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スタッフのお互いさまエピソードを笑顔で語る社長に釘付け ペイ・フォワード記事Vol. 67



ケーキ屋さんのショーケースのごとくお互いさまチケット感動エピソードがずらり


2024月10月25日にお互いさまの街ふくしまで開催された「お互いさまチケット研修会」。そこでは、元モスフードサービス専務取締役田村茂さんからの基調講演の他、既にお互いさまチケットを導入しているBLTカフェ(お互いさまチケット発祥の地!)と、農家ピザくまのグラッチェ(以下、グラッチェ)によるお互いさまチケットにまつわる感動体験のシェアが行われました。

ホスピタリティ感性で育てるお互いさまの街 ペイ・フォワード記事 Vol.62Noriko.C.O.

先日BLTカフェの一條りかさんのトークについての記事を書きました。

お互いさまの街ふくしまの代名詞BLTカフェが世界に運ぶエネルギー ペイ・フォワード記事Vol.63Noriko.C.O.

今回はグラッチェの社長の鈴木さんのトークをご紹介します。

グラッチェでのチケット導入が始まったのは一年ほど前。ラッキーにもその開所式に去年参加させていただき美味しいピザを食べてきました。


あの日から、先日の研修会までの一年間、グラッチェではどんな感動エピソードがあったのか私もトークを聞くのを楽しみにしていました。

感動ポイント①心の交流を目で見えるようにしている!


グラッチェでは、お互いさまチケットの贈り手さんと受け取り手さんの心の交流が深まるように、スタッフの皆さんの工夫がされています。

それは、お互いさまチケットを贈る方と使う方が書いてくださるメッセージカードを、一枚の大きな紙に貼って、お互いの想いが通じていることをぱっと見て分かるようにしてくれる掲示物です。

研修会当日には実物をお持ちいただき、会場の皆さんも見ることができました。お互いさまチケットは贈り手の片想いではなく、受け手に届いて両想いになっていることがじんわりと伝わってきました。

この掲示物は誰から指示されたわけでもなく、スタッフさんが自分たちで考えて作ったものだそうです。これをみて、先日私の職場で行われた文化祭を思い出しました。

私の勤務する高校は来年で100年の歴史に幕を下ろします。そこで最後の文化祭の記念として生徒たちがモザイクアートを作っていました。縦横5センチの正方形に色を塗り、それを大きな紙に貼り付けて大きな絵を創り出すモザイクアート。クラスによって生徒の人数が違うので、生徒が少ないクラスは特に苦労をしながら時間をかけて作っていました。出来上がったときは喜びひとしおでした。

何事も手間暇をかけるほど、想い入れが強くなり、出来上がった時も達成感がありませんか?グラッチェの掲示物からは、「この掲示物を通してお客様同士が心の交流をしてほしい!」というスタッフのみなさんの願いが滲み出ています。手作りの掲示物だからこそ、スタッフさんの想いが乗っているという感じがします。

しかもグラッチェの掲示物は、「育てていく」タイプのものですよね。お互いさまチケットを贈ってくださる方や受け取ってくださる方がいればいるほど、メッセージが増えていき、この愛の循環が大きくなっていくのが一目瞭然!一人では為し得ないことを皆で作り上げていくことは、大きな感動に繋がりますよね。皆さんもこのハートの掲示物の一員になってみてくださいね。 

グラッチェの掲示物を囲んで研修会参加者の笑顔がはじけます

感動ポイント②お客様にとっていいアイディアはどんどん取り入れる!そして社長が率先して実行する!

上の写真の左側に、写真がたくさん貼ってある掲示物が映っています。これは、グラッチェで食事をした方の記念撮影をしたもので、想い出に写真を貼っているものだそうです。今では手書きのコメントがたくさんのこの掲示物も、始めたばかりの頃は写真だけが貼ってあったのだとか。

鈴木社長「写真だけだと寂しいからメッセージを書いてみたら?」

スタッフ「じゃあ、まず社長が書いてみてください!」

鈴木社長「それもそうだね」

ということで、社長が最初のメッセージを書いて、それ以降写真が増えるたびに温かいメッセージも増えていきました。お客様に喜んでもらうにはどうしたらいいか日頃からどんどんアイディアを出して早速形にしていく。そのアイディアと実践が卓球のラリーのようにポンポンとリズミカルに続いていくと心地よいですね。
こんなに賑やかで温かみのある掲示物なら、食事に行くたびに読んでみたくなりませんか?大きな紙にたくさんの笑顔が並んでいるのを見ると、皆が大きな家族みたいです。

感動ポイント③想いが溢れすぎてうまく話せないスタッフさんたち

鈴木さんのトークの中に、グラッチェで働く二人のスタッフさんのビデオレターがありました。お互いさまチケットを導入してみてどうですか?というような質問に答えている内容です。
鈴木さんいわく、この二人は接客のスペシャリストで、それはそれは熱い想いの持ち主だそうです。

「それがビデオを撮るとなると緊張してしまっていつものように話せていない!是非店舗に会いに行ってみてください、この人たちは色んなことを話してくれますから」と鈴木さん。

きっと伝えたいことが多すぎて口元で渋滞してしまったのかしら?お互いさまチケットを通した贈り手と受け手のどちらにも会えるのはスタッフさんだけ。その立場を最大限に楽しんでいらっしゃる幸せなスタッフさんたちとピザを食べながら語らいたいです。

感動ポイント④スタッフさんの愛ある行動を笑顔で見守る鈴木社長

ある日お父さんが二人の子どもを連れてご来店されたそうです。お母さんが仕事のため、お父さんが二人の子どもにご飯を食べさせることになりてんやわんや。それを見ていたスタッフさんが、お子さんの一人を抱っこして「お父さん、どうぞゆっくり召し上がってください!」と言ったそうです。

そんな出来事があったと知った社長は「抱っこしている間の接客はどうなってるの!?」と言いながら、スタッフさんの想いを汲み取ってあげているそうです。

私も子どもがいるので分かるのですが、せっかく美味しいご飯を目の前にしても、子どもが何かこぼさないかとか、全部食べてくれるかとか、そういうことが気になって自分の食事の味なんて覚えていないこともあるんですよね。

そんなスタッフさんの対応に私は拍手喝采です!私だったら絶対また家族全員で来店することでしょう。

まさに、先義後利。先に相手を大切にすることで、何か他の形でよいことが返ってきます、ね。

感動ポイント⑤ 喜ばせ合戦

お互いさまチケット研修会の翌日、基調講演をしてくださった田村さんが鈴木さんのレストランで研修をするために訪問するとこんなサプライズが用意してありました!

チョコペンでここまで再現!感激ですね

「田村さんはどんなことをしたら喜んでくれるだろう?」と、笑ってくれる姿をイメージしながら色んなサプライズのアイディアを考えるのでしょうね。

人の喜びが自分の喜び。心底そう思っているからこそ、サプライズする側もされる側もこの笑顔なんですね!

感動ポイント⑥スタッフの様子を語る鈴木社長の笑顔

もはや「笑顔」は、無敵のアイテム!研修会に参加してくれた友人に感想を聞いてみると、なるほど!というメッセージが返ってきました。

「鈴木さんがスタッフのことを話している時の笑顔が素敵すぎて、鈴木さんの会社について調べてみました」

この方の心を動かした鈴木さんの笑顔も、笑顔が素敵だからと人柄に惹かれてその方の会社について調べるその行動力もなんて素晴らしいのでしょう。田村さんの言う、笑いで人の心を温かめる「笑エネ(しょうえね)」が発動したようです。

鈴木さんは会社のことは詳しく説明しなかったのに、その笑顔を見た人に自分で会社について調べてもらうとは。超能力のようですが、誰にでもその可能性はあるということですね。言葉が頭に働きかける以上に、笑顔は心に染み込みます!

あなたの喜びが私の喜び それを後押しする人にも笑顔

グラッチェにまつわる感動ポイントはどれもこれも、相手を喜ばせようとする純粋な想いと、人を喜ばせようとする姿勢を温かく見守る人の笑顔に関係していました。

お互いさまチケットの基本的な立場は

お互いさまチケットを贈る人
受け取る人
繋ぐ人

の3つです。そこからちょっとだけ視点を変えると

贈る人に情報を伝える人
受け取る人に情報を伝える人
繋ぐ人を応援する人

という立場もあります。

一度お互いさまチケットを贈ってみて楽しかったから友だちを連れてきました、とか

お互いさまチケットを多くの人に利用してもらいたいので、テレビや新聞、ラジオ、SNSを紹介します!とか

お互いさまチケットの取り組みに共感するのでお互いさまチケット研修会で講演をしますよ、とか。

そしてまたその人を応援したり繋いだりする人が現れて。

こんな風に、お互いさまチケットには無数の人が関係しあっています。どんな立場で関わる人も、やらせられている、ではなくて、心からやりたくてそうしている、という心地よい繋がりです。

この記事を読んでくださったあなたともこのような素敵なご縁をいただきありがとうございます。これからも喜びと笑顔で繋がるご縁でありますように。


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