世界に羽ばたくタイヤ屋さんSunpower ペイ•フォワード記事Vol.28
お互いさまの街ふくしまで始まった世界初の取り組み
サンパワーWORLD GARAGEさんはどんなお店?
お互いさまの街福島には世界初の取り組みをした面白い企業さんがあります。それが福島市に店舗を構えるタイヤ屋さん、サンパワーWORLD GARAGE福島鎌田店さんです。まだまだ使える中古タイヤや新古タイヤ(いわゆる型落ち)を低価格で提供しています。当初は、日本の基準では使えなくなったけれどもまだ十分使えるタイヤなどを海外輸出するのがメインでした。現在では国内でも中古・新古タイヤの販売を拡大しています。
「中古・新古タイヤ」=持続可能な取り組み?!
実は大手のタイヤメーカーでは、毎年新しいモデルを販売するために、前年度の在庫は穴を開けて破棄してしまうという現状があるそうです。品質をプロに確認してもらった上で新古タイヤを低価格で購入できるのは、SDGsの観点からも日本国内の経済状況の観点からも世相にあっているといえるのではないでしょうか。
次の新聞記事にも「中古」のイメージを変えたい、という内容が書いてあります。読んでみてくださいね。
お互いさまチケットで○○○交換
さて、一体何が世界初かといいますと、なんと、お互いさまチケットでタイヤ交換ができるのです!
「この日からお互いさまチケット解禁!」という日に取材させていただきました。(2023年2月13日)まずはその時の動画を見てください。部長の高倉さんと店長のテンジンさん、スタッフのディシュニカさんから詳しく説明をしてもらっています。
雪国では普通タイヤと冬タイヤの履き替えは必須!年に2回、4本のタイヤを替えるとなると結構な金額になってしまいます。そんな時に使ってほしいと、このお互いさまチケットを導入してくださいました。
その日は雪で寒い日でしたが、ある意味タイヤ交換が必要でお互いさまチケット利用日和!?福島市にまた新たなお互いさまスポットが増えるということで温かい気持ちになりました。
取り組みをスタートさせたことは、サンパワーさんのブログでも紹介されていました。
地域の新聞にも取り上げてもらっていましたよ。
スタッフの理解はお客様の理解のために
このお店では、ペイ•フォワードチケットの使い方をとても分かりやすくポスターにして掲示されています。心を込めて作られたということがよく伝わってきます。
お客さんに「お互いさま」のコンセプトやなぜこの取り組みを始めたのか、どうやって使うのかを伝えたいという気持ちの表れですね。スタッフさんが理解を深めているからこそ、このように分かりやすく丁寧なポスターを作ることができたのでしょうね。
いろんな場面でお互いさまチケット
タイヤ交換にもお互いさまチケットを使えるなんて、面白い発想ですね!飲食店以外にも適応できるのがお互いさまチケットのいいところ。実は現在福島市には、ヘアサロンや花屋さん、子どもの緊急サポートなど多種多様な場所でお互いさまチケットを導入していただいています。
もしご自身の取り組みにもお互いさまチケットを取り入れたいと考えていらっしゃる方は、是非以下の導入店舗・企業をご参考にされてくださいね。
一年後のお互いさまチケット
お互いさまスポット巡りの拠点の一つに
あの日の取材から一年経ってどうなっているのか気になります。先日名古屋市からお互いさまのまち福島の見学をしにきてくださった方をこちらに案内して最新情報を聞くことができました。
この写真を見てもらうと分かる通り、コルクボードは、お互いさまチケットを使った方からのコメントカードでいっぱいになっていました!タイヤ交換が必要な時期にたくさんチケットを使ってもらったそうです。次回は雪解けしたらまたチケットの出番がやってきます!
繁忙期も地域の方を楽しませるイベントを
サンパワーさんは地域の方を笑顔にするための取り組みを積極的に行っています。店内にかけられていたカレンダーには2022年のクリスマスに行われたイベントの様子が。これはコミュニティフリッジひまわりという、無人子ども食堂にて行われたイベントにサンパワーさんの職員さんがサンタさんとしてプレゼントを提供した時の様子です。
コミュニティフリッジひまわりについては以下の記事をご覧ください。
そして2023年のクリスマスは、サンパワーさんのガレージでイベントを開催されました。子どものためにクリスマスプレゼントを配ったりサンタさんと記念撮影できるブースもあったりで、温かいおもてなしを受けました。私も子どもと参加し楽しませていただきました。
多様性のある職場の実現のために
そんなサンパワーさんが大事にされているのは、多様性のある職場の実現だそうです。障がい者の方も、外国出身の方も、いろんな方が同じ目的に向かって働ける環境を整えていらっしゃるそうです。
福島から広がれ!国際的な恩送り
福島鎌田店で働いていらっしゃるブータン出身のテンジンさんは、いつかお国に帰ったらタイヤのお仕事を続けたいといいます。それは、サンパワーさんが、外国人社員が帰国しても仕事を続けられるようにと想いを寄せてくれているからだそうです。
テンジンさんがブータンでタイヤの仕事で人々を幸せにする、それはまさしく恩送りですね。いつかブータンでもお互いさまチケット、お願いします!
Sunpower is flying to the world
世界に羽ばたくサンパワー、の横断幕とともに。
過去の記事の中にもサンパワーさんが出てきます。どうぞご覧くださいね。