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乳がん記録 #05 針生検結果


針生検の結果

2023年4月17日。針生検の約10日後、結果を聞きにM病院へ。
結果は「浸潤性乳管癌」。いわゆる乳がんだった。

要再検査通知が来てから1ヶ月ちょっと。最悪の想定もしていたため、衝撃は殆どなかった。
その後の先生の詳しい説明も、特に動揺せず、自分でも驚くほど冷静に聞くことができた。

まず、ステージは1。腫瘍の大きさは1.1cm程度。
エコー検査によるリンパ節の転移なし。
サブタイプは「ルミナールA」。エストロゲンレセプター、プロゲステロンレセプター、どちらも強めの陽性で、HER2レセプターは陰性。Ki67は10%未満。核グレードは1(低)。
日本人に一番多い、乳がんでも最も予後の良いタイプだった。
検査結果を待つ間、自分なりに乳がんについて調べる中、「悪性でもせめてルミナールAで、核グレードが低いといいな」と思っていたので、検査結果を全て聞いたときはむしろホッとした。

この後、CTで転移の有無を調べ、MRIで乳管内の進展を調べてから最終的な治療方針が決まるが、恐らくは、
「部分切除」→「放射線治療(状況による)」→「ホルモン治療」
という標準治療になるだろう、とのことだった。

手術の予約

さて、ここまで来たらもう手術するしかない。
ここで診察結果や治療方針に疑問があったり、病院や先生に不満がある場合はセカンドオピニオンを選択することになるのだろうが、私の場合は、ごく平凡な乳がんで治療も標準治療であること、病院も先生も今のところ信頼できているので、この病院にお願いすることにした。

以前、医療関係者の姉から「ちゃんと目を見て、体を触って診察してくれて、話し安い先生がいいよ」と言われていたが、いまの先生はちゃんと触診もしてくれたし、説明も丁寧で、こちらの質問にもわかりやすく答えてくれるし、良い先生だな、という印象。
もう一つの決め手は、これまで「長時間待たされる」ということが殆どなかったこと。せっかちの私にはちょうど良かった。

手術日は先生がすでに仮押さえをしてくれていて、6/9に決定。
2ヶ月近くあるが、この状態で2ヶ月程度で急に癌が進行する可能性はほぼないので安心してください、とのことだった。
まあ、どこの病院でもこのくらいは待つんだろうし、仕方がない。

診察後は、入院前の血液検査とレントゲン検査を行い、CTとMRIの予約を取って終了。
仕事で付き添えなかった夫にLINEで結果を伝える時だけ、少し心が痛んだ。

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