恩贈りの権化からの贈り物で心温まる感動体験〜恩贈り記事Vol.70
小さな変化に気付いた方はいるかしら
ペイ・フォワード、恩贈り、お互いさまの街について書いてきたこの記事も今回で70本目を迎えました。それで記念として、副題を「ペイ・フォワード記事」から「恩贈り記事」に変えてみました!ペイ・フォワードというカタカナ言葉もかっこいいけど、やっぱり日本古来の恩送り、という響きに馴染みがあります。それに、単に恩を次の人に「送る」だけではなく、心のこもったプレゼント、というメッセージ性を込めたいので、「恩贈り」という表現を広めたい!ということで「恩贈り」という造語を毎回記事の冒頭で書くことにしました。これからもどうぞお付き合いください。
どこを切っても恩贈りの笑顔が見える金太郎飴みたいな志賀内泰弘さん
10月26日、お互いさまチケットを考案した故吉成洋拍さん(通称ハグさん)の誕生日に開かれたお互いさまチケット研修会。実はその懇親会の参加者さんに志賀内泰弘さんが作成された壁掛けカレンダーを贈らせていただきました。志賀内泰弘はベストセラー作家であり、日本における恩贈りの伝道師でもあります。
じーんとしたり、クスッとしたり、最後にはなんだか生きる希望が湧いてくるような書籍をたくさん世に送り出していらっしゃる志賀内さん。ビジネスの世界で役立つ恩贈り、喜ばせ合いの精神を小説仕立てで書かれた『「いいこと」を引き寄せるギブ&ギブの法則』という本は私のお氣に入りです。
その志賀内さんがよくおっしゃっているのが、バスクリンの法則や客家の法則です。
バスクリンの法則とは、湯船にバスクリンを入れて自分の方にかき寄せようとするとするりと逃げていくけれど、湯船の奥の方にお湯を流すと自分に返ってくるというもの。バスクリン=恩・こころ・感謝の氣持ちだということはすぐに察しが付きますよね。
そして、客家の法則については、以前に志賀内さんとの奇跡的な出逢いについて書かせていただいたこちらの記事の後半に載っていますのでごらんくださいね。
客家の法則については志賀内さんの公式HPでより詳しく読むことができます。
上記のリンクを開くと「『恩送り』プロジェクト~思いやりとお金をぐるぐる回して日本をグッグッと立て直そう~」というページをご覧いただけます。
このHPのすごいところは、コーナーがたくさんあり、そのほとんどが志賀内さんご本人のことではなく、素敵な人・心意気・場所・社会貢献のことを話題にされていることです。つまりは世の中をよくするエネルギーが溢れ出ている情報が盛りだくさん、ってことですね!
恩送りプロジェクトもしかり、世の中の喜びが自分の喜び!ということをまさに体現していらっしゃる志賀内さん。その志賀内さんが作られたカレンダーは、前向きに生きるために背中を押してくれるメッセージに毎日出会える日めくり式です。恩贈りの権化・志賀内さんにこのカレンダーをたくさんいただいたので、それをお互いさまチケット懇談会の参加者さんに恩贈りさせていただきたいと思い立ったわけです。
20人を幸せにさせられたから自分はもっとハッピー
この懇親会といえば、ご自分は参加しないのに次世代を担う大学生に参加してほしいということで参加費をそっと主催者に託された方が現れた、まさに恩贈りを象徴する会でした。
さて、会も盛り上がってきたところで席替えタイム。そのタイミングに合わせて、お互いさまチケットの基調講演をしてくださった田村さんとじゃんけん大会。田村さんとあいこを出した人がカレンダーをもらえ、かつ、田村さんの近くに座れるというゲームです。ありがたいことに志賀内さんからたくさんのカレンダーをいただいていたので、参加者のほとんどの方にカレンダーが手渡された時のこと。
あと一冊。で
もじゃんけんに残っている方がお二人。
それが上の記事にも出てくる大学生と、研修会でも体験談をご紹介いただいた鈴木さんでした。
さて、このお二人を目の前にして、たった一冊のカレンダーを手にした私は「最後の一冊は若者に、ですかね?」と一言。鈴木さんはいつもの素敵な笑顔で「いいですよ!」と快諾していただきました。これで手元にあった20冊ほどの日めくりカレンダーは全て参加者さんに手渡されました。
会が終わりに近づいた頃、鈴木さんとお話しできるタイミングがあったので声をかけさせていただきました。「さっきはカレンダーを若者に譲っていただいてありがとうございました。」その返答がさすが鈴木さんです。
この一言にぐっときました。きっと鈴木さんは日頃から、誰かの幸せが自分の幸せ、どれだけ多くの方に幸せになってもらえたかが自分の幸せに比例する、という発想で生きていらっしゃるのだろうと思います。
恩贈りの権化の志賀内泰弘から贈っていただいた日めくりカレンダーで、こんなに幸せな結末が待っていたなんて。
あぁ、恩贈りの感覚を大切に生きていてよかったな。
このご縁の繋がりに、心から感謝しています。どのご縁が欠けていてもなしえなかったこの幸せの循環。ありがとうございます。