「おたがいさま」と「クルジャサマ」恩贈り記事Vol.90
福島にボランティアをしに来たハムザに、お互いさまの街を余すことなく案内したい!というチームふくしま半田さんのご厚意によりナイトツアー開催。その最中にハムザが放った一言が衝撃で、「なるほど!」と目から鱗が落ちました。
ハムザ、お互いさまの街の本丸へ
お互いさまの街ふくしまの心臓ともいえるのがBLTカフェ。お互いさまチケットを考案したハグさんがオーナーだったカフェです。
キッチンカーとなったBLTカフェは、今でもお互いさまの街ふくしまの恩贈りの根っことして活躍してくれています。
ハムザとハグさんとのツーショット!実はここはハグさんが考案したもう一つの取り組みを見ることができます。
市民の無料無人コンビニへようこそ
それは、24時間営業のコンビニの横でこれまた休まず開いているみんなの食糧庫です。この木箱に隠されたストーリーをハムザにも伝えました。
https://note.com/noriko_c_o/n/nd3574bdffd2a%0A%0A
その間に半田さんはお隣のコンビニでたくさんのスナックの大袋を購入。
「ハムザ、はいこれ。ハグさんが生前好きだったスナック。この木箱の中に入れてね。」
ハムザにもお互いさまの街流寄付をみんなの食糧庫で体験してもらいました。
OTAGAISAMAはKERJASAMA
さて、この緑の木箱の後ろのピンクの壁に書かれた文字を見てハムザが一言。
本当だ!そうだ!なんで今まで気付かなかったんだろう!
クルジャサマとはマレーシアのマレー語で、「協力する」という意味です。クルジャが働く、サマは一緒に。ハムザはOTAGAISAMAとローマ字で書いてあるのを見て、KERJASAMAの語尾のSAMAが同じだということで、もしかして同じ意味なのかと予想したようです。
そう言われてみると、お互いさまの精神と、一緒に物事を成し遂げようとするクルジャサマの精神は似たところがあります。
ハムザのおかげでマレーシアと日本の精神的な繋がりを発見できました。大好きなマレーシアとの共通点を見つけられて、心が安らぎました。
後日談ですが、ハムザがみんなの食糧庫の前で撮った写真を他のマレーシア人に送ったら、その人も「OTAGAISAMAって、KERJASAMAのこと?」と聞いてきました。
OTAGAISAMAの文字を見たら協力することをイメージできるなんて、この言葉が国際共通語になるのも夢じゃないな。と思えたのでした。
奉仕させていただきありがとう
ハムザはみんなの食糧庫を去る時に「神様、奉仕をさせていただける場所に導いてくださりありがとうございました」とお祈りしていました。
日頃から誰かの笑顔のために活動しているハムザにとって、奉仕できることそのものが幸福の種なのですね。こういう精神の持ち主に、お互いさまの街はどんなことを感じてもらったのでしょうか。これから繰り広げられるハムザのクルジャサマの活動が氣になります!
お互いさまのハンバーガーショップのはしご
ハムザはモスバーガーでもお互いさまチケットを購入して寄付してきました。
日本でもマレーシアでも、困った時はお互いさまという精神はあるけれど、それが薄れていることもあるから、こういう仕組みが人の心の中の優しさを引き出しているんだよ、と説明すると、それはマレーシアでも同じだよ、と言っていました。これはまた奥深いので次回たっぷりと書かせていただきますね。