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くるくる巡るお互いさまの想い ペイ・フォワード記事Vol.44

ともだち・カワン・コミュニティとしてついにお互いさまチケット始動!

マレーシア人と立ち上げた『違うって楽しい!』と思える居場所をつくる市民団体

私は2015年から2017年まで、青年海外協力隊としてマレーシアでボランティア活動をしていました。実はそのときの経験が元でペイ・フォワードの理念を広めようという氣持ちになったのです。私の恩送りの原点回帰の記事はこちらです。

そして、帰国してから、現地で知り合ったマレーシア人とともだち・カワン・コミュニティという団体を立ち上げました。違うって楽しい!と思え、自分が自分らしくいることで自分も周りもハッピーになれる居場所作りをしています。日頃からカワン(マレー語でともだち)として心の交流をすることで、何かあったら助け合うというコミュニティを作っています。まさしく日頃ともだち・カワン・コミュニティが目指していることは、お互いさまの街と同じ方向性なのです。



にじいろマルシェにブース出展

7月7日の七夕の日に、宮城県川崎町で「にじいろマルシェ&魂輝く世界の鼓動を感じよう!アフリカンライブ」という多様性を謳歌するイベントが開催されました。私も個人的に実行委員として関わらせていただきました。そして、ともだち・カワン・コミュニティもにじいろマルシェにブースを出させていただきました。

ともだち・カワン・コミュニティとして初のお互いさまチケット!

日頃から私は、お互いさまの街を広げる活動をしていて、ともだち・カワン・コミュニティとしてもお互いさまチケットを支援しています。今回機が熟してようやくともだち・カワン・コミュニティとしても、お互いさまチケットをブースで導入することができました!これでブースに来てくださった方に、お互いさまチケットについて説明できるし実体験してもらえる!と、イベントが始まる前からワクワクです。

ブースには、ともだち・カワン・コミュニティが大切にしているコンセプト『心の交流』がぎゅっと詰め込まれたたくさんのグッズが並びました。
写真右から
くるくるレインボー
マレーシア人手作りスリングバッグ・キーホルダー
お互いさまチケット(ミニかご右手)
マレーシア人直伝くるくるブレスレット(ミニかご左手)
コマの絵付け体験
和んぴ(浴衣のアップサイクルワンピース)
です。

くるくるレインボーはともだち・カワン・コミュニティの虹色の理念にぴったり

ブースをひときわ明るく照らしてくれているのが、くるくるレインボーです。くるくるレインボーは、東京都在住の梅本春枝さんの考案による癒やしのおもちゃです。

実はくるくるレインボーは、ともだち・カワン・コミュニティの想いをよく表しているので、いつもブースを出すときには販売させていただいています。虹色のテープでできたシャボン玉のようなおもちゃを手にはさんで回したり、ふったり、ひねったりすることで、様々な表情を見せてくれます。それを見ながら「この形何に見える?」などと会話を楽しみます。時に、思いもよらなかったものを口にする子どもたちがいてはっとさせられます。
「これ何に見える?」には、正解はありません。
私たちはくるくるレインボーのように、一人ひとり違う色を持つ、虹色に輝く存在です。一人ひとり違う色だから、お隣の色を引き立てることができるし、自ら輝くことができます。そして、違う色から作り出されるものには正解がなく、なんで合っても美しい造形物です。このように、くるくるレインボーはともだち・カワン・コミュニティの理念を具現化してくれているのです。
そして、これは東日本大震災で被害が大きかった福島の人たちによって広められています。当時たくさんの支援をいただいたことへの「恩贈り」として、福島から全国に元氣を!と、発信しているのです。「恩贈り」のアイテムを並べて、お互いさまチケットを開始できたことに、私は感謝の氣持ちで一杯でした。

コマの絵付けに秘められた想い

この日はコマの絵付けワークショップも行いました。実はこれにも「恩贈り」の要素が隠されています。実はこのコマは、東日本大震災の際に東北の子どもたちを元氣づけようと鳥取県の木工所、梨の木工房さんから贈られた物です。今年は元旦から能登半島震災が起き、現地の方はつらい一年の始まりとなりました。東日本大震災を経験した私たちにできることは、あのとき応援してくださった皆さんに恩贈りすること。そこで、今回のこまの絵付けワークショップやくるくるレインボー販売を通して、能登半島震災支援の寄付をさせていただこうと考えました。
ブースではお客様にその想いもお伝えしました。お互いさまチケットを通した会場内での愛の循環と、震災復興と関連するものの販売による寄付で希望の循環とを実現することができました。

お互いさまチケットってなに?

先日、お互いさまチケットについて伝える研修を先日させていただき、初めてお互いさまチケットを見た人になんと伝えればいいでしょうか?と考えるロールプレイングもしました。

では、今回のともだち・カワン・コミュニティに置くお互いさまチケットをなんと説明しようか?と私自身じっくり考える機会となりました。今回私が作った説明書きはこのようなものになりました。

おたがいさまチケット
あなたの幸せな氣持ちを次の誰かに贈りませんか?受け取りたい方は、いちにちにいちど味わってくださいね♥

ともだち・カワン・コミュニティ初めてのお互いさまチケット

この説明書きとお互いさまチケットのボードを、ブースの一番目立つところに置きました。
すると、ブースの設置が終わりイベントの開始を待っている時間に、二人の女性がお見えになりました。お互いさまチケットに興味をもってくださっている様子だったので、説明させていただきました。

「自分が幸せだな、と感じたら、その幸せを他の誰かにプレゼントするためのチケットなんです。」

と説明すると、「へ~面白い!初めて聞いた~。」と感心し、なんとイベント開始前からチケットを一枚ご購入いただいたのです!これまで、お互いさまチケット導入店の方の感動エピソードを聞いて感動していた私ですが、実際にお互いさまチケットをともだち・カワン・コミュニティのブースで取り入れて早速心温まる経験をさせていただきました。こうやって私自身の心の充電も満たされていくのだな~とじんわり感じました。
あまりに嬉しくて、最初のチケットが貼ってあるお互いさまチケットのボードを写真に収めました。(上の写真)これがともだち・カワン・コミュニティの記念すべき一枚目のお互いさまチケット、恩贈りによる愛の連鎖の始まりの瞬間です!

小学生も恩贈りと恩受け取り

この日の出店者さんたちは、同じ想いを共有して集まった方たちだったので、実は恩送りや、困ったときはお互いさま、のような発想を根底にお持ちの方々でした。
それで、来てくださるお客様もこのような「恩贈り」に興味を持ってくださったり、共感してくださる方が多かったのではないかと思います。

いつも笑いヨガやハートソングでご一緒している友人が家族連れで遊びに来てくれました。そして、お互いさまチケットの話をすると共感してくださり、一枚贈ってくださいました。

そして、マレーシア人直伝のくるくるブレスレットをご購入する際に、記念すべき最初のチケットを受け取ってくださったのです。会場内で愛が循環していましたよ~

イベントの司会の方たちがブースでどんなことをしているのかインタビューに来てくれました。そこで、お互いさまチケットも取り入れています、と宣伝したところ、「さっき放送でお互いさまチケットって言っていたね。」と興味を示してくださった方もいらしゃいました。この日のともだち・カワン・コミュニティのブースでは、13年前の東日本大震災について振り返りせながら、能登半島震災の被災者の方へ思いを馳せる、優しさ溢れる空氣が流れていました。

来年も、また会いましょう!

にじいろマルシェでお客様もスタッフたちも心豊かになり、その後のアフリカンライブも大いに盛り上がりました。
ケニア在住36年で、キベラスラムで孤児や貧困の子どもを救済し、マゴゾスクールを運営する早川千晶さん(中央)
ケニアのドゥルマ民族の長老に師事したミュージシャンの大西匡哉さん(左)
ケニアダンスのダンサー、カワラちゃん(右)

このお三方のおかげで、魂が解放され、お互いがきらめく時間となりました。また来年お呼びします!ね、実行委員長!

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