見出し画像

「想い」を巡る福島旅~恩贈り記事Vol.73


マレーシアボランティアの先輩と巡る「お互いさまの街ふくしま」

前回の記事で、青年海外協力隊としてマレーシアでボランティア活動経験のある人たちが、「ふくしまとマレーシアの繋がりを感じるイベント」にご参加いただいたことを書きました。

https://note.com/noriko_c_o/n/n0e1d2dd36d6e%E4%BB%8A%E5%9B%9E%E3%81%AF%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%BF%8C%E6%97%A5%E3%81%AE%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%B1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

今回はその翌日のお話です。せっかく遠くから福島まで来ていただいたのだから、いい想いをして帰っていただきたい!

東京オリンピックでも話題になった「お・も・て・な・し」の精神で、マレーシアボランティアの先輩である平賀さんに「お互いさまの街ふくしま」を堪能していただきました。

お互いさまスポットその1 モスバーガー

最初に向かったのはモスバーガーです。福島県内14店舗でお互いさまチケットを導入してくださっています。

福島県内14カ所のモスで幸せ巡りモス!ペイフォワード記事Vol.51Noriko.C.O.

店内に入るとすぐにお互いさまチケットが貼ってあるボードがお客様をお出迎え。お互いさまチケットを初めて目にする平賀さんに、使い方を説明しました。平賀さんは一枚購入され、次の誰かのためにメッセージを書いてくださいましたよ。

どのチケットを買おうかな
こちらを贈りたいです!

「埼玉からの愛です♥大好きなモスチキンをあなたに♥」という心温まるメッセージ。自分が好きな物で、誰かが幸せになってくれたらハッピーですよね!



お互いさまスポットその2 HAPPY HAPPY CURRY

そのモスバーガーから程近くのHAPPY HAPPY CURRYは、お互いさまスポット巡りをする時には外せないお店です!なんせ、店長さんがとってもお互いさまチケットを大切にお客様と交流されているので、店長とお客様から、ハピカレ愛とお互いさまチケット愛がにじみ出ているからです。

ハッピーなカレー屋さん、ますますハッピーになれるアイテム導入! ペイフォワード記事Vol.13Noriko.C.O.

なんとこの日も、店長は出勤日ではなかったにも関わらずたまたまお会いして丁寧にチケットの説明をしてくださいました。

熱心に説明してくれるので質問もたくさん出ます


「Pay It Forward お互いさまの街ふくしま」と書いてあるノートは、お客様からの喜びの声でふくれ上がっていました。

お互いさまスポットその3 コミュニティフリッジひまわり

地元で子ども食堂とも関わりのある平賀さんに、コミュニティフリッジを見学いただきました。この場所を運営するNPO法人チームふくしまの代表理事半田さんから、この場所があることで救われたいのちがあるということをお話しいただきました。

コミュニティフリッジで直接の支援を可能に ペイフォワード記事Vol.10Noriko.C.O.


お互いさまスポットその4 モスバーガーのはしごでランチタイム

ランチタイムになったのでもう一軒のモスバーガーに伺い、今度は利用する場面も見ていただきました。子どもが使えるチケットなので、子どもがどれを食べたいか写真を見て選びます。好きな物を食べられるので嬉しそう。


字を覚えたてのお姉ちゃんが、お礼の手紙も書きました。そして、次の人のためにチケットも送らせていただきました。

感謝のメッセージを読むと、心が温かくなります。


お互いさまスポットその5 子ども食堂んだよねぇ

福島の朝を温かい心とおなかで迎えさせてくれる貴重な子ども食堂、「んだよねぇ」。夕方や休日に開催されることも多い子ども食堂の中で、朝にオープンしてくれるとても貴重な存在です。この日は特別に開けてくださり、お互いさまチケットを見学させていただきました。

朝から心温まる居場所 子ども食堂「んだよねぇ」ペイ・フォワード記事Vol.33Noriko.C.O.

お互いさまスポットその6  ぼんさいやあべ

世界各国にファンをもつぼんさいやあべさんの盆栽。私の知り合いが福島に旅行するとなると、チームふくしまの代表理事半田さんに頼んで様々な場所に連れて行っていただきます。この日も平賀さんをこちらに連れて行っていただきました。

お互いさまの街ふくしまはおもてなしの街 ペイ・フォワード記事Vol.35Noriko.C.O.

あべさんから盆栽の説明を受けます


浄楽園にも足を伸ばしました
紅葉のきれいな時期でした

「任地訪問」のような『想い』を巡るひととき

平賀さんにお互いさまの街ふくしまツアーはいかがでしたか、とメッセージしたらこのようなお返事をいただきました。このメッセージを読んで、青年海外協力隊の経験者だからこそ持っている感性だなぁ、と感心しました。

隊員時代の「任地訪問」を思い出させてくれるひとときでした。
『想い』が色々詰まっていることがそこここで感じられました。

青年海外協力隊は、世界中のあらゆる場所に派遣されます。「任地訪問」というのは、同じく青年海外協力隊として派遣されている仲間がいる場所を訪問させてもらうことです。自分が派遣されている場所には特別な思い入れがあります。

いつもこの場所で仕事をしている
いつもこの同僚と話をしている
この場所にはこんなエピソードがある

などと、どこを見渡しても想い入れがいっぱいの場所や人があふれます。それだけ、日頃のボランティア活動を熱心にしているからです。そんな場所に、遠くから友人が訪問してくれるとなったら、俄然はりきってしまいます。

どこに連れて行こう?
誰にひきあわせよう?
どんな体験をしてもらう?

自分がその場所を好きなのと同じように、いい想いをしてもらいたいとおもうはずです。きっと平賀さんもボランティア時代にいろんな場所に任地訪問したり、自分が住んでいたところを案内したりしたのだと思います。

その時のことを想い出した、という一言で私ははっとしました。

大切な自分の居場所を他の人に伝えたいというこの感情は、その土地の生活で自分が地元の方に支えてもらったからこそ感じるものです。

「マレーシアや福島からもらった恩を贈ることができたのかな?」

私が大好きなマレーシアと大好きな福島との繋がりを感じてもらう今回の企画。平賀さんには、福島の人々の『想い』や福島を大好きな私や半田さんの『想い』を受け取っていただいたことと信じています。

そうそう、平賀さんが福島を発つときに乗った新幹線の写真のプレゼントをいただきました。皆さんも、夢があふれる人生を!

娘が喜びそうなラプンツェルのラッピング新幹線
夢の世界へ連れて行ってくれそうなわくわくする新幹線です


いいなと思ったら応援しよう!