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乳がん記録 #24 病理検査の結果


術後の病理検査の結果

2023年7月14日。待ちに待った病理検査の結果を聞きに病院へ。
色んな覚悟を決めて、祈るような気持ちで診察を待った。

病理検査の結果は、まず、浸潤癌のサイズは最大1.6cm。あともう一つ、0.5cmくらいのものもあり合計2つ。
1.6cmの腫瘍は、一番最初に検診のエコーで見つかったもの。サイズはエコーやMRIで見た時より少し大きかった。
0.5cmの腫瘍は、術前MRIで見つかったもの。こちらはMRIで見た時と同じサイズだった。
他に、非浸潤癌が全部で3つ。MRIで点々と写っていた小さいものは非浸潤癌だったのだ。
というわけで、やっぱり全摘で正解だったとのことでホッとする。
リンパ節への転移はゼロとのことで、ステージ1が確定。

サブタイプについても、術前の検査通り「ルミナールAタイプ」だった。
エストロゲンレセプター、プロゲステロンレセプターいずれも80〜90%の陽性。
HER2レセプターは陰性。
Ki67は10%。
核グレードは術前検査では1だったのが2に上がった。

今後の治療

病理検査の結果は術前と変わらなかったため、予定していた通り、今後の治療は「放射線治療なし」「抗がん剤なし」で、ホルモン治療のみとなった。
部分切除だったら放射線治療は必須だっただろうと思う。

ホルモン剤の種類はタモキシフェンで1日1回の服用を5〜10年継続。
先生は、「5年で大丈夫だと思います」とは言っていたが、自分の中では、核グレードが上がったことで、5年じゃなく10年かなあ、と思った。
まあ、5年たってから考えればいっか。
(タモキシフェンの副作用についてはまた追々)

そして、今後の治療は、この病院を紹介してくれた、最初に乳がん検査に行ったクリニックで継続することになる。
定期検診もこのクリニックで、エコー検査は半年に1度、マンモグラフィー(右は全摘したので左のみ)と採血は年に1度実施することになる。
乳がんだけでなく、更年期や子宮癌、皮膚の悩みにも対応している女性専用クリニックなので色んな相談が出来そう。

というわけで、お世話になった乳腺外科の主治医とはこの日でお別れ。
退院を指折り数えていた時期、部屋に様子を見に来ては「退屈そうですね え」と笑っていた先生。
人見知りっぽい先生で、だいぶ打ち解けたな〜と思っていたところなのでちょっと寂しい。
「なんか寂しいです」と言うと、
「そうですね〜。また何かあればいつでも来てください。でも、2度と合わないのが一番ですけどね」
と。確かに。

もう2度とここに来なくて済むよう、これからはホルモン治療をきちんとして、再発しない生活を心がけて行こう。



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