分、は糠、米粉用に
集められ、無駄になるものは一つもなく
商品になっている様子がよくわかりました。
お酒を布袋で絞っているところなど、貴重な
ところもちょうど見れるタイミングがあり
「ラッキー!」でした!
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成田さんは、私たちを誘って、敷地の奥に広がる
田んぼも見せてくださいました。
ちょうど、暗くなる前の夕暮れの時間。
栃木県産にこだわる第一酒造さんの自社の
米作りが、酒造りを通して、地元の産業を
ますます盛んにしようとしている企業方針
がよく示されていると感じました。
豊かな自然の恵みである水によって育まれる
上質の米を生かした酒造りは、伝統と
革新的な取り組みの共存の上に成り立って
いるのでしょう。
330年を超える歴史ある老舗が今も国内外で
高い評価を得ているのを体感できる
素晴らしいご案内でした!
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笑顔の素敵な成田さんは、島田会長と
同じでしたが、酒蔵でお会いした皆さん
全員が揃って明るく笑顔が素晴らしい
方達でした。
特別にツアーしてくださっている間に、
外に出てらした酒造りのプロの方達に
お話を伺える機会がありました。
建物の外からお酒を絞っているところを
見れたときに、遠目にも随分と若いと思った
「男の子」はなんと19歳!
自分のおじいさまより年齢が上(多分!)の
大先輩方に可愛がられながら伸び伸びと
お仕事をしているのがわかり話が弾みました。
創業家3代に渡ってお仕事している第一酒造の
生き字引きのような先輩の体を労わりながら、
一から・・ゼロから酒造りを教わっていること
へのリスペクトが伝わってきました。
途中、背丈と力が必要な作業があって
19歳の彼が別の大先輩に呼ばれて建物の中に
入っていく時も「はいは〜い!」と、明るく
きびきび動いていて、自然体のチームワークの
良さを感じました。
自分で決めて酒造りにやってきたまだ10代の
若手と生き字引きの大先輩のお話を聞かせて
いただける時が今後あると良いなぁと思います!!
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第一酒造さんは、ビヤガーデンならぬ
6〜7月の
「冷やガーデン」
(ウェブ予約80人限定)
を毎年6〜7月に開催しています。
そのために日本に戻ってきたいと思った
秋の屋内での特別のイベントの
「酒蔵茶屋」
(電話予約20人限定)
は、あっという間に売り切れてしまうため、
非常に参加予約が難しく、電話が繋がるか
どうかは、「運頼み」!予約開始の当日は
電話が鳴り止まないそうです。
素晴らしい環境で日本酒を楽しむイベントを
手がけていらっしゃる第一酒造さん!
参加できた方は私にもどんな様子だったか
教えていただけると嬉しいです!
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ショップでは、試飲もさせていただき
ました!
可愛いとちまるくんやさのまるくんの
イラストのカップ酒、表彰、受賞された
お酒などがずらっと並ぶ店内は圧巻です!
伺った時が11月下旬だったので
12月18日が申し込み締切日の大人気の
「大晦日しぼり」
のご案内が出ていました!
12月31日の未明に搾り、即、瓶詰めを行い、
出荷され、元日に日本各地のご自宅に
届けられる大晦日しぼり。
(場所により2日の場合もあります。)
大晦日に搾れるように逆算しての酒造りと
現代の配送システムがなくてはできないもの。
今後、「新年のスタートを「大晦日しぼり」で
始めたい」、「季節のお酒や定番のお酒を
知りたい」時はオンラインショップをどうぞ。
展示会、演奏会、集会開催にも使える
ぎゃらりー酒造楽は、江戸時代の米蔵
(文化庁登録有形文化財)を改築したもので
午前10:00~午後4:30までのご利用できます。
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第一酒造
〒327-0031 栃木県佐野市田島町488
電話 0283-22-0001
メールアドレス info@sakekaika.co.jp
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